3月16日、宮崎県小林市で第2回小林市長距離記録会が行われ、5000mで高校歴代2位の13分28秒78を持つ折田壮太(須磨学園高・兵庫)が3000mで8分00秒13の高校歴代4位の好タイムをマークした。
4月から青学大に入学する折田は1週間前に陸上部寮へ入寮。他の新1年生らとともに、熊本県水上村での合宿に参加している。
レースでは5000m13分34秒20を持つ飯田翔大(出水中央高・鹿児島)や全国高校駅伝2年連続3位に貢献した小河原陽琉(八千代松陰高・千葉)ら春からチームメイトになる同学年だけでなく、今年1月の箱根駅伝Vメンバーの若林宏樹、塩出翔太など青学大の主力級や、OBの吉田祐也(GMOインターネットグループ)も出場。そうそうたるメンバーが揃うなか、終盤で持ち前のスピードをいかして抜け出すと、8分06秒87の2着に入った小河原に6秒以上の差をつけてトップでフィニッシュした。
3着には塩出が8分07秒43で続き、8分07秒48で4着安島莉玖(大垣日大高・岐阜)までが8分10秒切り。吉田が8分15秒47、飯田が8分15秒50、若林は8分15秒94と僅差で続いている。
折田は5000mで昨年のインターハイ日本人トップ(5位)、国体少年A優勝といった実績を持ち、12月の全国高校駅伝では1区区間賞と、2023年高校ナンバーワンのランナーとして活躍。昨年9月の日体大長距離競技会5000mで13分28秒78と高校歴代2位のタイムを出していた。
新年度の青学大には折田や飯田をはじめ、3000m障害で活躍した黒田然(玉野光南高・岡山)、遠藤大成(佐久長聖高・長野)など有力な選手が多数入学。箱根駅伝連覇、学生三大駅伝制覇に向け、早くもルーキーたちが躍動している。
男子3000m高校歴代10傑
7.50.81 佐藤圭汰(洛南3京都) 2021.11.21 7.58.18 吉岡大翔(佐久長聖3+長野) 2023. 3.25 7.59.18 遠藤日向(学法石川3福島) 2016.10.16 8.00.13 折田壮太(須磨学園3+長野) 2024. 3.16 8.01.26 鈴木琉胤(八千代松陰1千葉) 2022.10.10 8.02.52 永原颯磨(佐久長聖3長野) 2023. 6. 4 8.03.16 谷本昂士郎(大牟田3福岡) 2023. 7. 1 8.04.46 池間凛斗(小林3宮崎) 2023. 7. 1 8.04.86 大野聖登(秋田工3+秋田) 2023. 3.24 8.04.99 大森龍之介(佐野日大3栃木) 2016. 9.17男子3000m U20歴代10傑
7.48.07 三浦龍司(順大2) 2021. 6.12 7.50.81 佐藤圭汰(洛南高3京都) 2021.11.21 7.54.79 遠藤日向(住友電工) 2017. 7. 9 7.57.58 大野龍二(旭化成) 2004. 6.26 7.58.18 吉岡大翔(佐久長聖高3+長野) 2023. 3.25 7.58.26 石原翔太郎(東海大1+) 2021. 3.28 7.59.49 甲木康博(東洋大1) 2021. 7. 3 8.00.13 折田壮太(須磨学園高3+長野) 2024. 3.16 8.01.26 鈴木琉胤(八千代松陰高1千葉)2022.10.10 8.01.29 白井勇佑(東京国際大2) 2022. 4. 2小林市長距離記録会成績(2024年3月16日)
3000m6組 折田壮太(須磨学園高3) 8分00秒13 小河原陽琉(八千代松陰高3) 8分06秒87 塩出翔太(青学大2) 8分07秒43 安島莉玖(大垣日大高3) 8分07秒48 白石光星(青学大3) 8分12秒15 平松享祐(青学大1) 8分12秒95 吉田祐也(GMOインターネットグループ) 8分15秒47 飯田翔大(出水中央高3) 8分15秒50 若林宏樹(青学大3) 8分15秒94 植村真登(いわき秀英高3) 8分21秒54 佐藤有一(青学大2) 8分22秒50 鳥井健太(青学大1) 8分22秒59 片山宗哉(青学大3) 8分24秒18 佐々木大輝(花咲徳栄高3) 8分24秒74 佐藤愛斗(小林高3) 8分25秒16 黒田然(玉野高南高3) 8分25秒43 熊井渓人(青学大1) 8分28秒35 橋本昊太(滋賀学園高3) 8分33秒23 皆渡星七(青学大2) 8分38秒02 浜川舜斗(青学大1) 8分39秒87 徳本陽(東農大二高3) 8分48秒07
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.03.28
-
2025.03.28
-
2025.03.28
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.25
-
2025.03.23
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.28
【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ
今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]
2025.03.28
【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦
FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]
2025.03.28
3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定
大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]
2025.03.28
資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」
旭化成は3月28日、所属選手である競歩の池田向希が受けたアンチ・ドーピング規則違反による4年間の資格停止処分について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に不服申し立てを行ったと発表した。 男子20km競歩で東京五輪銀メダリスト […]
2025.03.28
【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー
3月28日、東京都多摩市の国士大多摩陸上競技場で第7回国士大競技会が行われ、高校用規格の男子円盤投(1.75kg)において福宮佳潤(東京高1)が50m73をマークした。この記録は高校1年生の歴代ランキングで2位。高1で史 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報