2024.03.09
3月17日に行われる第48回全日本競歩能美大会のエントリーリストが発表されている。
この大会はパリ五輪代表選考会の一つ。選考の優先順位はすでに終えている日本選手権20km競歩だが、今大会も重要なレースとなる。
男子20km競歩は日本選手権で優勝した池田向希(旭化成)が代表に内定し、2・3位の濱西諒(サンベルクス)と古賀友太(大塚製薬)も派遣設定記録を突破したため、代表入りは濃厚。しかし、パリ五輪で初めて実施される男女混合競歩リレーの代表争い(※選考要項は未発表)を占う上でも外せない。
日本選手権上位3選手は出場しないが、同4位で35km競歩で世界選手権2大会連続メダル獲得の川野将虎(旭化成)がエントリー。ロングで世界トップウォーカーの一人だが、20kmにも対応して1時間17分59秒をマークした。派遣設定記録をクリアしながらトップ3に入れず涙に暮れたが、気持ちを切り替えて果敢に挑戦する。
21年東京五輪50km競歩代表で、世界選手権(17年ロンドン、23年ブダペスト)にも2度出場している丸尾知司(愛知製鋼)、アジア選手権金メダリストの村山裕太郎(富士通)がエントリーしている。
女子20km競歩には、35km競歩でブダペスト世界選手権入賞の園田世玲奈(NTN)や、ベテラン・渕瀬真寿美(建装工業)、熊谷菜美(関彰商事)らが登録した。女子は日本選手権で派遣設定記録(1時間28分30秒)を突破して優勝してパリ五輪内定の藤井菜々子(エディオン)のみ。そのため派遣設定記録をクリアして優勝すれば選考で優位に立つ。
第18回日本学生20km競歩も併催。男子は昨年の日本インカレ2位の吉川絢斗(東学大)や萬壽春輝(順大)、女子はアジア選手権代表の内藤未唯(神奈川大)、日本インカレ4位の石田さつき(武庫川女大)らがエントリーした。
全日本競歩能美大会は能美市営コース(往復1.0km)で行われ、男子は8時50分、女子は10時35分にスタートする。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.31
京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走
2025.03.31
NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.25
-
2025.03.26
-
2025.03.25
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.31
【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂!マラソン谷口が殊勲の金メダル
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.03.31
京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走
京セラの白井明衣が、3月23日に行われた鹿児島県実業団陸上競技記録会の女子3000mに出場。このレースをもって競技生活を引退することが公式Instagramで伝えられた。 白井は山口・中村女高を卒業後、2020年より京セ […]
2025.03.31
NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部
NDソフトは2024年度で大倉秀太、鈴木太基の2選手が退部すると発表した。 鈴木は愛知・豊川工高を経て大東大に進学。4年時には全日本大学駅伝で7区4位、箱根駅伝7区9位と3大駅伝に出走している。卒業後はラフィネで活動し、 […]
2025.03.31
ヤクルトの武田凜太郎と髙橋将也が現役引退 MGC出場の武田「ヤクルトのユニフォームで走れて幸せ」髙橋「応援に力が湧いた」
ヤクルトは3月31日、武田凜太郎と髙橋将也の現役引退を発表した。 武田は1994年生まれの30歳。千葉・野田一中から東京・早稲田実高に進み、高3時には都道府県対抗男子駅伝5区区間賞などの実績を残した。早大進学後は4年連続 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報