2024.02.28
2月26日、スポーツの各分野で活躍した個人・団体に贈られ、「スポーツ界のアカデミー賞」とも呼ばれる、第25回ローレウス世界スポーツ賞のノミネート選手が発表され、陸上界から男女合計5選手が選出された。
年間最優秀選手部門では、男子が短距離のノア・ライルズ(米国)と棒高跳のアルマンド・デュプランティス(スウェーデン)が候補に挙がっている。女子はノミネート選手6名のうち半数が陸上からの選出となっており、女子短距離のシェリカ・ジャクソン(ジャマイカ)とシャカリ・リチャードソン(米国)、女子中長距離のフェイス・キピエゴン(ケニア)がノミネートされている。
デュプランティスは世界記録の更新と2度目の世界選手権制覇、ライルズはウサイン・ボルト(ジャマイカ)以来の100m、200m、4×100mリレーでの世界選手権3冠が評価されている。女子もいずれもブダペスト世界選手権金メダリストで、ジャクソンは200mで世界歴代2位の好タイム。リチャードソンは自身初の国際大会決勝進出で100mを制し、4×100mリレーでも優勝している。キピエゴン1500mと5000mで世界選手権初の2冠を果たした。昨年にはこの二種目で世界記録を樹立した(5000mは後にG.ツェガイ/エチオピアが更新)。
また、ブレイクスルー・オブ・ザ・イヤー賞にはブダペスト世界選手権男子1500mで金メダルを獲得したジョシュ・カー(英国)、カムバック賞には女子七種競技ブダペストで2大会ぶりの金メダルを獲得したカタリナ・ジョンソン・トンプソン(英国)も候補となっている。
陸上界以外では年間最優秀男子選手にサッカーのリオネル・メッシ(アルゼンチン)、テニスのノヴァク・ジョコビッチ(セルビア)らがノミネートされている。
受賞者は4月22日にマドリード(スペイン)で発表される。
第25回ローレウス世界スポーツ賞の主なノミネート選手
・年間最優秀選手 <男子> ノヴァク・ジョコビッチ(テニス/セルビア) アルマンド・デュプランティス(陸上/スウェーデン) アーリング・ハーランド(サッカ―/ノルウェー) ノア・ライルズ(陸上/米国) リオネル・メッシ(サッカー/アルゼンチン) マックス・フェルスタッペン(F1/オランダ) <女子> アイタナ・ボンマティ(サッカー/スペイン) シェリカ・ジャクソン(陸上/ジャマイカ) フェイス・キピエゴン(陸上/ケニア) シャカリ・リチャードソン(陸上/米国) ミカエラ・シフリン(スキー/米国) イガ・シフィオンテク(テニス/ポーランド) ・年間最優秀成長選手 ジュード・ベリンガム(サッカー/英国) リンダ・カイセド(サッカー/コロンビア) ココ・ガウフ(テニス/米国) 覃海洋(競泳/中国) ジョシュ・カー(陸上/英国) サルマ・パラルエロ(サッカー/スペイン) ・年間最優秀復帰選手 シモーネ・バイルズ(体操/英国) セバスチャン・ハラー(サッカー/コートジボワール) カタリーナ・ジョンソン・トンプソン(陸上/英国) シャ・コリシ(ラグビー/南アフリカ) ジャマル・マレー(バスケットボール/カナダ) マルケタ・ボンドロウソワ(テニス/チェコ) ・年間最優秀障害者選手 シモーネ・バルラーム(水泳/イタリア) ダニーロ・チュファロフ(水泳/ウクライナ) ルカ・エクラー(陸上/ハンガリー) ディーデ・デ フロート(車いすテニス/オランダ) ニコール・マレー(サイクリング/オランダ) マーカス・レーム(陸上/ドイツ)
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.02.22
石井優吉がショートトラック800m1分46秒41の日本新!
2025.02.22
JMCランキング暫定1位の西山雄介がコンディション不良により欠場/大阪マラソン
2025.02.22
【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(花園高3) 61m59=一般規格高校歴代2位
-
2025.02.22
-
2025.02.22
-
2025.02.21
-
2025.02.21
2025.02.17
日本郵政グループ女子陸上部 「駅伝日本一」へのチームづくりとコンディショニング
2025.02.16
男子は須磨学園が逆転勝ち! 女子は全国Vの長野東が強さ見せる/西脇多可高校新人駅伝
-
2025.02.16
-
2025.02.16
-
2025.02.16
-
2025.02.16
-
2025.02.22
2025.02.02
【大会結果】第77回香川丸亀国際ハーフマラソン(2025年2月2日)
2025.02.02
大迫傑は1時間1分28秒でフィニッシュ 3月2日の東京マラソンに出場予定/丸亀ハーフ
-
2025.02.14
-
2025.02.09
-
2025.02.02
-
2025.01.26
-
2025.01.31
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.02.22
石井優吉がショートトラック800m1分46秒41の日本新!
2月21日、米国ペンシルベニア州カレッジステーションでペンシルベニア州立大の学内学内競技会が同校の室内競技場(1周200m)で行われ、男子800mで石井優吉(ペンシルベニア州立大)が1分46秒41のショートラック日本記録 […]
2025.02.22
JMCランキング暫定1位の西山雄介がコンディション不良により欠場/大阪マラソン
◇大阪マラソン2025(2月24日/大阪・大阪府庁前スタート・大阪城公園フィニッシュ) 大阪マラソンの主催者は2月22日、招待選手の西山雄介(トヨタ自動車)がコンディション不良により欠場することを発表した。 西山は22年 […]
2025.02.22
【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(花園高3) 61m59=一般規格高校歴代2位
2月22日、京都市の京産大総合グラウンド競技場で第11回京都陸協記録会が行われ、一般規格の男子ハンマー投でアツオビン・アンドリュウ(花園高3京都)が高校歴代2位となる61m59をマークした。 アツオビンは昨年のU20日本 […]
2025.02.22
円盤投・堤雄司が自己2番目の61m76でV 女子100mH青木益未は13秒04 福田翔太、郡菜々佳も優勝/WAコンチネンタルツアー
世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ブロンズラベルのインターナショナル・トラック・ミート2025が2月22日、ニュージーランドのクライストチャーチで行われ、男子円盤投で堤雄司(ALSOK群馬)が61m76のセカンドベス […]
2025.02.22
「インターハイでも勝ちたい」高校2年の栗村凌がU20男子を制す 女子は真柴愛里が貫禄/日本選手権クロカン
◇第40回U20日本選手権クロスカントリー(2月22日/福岡・海の中道海浜公園) U20日本選手権クロスカントリーが行われ、男子(8km)では栗村凌(学法石川高2福島)が23分20秒で優勝を果たした。 今年も全国から有力 […]
Latest Issue
最新号

2025年3月号 (2月14日発売)
別府大分毎日マラソン
落合 晃×久保 凛
太田智樹、葛西潤
追跡箱根駅伝&高校駅伝