記念すべき第100回目の箱根駅伝に出場した23チームの、出走全230人にアンケートを実施。出走したすべての選手たちの声を刻みます!
【アンケート項目】
(1)大会を終えての感想、コースの攻略法など
(2)今だから話せる裏話
(3)監督車からの声掛けで心の残ったもの
(4)4年生から後輩たちへ/来年度への意気込み
●中央学大
総合19位(往路18位、復路20位) 11時間07分26秒
監督:川崎勇二
1区 稲見峻(1年) 区間20位
(1)今の自分の力を最大限発揮することができましたが、それでも通用せず、勝負する走りではなく粘るだけの走りとなり力の差を感じました。六郷橋のあたりがきつくて、集団の力を借りるのがポイントだと思います。チームにも勢いをつけることができなかったので、来年リベンジできるよう努力します。
(2)神奈川大学の大後監督からの声かけに驚きましたがうれしかったです。
(3)「ピッチを上げろ」。1秒でも早くタスキを渡せるように頑張ろうと思いました。
(4)来年は自分がチームに良い流れを作ります。
2区 吉田礼志(3年) 区間14位
(1)個人としてもチームとしてもまだまだ力が足りない。弱いと感じました。残り1kmがきつくて、筋力をしっかりつけたいです。
(2)――
(3)「頼んだぞ」と言われた時はエースっていう認識が改めてできました
(4)来年はシード権獲得
3区 伊藤秀虎(4年) 区間21位
(1)どんな状況でもシード権獲得圏内で走れる状況を作り出し、チームに勢いを与える区間だと思っていたのでその役割をしっかり果たしたかったですが、序盤のゆったりした流れのまま最後まで行ってしまい、後悔、反省の残る走りとなりました。後半の平地がきつかったですが、後半を考えて前半に攻めた走りができないとダメだと感じたので、攻略としては最初から突っ込んで走ることだと思います。チームとしてもシード権獲得できなかったのみならず、繰り上げになってしまうなど、チームの力をまったく引き出せなかったなと思います。
(2)2区の礼志がタスキを渡す時に「おつかれ!」や「まかせろ!」など何かしら声をかけようと思っていたのですが、緊張のあまり忘れて無言で走っていってしまいました。
(3)「お前の力はそんなものじゃないだろ!」自分の力を信じて送り出してくれていたことが伝わったから
(4)無責任なお願いになるかもしれないですが、来年度こそは箱根だけでなく、全日本でもシード権獲得、それよりも上を目指せる力を持ってるので上位で走ってもらいたいです。
4区 黒岩勇禅(2年) 区間6位
(1)目立つ失敗や細かな失敗が多いレースとなってしまいましたが、初めてのあこがれの舞台でのレースは苦しかったことよりも楽しく走れたと思っています。15km手前で肺がしまるような感覚に陥りましたが、父の給水で落ち着き再び走り出すことができました。チームの結果はアクシデントがあり、大きく下がってしまいましたが、自信のある区間でも改善点が多くあったので、次回の箱根駅伝予選会や本戦では失敗のないようなパフォーマンスができるように鍛錬していきたいです。
(2)レース後のお昼ご飯は王将に行きました。
(3)最初の襷渡しで出遅れてしまった時の監督の声とラスト3kmを切った時の声です。前者は自分の失敗してしまったという反省として、後者は自分の走り方を知っていてくれたといううれしさです。
(4)次回は過去の自分に負けないような走りができるように精進します。
5区 柴田大輝(3年) 区間16位
(1)個人としてはシード権内まで1分30秒程度で、復路組に向けても少しでも上りで差を縮めて走りました。宮ノ下のところまでで20秒差を縮め順調に走っていましたが、そこから身体が動かなくなり思うように走れませんでした。小涌園からさらに気温が低下と同時に雨も強くなり過酷でした。攻略法は麓は暖かくとも頂上付近は5度以上の気温差があるため、想像以上の防寒対策が必要だと思います。チームとしても目標としてたシード権獲得とは遠いものとなり悔しい結果となりました。
(2)5区を走りましたが、実は上りは苦手なほうで、合宿などでもチーム内でも起伏練習で後方で走っていましたが、上りのトライアルで一番タイムが良かったので5区に入りました。
(3)下りに入ってからうまく走りを切り替えられず、「頭から思い切って突っ込め」と言われ、一気に東海大学さんまで追いつけました。
(4)来年度は4年間の集大成。シード権獲得を目標に5区も含め、全区間で走れるようなオールマイティーな選手になります。
6区 小松裕大朗(2年) 区間16位
(1)個人としては最初からきつくて、自分のところでシード権までタイムを縮める役割でしたが、練習より遅くなってしまい情けない走りとなってしまいました。コースすべてがきつかったですが、最初の5kmの上りとラスト3kmの切り替えがポイントだと思います。チーム全体的にうまく調子を合わせることができていなかったと感じました。
(2)最初の入りの1kmでかなりきつく感じたこと
(3)「想定よりだいぶ遅いぞ。お前もうあとはないぞ」シンプルにこの二言だけで、いつも通りの監督だなーと感じたからです。
(4)また来年6区でやり返したいです。シード権も獲得したいです。
7区 工藤巧夢(3年) 区間12位
(1)まずまずの結果だったと思います。12~15kmあたりがきつかったので、10km以降の走り方がポイントだと思います。
(2)――
(3)「国学院大学、協力して走るよー」
(4)シード権内でゴールします
8区 黒谷優(2年) 区間16位
(1)初の箱根駅伝を走り、とても沿道の声援が大きく楽しかったですが、中盤になってきつくなって、個人として粘る走りができず悔しかったです。15kmからの遊行寺でかなりきつくなりペースを落としてしまいました。攻略していくためにはもう少し前半に余裕を持っていき、遊行寺で力を使い過ぎないようにするべきだと思いました。チームとしても19位と目標としいた順位と程遠い結果となり力の差をとても感じました。
(2)元旦に地元が地震の影響で被害を受けて、周りからも心配されたのですが少しでも元気を届けようと思いで走ることができました。
(3)「新潟の人も見てるぞ、頑張っていくぞ」より気持ちが増しました。
(4)来年こそチームでシード権獲得するために、チーム力を高めていき、個人としては9区を走りチームに貢献する走りができるように練習を積んでいきます。今回の悔しさを晴らす走りができるよう取り組んでいきます。
9区 近田陽路(2年) 区間23位
(1)7kmにある坂田坂がきつくて、姿勢が崩れそうになったけど体幹で安定させることができました。ただ、力を出し切ることができなかったです。その結果チームにも貢献することができずに終わってしまいました。
(2)めっちゃ緊張しました
(3)「いいペースだよ」と言われてリラックスすることができた。
(4)箱根駅伝の悔しさを糧に今後も頑張っていきたいと思います。
10区 飯塚達也(4年) 区間12位
(1)繰り上げスタートという想定外のスタートとなり動揺も少しありましたが、その分切り替えて個人の走りに集中しました。監督からも最後だから悔いなく走れとのレース前に電話で指示があり、積極的に走れたのでレース反省点はもちろんありますが悔いのない走りはできました。10区はまったく沿道の応援が途切れず、とても楽しかったですが、ラスト3kmは風と寒さと疲労できつかったです。
(2)中央学院のOBで中学校の先輩でもある方に付き添いをしてもらいました。5歳も離れていますが、とても仲の良い先輩なのでレース前もリラックスして準備ができました。また、中学校の顧問の先生に連絡したらとても喜んでました。
(3)「4年間最後だ!」「苦しめ!苦しむことを楽しむんだ!」ラスト3kmでの監督から言われたこの声かけで、しっかりきつい中でも頑張ることができました。
(4)エースの吉田礼志を中心に能力が高い選手はたくさんいて、伸び代も十分あるので、まだまだこのチームは強くなれると思います。来年はシード権獲得はもちろん、5位以内を目指してほしいと思います!
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