記念すべき第100回目の箱根駅伝に出場した23チームの、出走全230人にアンケートを実施。出走したすべての選手たちの声を刻みます!
【アンケート項目】
(1)大会を終えての感想、コースの攻略法など
(2)今だから話せる裏話
(3)監督車からの声掛けで心の残ったもの
(4)4年生から後輩たちへ/来年度への意気込み
●早大
総合7位(往路5位、復路10位) 10時間56分40秒
監督:花田勝彦
1区 間瀬田純平(2年) 区間12位
(1)上位争いに絡めず、流れを作れず、悔しい結果になりました。六郷橋がきつかったので、そこまでに余裕をもつことがポイントです。
(2)1月1日に朝早く起きて神社にお参りに行ったこと。
(3)「慌てずに前との差を詰めていこう」。第2集団から溢れてしまい、焦ってしまいそうになった時に声をかけてもらい、粘ることができました。
(4)来年は目立てるように頑張ります。
2区 山口智規(2年) 区間4位
(1)自分の走りには正直、自身も驚いています。チームは粘りのレースになりましたが、しっかりとシードが取れて良かったです。2区の攻略法は、権太坂の下りをうまく走ることです。
(2)ずっと緊張していました。
(3)「ワセダッワセダッ」ラスト300mの本当にしんどいところでリズムに乗せてくれました。
(4)来年度は学生トップ、日本トップとしっかり勝負できるように頑張ります。
3区 辻文哉(4年) 区間7位
(1)個人・チームともに出せる力は出せた駅伝でした。遊行寺の下りは周りのリズムに合わせました。
(2)花田さんに3区での目標を初めて聞かれた時に「62分40秒は切りたい」と答えていました(実際は62分39秒)。
(3「(ラスト3kmで)強気で行っていいよ」仕掛ける勇気をもらえたから。
(4)優勝してね~。
4区 石塚陽士(3年) 区間13位
(1)何もすることができず、ただただ耐えるだけのレースになってしまいました。さまざまな面でチームメイトに本当に救われたと思います。小田原に入ってからの緩やかな上り坂がきついので、酒匂橋からの下り坂でリラックスした走りにしておくことがポイントです。
(2)実は1週間前に軽い捻挫をしていたこと。
(3)ラスト3km地点ほどで校歌を歌ってきたこと。まったく予想していなく、衝撃でした。
(4)リベンジします。
5区 工藤慎作(1年) 区間6位
(1)出雲・全日本の反省から余裕を持って上っていたので、まだタイムを短縮できそうです。早稲田の山問題は解決できました。上りに入った4km以降ずっときつく、攻略法はまだありません。
(2)里崎智也さんとX(旧Twitter)で相互フォローになったこと。
(3)「皆が工藤の走りに感動してるよ!」出雲・全日本とチームの足を引っ張っていましたが、しっかり走れているという実感が湧いたから。
(4)来年度は山の名探偵がさらに進化します。
6区 栁本匡哉(4年) 区間20位
(1)個人としては情けない走りになってしまい、チームのみんなに助けられました。シードを残せたのは良かったです。6区は上りから下りに入る時の切り替えが大切。
(2)一斉スタートのチームが多くて焦りました。
(3)言われたことはうろ覚えですが、グッとくるものがありました。
(4)来年は優勝期待しています!!
7区 諸冨湧(3年) 区間14位
(1)個人では今の自分ができるベストな走りができました。チームとしては、直前に主力のアクシデントがあった中で、シード権をしっかりと獲得できたので良かったです。9km~16kmまでのアップダウン、序盤で突っ込み過ぎないように意識しました。
(2)前日の19時に出走が決まったこと。
(3)「競技生活最後の3分だよ!(ラスト1km地点)」ラストのきついところで踏ん張れたから。
(4)総合優勝目指して頑張れ。
8区 伊福陽太(3年) 区間5位
(1)チームの結果としてはやはり満足できるものではありません。個人としても区間5位で最低限まとめることはでき、復路の流れを戻すことはできたものの力不足は否めないです。やはり遊行寺の坂以降がきつく、後半にどれだけ足を残せるかがカギだと思います。
(2)最後にタスキを落としてしまったこと。
(3)同期で駅伝主務の相川からの掛け声。彼もまた最初は選手でしたが、途中から裏方で頑張ってくれており、後ろにいたのが心強かったです。
(4)来年こそ強い早稲田を見せることができるように頑張りたいと思います。
9区 菖蒲敦司(4年) 区間11位
(1)5位以内を狙っていましたが、それに届かなくて悔しいです。しかし、直前の体調不良がありながらも何とかシード権を取れたのは良かったです。8kmからの下りでいかにスピードに乗れるかがポイント。15km過ぎてからは気持ちで粘る。
(2)親指の爪が全部はげました。
(3)沿道の声援が大き過ぎて聞こえなかったです。
(4)来年俺を解説者席に座らせてくれ!
10区 菅野雄太(3年) 区間5位
(1)個人としては今後につながるレースになりました。チームとしては万全ではない中ではうまくまとまられたと思いますが、今大会を教訓としてさらに上位を目指したいと思います。中盤、新八ツ山橋前のやや長い上りは、少し前から上りにかけて余力をもっていき、下り始めてから切り替えて、再度良いリズムに乗れるといいと思います。
(2)大手町で待ってもらう側なのにもかかわらず、チームメイトには「大手町で待ってます!」と声をかけてからレースに向かいました。誰もツッコんでくれなかったです。
(3)「ここからは第3楽章、Allegroで行こう」→きつくなり始めた頃に付近で言われ、クスッときて口角が上がったことで少し余裕を取り戻せました。
(4)来年度は最終学年となるので、4年間で身につけたスキルや得た教訓をフル活用して、集大成として勝ちにこだわります。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2025.01.17
編集部コラム「年末年始の風物詩」
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.16
2025.01.12
【テキスト速報】第43回都道府県対抗女子駅伝
-
2025.01.14
-
2025.01.12
-
2025.01.15
2024.12.22
早大に鈴木琉胤、佐々木哲の都大路区間賞2人が来春入学!女子100mH谷中、松田ら推薦合格
-
2024.12.22
-
2024.12.30
-
2025.01.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.01.17
西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録
1月17日、西脇多可新人高校駅伝の実行委員会が、2月16日に行われる第17回大会の出場チームを発表した。 西脇多可新人高校駅伝は、兵庫県西脇市から多可町を結ぶ「北はりま田園ハーフマラソンコース(21.0795km)」で行 […]
2025.01.17
編集部コラム「年末年始の風物詩」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
2025.01.17
中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝
◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる […]
2025.01.17
栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表
日本陸連は2月1日から2日に行われる、日本選手権室内のエントリー状況と、併催の日本室内大阪のスタートリストを発表した。 日本選手権室内では12月にエントリーが発表されていた選手のうち、男子60mに出場予定だったパリ五輪代 […]
2025.01.17
東京世界陸上のチケット一般販売が1月31日からスタート!すでに23万枚が販売、新たな席種も追加
東京2025世界陸上財団は、今年9月に開催される東京世界選手権の観戦チケットの一般販売を1月31日(金)の18時から開始すると発表した。 昨夏に先行販売が始まり、年末年始にも特別販売を実施。すでに23万枚を販売し売れ行き […]
Latest Issue 最新号
2025年2月号 (1月14日発売)
駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝