HOME 国内

2024.01.31

桐生祥秀が60mで6秒53の室内日本新! WA室内ツアー・ゴールドで堂々のV 「世界室内、パリでも良い結果を残したい」
桐生祥秀が60mで6秒53の室内日本新! WA室内ツアー・ゴールドで堂々のV 「世界室内、パリでも良い結果を残したい」

桐生祥秀(日本生命)

1月30日、チェコのオストラヴァで世界陸連(WA)室内ツアー・ゴールドのチェコ室内が行われ、男子60mに出場した桐生祥秀(日本生命)が6秒53の室内日本新記録で優勝を飾った。従来の日本記録は19年に川上拓也(大阪ガス)、サニブラウン・アブデル・ハキーム(フロリダ大/現・東レ)がマークした6秒54。

桐生は22年の日本選手権以降に休養を取り、昨シーズンに復帰。5月の木南記念で10秒03をマークしたものの、続くセイコーゴールデングランプリで左脚の肉離れを起こして、6月の日本選手権は欠場していた。9月に戦列に復帰し、10月のアジア大会100mに出場したが準決勝敗退と、決して満足のいく結果を残すことはできなかった。

それでも、この冬シーズンは下半身を中心にフィジカル面を強化。走り方にも新たなものを追求してきたという。

24年の初試合となった今大会では予選で鋭い出足から6秒55と好タイムをマーク。約40分後に行われた決勝も抜群のスタートを見せ、200mで20秒02のドイツ記録を持つヨシュア・ハルトマンや、100mでU23欧州チャンピオンのヘンリク・ラーション(スウェーデン)を寄せつけなかった。

桐生はレース後のインタビューで「日本新記録には満足しているし、まだまだ速く走れると思う。世界室内やパリでも良い記録が出せるようにしたい」と話し、五輪イヤー開幕戦での好成績に手応えをつかんだ様子だった。

桐生にとっては17年に日本人として初めて100m9秒台を出した9秒98以来の日本記録更新。3月に行われる世界室内選手権(英国・グラスゴー)の標準記録(6秒58)も突破したことで、再び世界の舞台で戦える可能生が近づいてきた。

広告の下にコンテンツが続きます

サニブラウンは19年に6秒54を出した年に、100mで9秒97をマーク。桐生としても7年ぶりの9秒台、そして日本記録(9秒95)の更新に向けて、幸先の良いスタートとなった。

1月30日、チェコのオストラヴァで世界陸連(WA)室内ツアー・ゴールドのチェコ室内が行われ、男子60mに出場した桐生祥秀(日本生命)が6秒53の室内日本新記録で優勝を飾った。従来の日本記録は19年に川上拓也(大阪ガス)、サニブラウン・アブデル・ハキーム(フロリダ大/現・東レ)がマークした6秒54。 桐生は22年の日本選手権以降に休養を取り、昨シーズンに復帰。5月の木南記念で10秒03をマークしたものの、続くセイコーゴールデングランプリで左脚の肉離れを起こして、6月の日本選手権は欠場していた。9月に戦列に復帰し、10月のアジア大会100mに出場したが準決勝敗退と、決して満足のいく結果を残すことはできなかった。 それでも、この冬シーズンは下半身を中心にフィジカル面を強化。走り方にも新たなものを追求してきたという。 24年の初試合となった今大会では予選で鋭い出足から6秒55と好タイムをマーク。約40分後に行われた決勝も抜群のスタートを見せ、200mで20秒02のドイツ記録を持つヨシュア・ハルトマンや、100mでU23欧州チャンピオンのヘンリク・ラーション(スウェーデン)を寄せつけなかった。 桐生はレース後のインタビューで「日本新記録には満足しているし、まだまだ速く走れると思う。世界室内やパリでも良い記録が出せるようにしたい」と話し、五輪イヤー開幕戦での好成績に手応えをつかんだ様子だった。 桐生にとっては17年に日本人として初めて100m9秒台を出した9秒98以来の日本記録更新。3月に行われる世界室内選手権(英国・グラスゴー)の標準記録(6秒58)も突破したことで、再び世界の舞台で戦える可能生が近づいてきた。 サニブラウンは19年に6秒54を出した年に、100mで9秒97をマーク。桐生としても7年ぶりの9秒台、そして日本記録(9秒95)の更新に向けて、幸先の良いスタートとなった。

【動画】桐生が60mで室内日本新!チェコ室内のレースをチェック

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.28

【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ

今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]

NEWS 【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦

2025.03.28

【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦

FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]

NEWS 3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定

2025.03.28

3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定

大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]

NEWS 資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」

2025.03.28

資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」

旭化成は3月28日、所属選手である競歩の池田向希が受けたアンチ・ドーピング規則違反による4年間の資格停止処分について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に不服申し立てを行ったと発表した。 男子20km競歩で東京五輪銀メダリスト […]

NEWS 【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー

2025.03.28

【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー

3月28日、東京都多摩市の国士大多摩陸上競技場で第7回国士大競技会が行われ、高校用規格の男子円盤投(1.75kg)において福宮佳潤(東京高1)が50m73をマークした。この記録は高校1年生の歴代ランキングで2位。高1で史 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top