世界陸連(WA)のセバスチャン・コー会長が1月22日、東京都の小池百合子知事と面会し、開幕まで600日となった2025年の東京世界選手権(2025年9月13日~21日/東京・国立競技場)に向けてあらためて成功を誓った。
コー会長と小池都知事が顔を合わせるのは、昨年8月のブダペスト世界選手権以来。コー会長は「私たちは2025年に観客がいらっしゃるかたちでこの競技場に戻ってくるとお約束した。それが果たせることはこのうえなくうれしい」と語り、「これまで培ってきたレガシーや価値観を大切にしたい。大会が終わって振り返ったときに成功できたとしみじみと感じるようにしていきたい」と決意を述べた。
また、「2025年の会場はすでにインフラができあがっている。新しい施設を建設する必要はない。スタジアムが興奮に満ちた声援であふれることを望んでいる。大会は9日間。複雑の問題はあるが、開催まで600日を控え、これまでの知見や経験を総動員して準備に邁進したい。2025年の大会は日本や他国のアスリートが力を発揮でき、この素晴らしいスポーツの大会に新しいファンを集め、日本の技術を見せるようにしていきたい」と力を込めた。
小池都知事は「女性や環境に配慮しながら、新しい技術を活用しながら素晴らしい大会にしていきたい」とあいさつ。また、「都も東京世界陸上財団に人を送っている。WAや国とも連携しながら未来を示したい。WAと協力を重ねながら、大会の成功を必ず勝ち取りたい」と話した。
面会には、WAのジョン・リジョンCEOやダルトン・オデンダールCCOのほか、大会の運営組織である東京世界陸上財団の尾縣貢会長(日本陸連会長)も同席。尾縣会長は「陸上を持つ無限の力、夢や希望を感じてほしいと思っている。環境に配慮した東京らしさを出したり、未来を担う子どもたちを参画できるようにすることを考えている。世界選手権の新しい姿を見せていくことをあらためて決意した」と語った。
また、コー会長は1月1日に発生した石川・能登半島地震のお見舞いを伝え、「多くの人の命が失われ、人々が悲しんでいる。私たちの心は皆様とともにある。私たちにお助けできることがあれば、遠慮なく申してほしい」とした。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.02.22
石井優吉がショートトラック800m1分46秒41の日本新!
2025.02.22
JMCランキング暫定1位の西山雄介がコンディション不良により欠場/大阪マラソン
2025.02.22
【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(花園高3) 61m59=一般規格高校歴代2位
-
2025.02.22
-
2025.02.22
-
2025.02.21
-
2025.02.21
2025.02.17
日本郵政グループ女子陸上部 「駅伝日本一」へのチームづくりとコンディショニング
2025.02.16
男子は須磨学園が逆転勝ち! 女子は全国Vの長野東が強さ見せる/西脇多可高校新人駅伝
-
2025.02.16
-
2025.02.16
-
2025.02.16
-
2025.02.16
-
2025.02.22
2025.02.02
【大会結果】第77回香川丸亀国際ハーフマラソン(2025年2月2日)
2025.02.02
大迫傑は1時間1分28秒でフィニッシュ 3月2日の東京マラソンに出場予定/丸亀ハーフ
-
2025.02.14
-
2025.02.09
-
2025.02.02
-
2025.01.26
-
2025.01.31
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.02.22
石井優吉がショートトラック800m1分46秒41の日本新!
2月21日、米国ペンシルベニア州カレッジステーションでペンシルベニア州立大の学内学内競技会が同校の室内競技場(1周200m)で行われ、男子800mで石井優吉(ペンシルベニア州立大)が1分46秒41のショートラック日本記録 […]
2025.02.22
JMCランキング暫定1位の西山雄介がコンディション不良により欠場/大阪マラソン
◇大阪マラソン2025(2月24日/大阪・大阪府庁前スタート・大阪城公園フィニッシュ) 大阪マラソンの主催者は2月22日、招待選手の西山雄介(トヨタ自動車)がコンディション不良により欠場することを発表した。 西山は22年 […]
2025.02.22
【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(花園高3) 61m59=一般規格高校歴代2位
2月22日、京都市の京産大総合グラウンド競技場で第11回京都陸協記録会が行われ、一般規格の男子ハンマー投でアツオビン・アンドリュウ(花園高3京都)が高校歴代2位となる61m59をマークした。 アツオビンは昨年のU20日本 […]
2025.02.22
円盤投・堤雄司が自己2番目の61m76でV 女子100mH青木益未は13秒04 福田翔太、郡菜々佳も優勝/WAコンチネンタルツアー
世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ブロンズラベルのインターナショナル・トラック・ミート2025が2月22日、ニュージーランドのクライストチャーチで行われ、男子円盤投で堤雄司(ALSOK群馬)が61m76のセカンドベス […]
2025.02.22
「インターハイでも勝ちたい」高校2年の栗村凌がU20男子を制す 女子は真柴愛里が貫禄/日本選手権クロカン
◇第40回U20日本選手権クロスカントリー(2月22日/福岡・海の中道海浜公園) U20日本選手権クロスカントリーが行われ、男子(8km)では栗村凌(学法石川高2福島)が23分20秒で優勝を果たした。 今年も全国から有力 […]
Latest Issue
最新号

2025年3月号 (2月14日発売)
別府大分毎日マラソン
落合 晃×久保 凛
太田智樹、葛西潤
追跡箱根駅伝&高校駅伝