HOME 国内

2024.01.01

鈴木優花、一山麻緒、細田あい MGCトップ3がパリ五輪への思いやマラソン練習のポイントなどを語る
鈴木優花、一山麻緒、細田あい MGCトップ3がパリ五輪への思いやマラソン練習のポイントなどを語る

MGCトップ3となった鈴木優花、一山麻緒、細田あいの3人(ナイキ提供)

昨年10月15日に行われたパリ五輪マラソン代表選考会マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で、1、2位に入ってパリ五輪を決めた鈴木優花(第一生命グループ)、一山麻緒(資生堂)と、3位に入り五輪へ最も近い位置にいる細田あい(エディオン)の豪華トリオが銀座に集結した。

昨年12月8日にオープンした「NIKE GINZA」のオープニングイベントに3選手が登壇。一足早く店舗に足を踏み入れた。「NIKE GINZA」はランニングとコミュニティのための新拠点。都内でも有数のランニングコースの近くであり、スポーツを楽しむ人たちが気軽に立ち寄れる店舗となっている。

オシャレなディスプレイを目にし、鈴木は「商品の並び方もすごく素敵でワクワクします」と笑顔。一山は「カラーごとに商品が陳列しているのが銀座っぽいです」、細田も「トレーニングウエアも多くてカラフル」と印象を語る。

この日は抽選で選ばれたランナーと一緒に銀座周辺をランニング。シューズの履き分けにも触れた。

「長い距離の練習に重きを置いていますが、コンクリートを走ることも多いので、レース用のカーボンプレートを搭載したシューズなども足慣らしで使用したり、ペガサス ターボを履いたりして使い分けています」(鈴木)

「普段のジョグはなるべく柔らかいシューズがいいので、インフィニティ ランを履き、強度の高い時やレースの時はヴェイパーフライ 3をよく着用しています」(一山)

広告の下にコンテンツが続きます

「普段のジョグは、インフィニティ ランかペガサスを中心に履くことが多く、走り込みはペガサス ターボ、リカバリーやゆっくりのジョグはインヴィンシブル 3と、履き分けています」(細田)

厚底やカーボンなど、さまざまなシューズの進化があるなか、「足ばかり使うのではなく、体幹や上半身のトレーニングを取り入れています」と鈴木。そうして強化することで、よりシューズの反発を生かす走りが実現するという。

それぞれ、マラソン練習で大事にしていることについては、トップ選手らしく、「正しく身体を使えているかどうかが大切。正しい動きができていれば苦しい時でも進めます」(鈴木)、「タフさが大事。マラソントレーニングは期間も長くて精神的にも影響を受けやすいですが、目標を見失わないように気持ちをコントロールします」(一山)、「ジョグをしっかりこなして脚作りすること。練習で苦しんでおけば、試合が楽になります」(細田)と、それぞれ語る。

2024年はパリ五輪イヤー。すでに鈴木、一山は代表に内定している。初五輪に挑む鈴木は、「大きな目標は入賞。一番はあの急な上り、下りの坂道。あのタフなコースをどう制するかを考えていきたいです。パリが初のオリンピック出場となりますが、感じたことの無い雰囲気や景色を寧ろ楽しみ、支えて下さる皆さんへの感謝の思いを胸に、堂々とスタートラインに立ちたいです」と意気込みを語る。

東京五輪8位入賞の一山は「東京オリンピックより良い結果で終えたい。非常にタフなコースと聞いているので、上り坂の苦手意識をなくして、足を作ってスタートラインに立ちたいです」と強い決意をのぞかせた。

大阪、名古屋のMGCファイナルの結果次第で五輪が決まる細田。「ケガが多いので、まずはケガをせずに冬でしっかり走って脚作りをしたいです」と、トレーニングの継続を誓った。

3選手が訪れた「NIKE GINZA」(東京都中央区銀座3-2-15)は11時~21時まで営業。1階がランニングのアパレルとフットウエア、「NIKE RUNNER’S HUB」、2階がウィメンズとキッズ、3階がメンズのフロアになっている。

昨年10月15日に行われたパリ五輪マラソン代表選考会マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で、1、2位に入ってパリ五輪を決めた鈴木優花(第一生命グループ)、一山麻緒(資生堂)と、3位に入り五輪へ最も近い位置にいる細田あい(エディオン)の豪華トリオが銀座に集結した。 昨年12月8日にオープンした「NIKE GINZA」のオープニングイベントに3選手が登壇。一足早く店舗に足を踏み入れた。「NIKE GINZA」はランニングとコミュニティのための新拠点。都内でも有数のランニングコースの近くであり、スポーツを楽しむ人たちが気軽に立ち寄れる店舗となっている。 オシャレなディスプレイを目にし、鈴木は「商品の並び方もすごく素敵でワクワクします」と笑顔。一山は「カラーごとに商品が陳列しているのが銀座っぽいです」、細田も「トレーニングウエアも多くてカラフル」と印象を語る。 この日は抽選で選ばれたランナーと一緒に銀座周辺をランニング。シューズの履き分けにも触れた。 「長い距離の練習に重きを置いていますが、コンクリートを走ることも多いので、レース用のカーボンプレートを搭載したシューズなども足慣らしで使用したり、ペガサス ターボを履いたりして使い分けています」(鈴木) 「普段のジョグはなるべく柔らかいシューズがいいので、インフィニティ ランを履き、強度の高い時やレースの時はヴェイパーフライ 3をよく着用しています」(一山) 「普段のジョグは、インフィニティ ランかペガサスを中心に履くことが多く、走り込みはペガサス ターボ、リカバリーやゆっくりのジョグはインヴィンシブル 3と、履き分けています」(細田) 厚底やカーボンなど、さまざまなシューズの進化があるなか、「足ばかり使うのではなく、体幹や上半身のトレーニングを取り入れています」と鈴木。そうして強化することで、よりシューズの反発を生かす走りが実現するという。 それぞれ、マラソン練習で大事にしていることについては、トップ選手らしく、「正しく身体を使えているかどうかが大切。正しい動きができていれば苦しい時でも進めます」(鈴木)、「タフさが大事。マラソントレーニングは期間も長くて精神的にも影響を受けやすいですが、目標を見失わないように気持ちをコントロールします」(一山)、「ジョグをしっかりこなして脚作りすること。練習で苦しんでおけば、試合が楽になります」(細田)と、それぞれ語る。 2024年はパリ五輪イヤー。すでに鈴木、一山は代表に内定している。初五輪に挑む鈴木は、「大きな目標は入賞。一番はあの急な上り、下りの坂道。あのタフなコースをどう制するかを考えていきたいです。パリが初のオリンピック出場となりますが、感じたことの無い雰囲気や景色を寧ろ楽しみ、支えて下さる皆さんへの感謝の思いを胸に、堂々とスタートラインに立ちたいです」と意気込みを語る。 東京五輪8位入賞の一山は「東京オリンピックより良い結果で終えたい。非常にタフなコースと聞いているので、上り坂の苦手意識をなくして、足を作ってスタートラインに立ちたいです」と強い決意をのぞかせた。 大阪、名古屋のMGCファイナルの結果次第で五輪が決まる細田。「ケガが多いので、まずはケガをせずに冬でしっかり走って脚作りをしたいです」と、トレーニングの継続を誓った。 3選手が訪れた「NIKE GINZA」(東京都中央区銀座3-2-15)は11時~21時まで営業。1階がランニングのアパレルとフットウエア、「NIKE RUNNER’S HUB」、2階がウィメンズとキッズ、3階がメンズのフロアになっている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.02.22

三浦龍司が圧巻スパートで優勝 井川龍人は2年連続2位/日本選手権クロカン

◇第108回日本選手権クロスカントリー(2月22日/福岡・海の中道海浜公園) 来年1月の世界クロスカントリー選手権(米国・タラハシー)の代表選考を兼ねた第108回日本選手権クロスカントリーが行われ、男子(10km)はパリ […]

NEWS 【大会結果】第108回日本選手権クロスカントリー(2025年2月22日)

2025.02.22

【大会結果】第108回日本選手権クロスカントリー(2025年2月22日)

【大会結果】第108回日本選手権クロスカントリー(2025年2月22日/福岡・海の中道海浜公園) ●男子10km 1位 三浦龍司(SUBARU)   28分24秒 2位 井川龍人(旭化成)   28分25秒 3位 塩尻和 […]

NEWS 今年も福岡でクロカン日本一決定戦! 日本選手権&U20日本選手権クロカンに有力選手が多数出場

2025.02.22

今年も福岡でクロカン日本一決定戦! 日本選手権&U20日本選手権クロカンに有力選手が多数出場

第108回日本選手権クロスカントリー、第40回U20日本選手権クロスカントリーは今日2月22日、福岡・海の中道海浜公園の1周2kmのコースを舞台に行われる。 日本選手権は男子が10km、女子が8kmで争われ、男子にはパリ […]

NEWS 編集部コラム「奥が深い」

2025.02.21

編集部コラム「奥が深い」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS ひらまつ病院にニューイヤー駅伝3年連続出走の三田眞司が加入 「チームの最高順位に貢献」

2025.02.21

ひらまつ病院にニューイヤー駅伝3年連続出走の三田眞司が加入 「チームの最高順位に貢献」

ひらまつ病院は2月16日付で、サンベルクスに所属していた三田眞司が加入したと発表した。 29歳の三田は神奈川県出身。光明学園相模原高では3年時に全国都道府県対抗男子駅伝4区9位と力走。国士大では3年時に全日本大学駅伝で3 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年3月号 (2月14日発売)

2025年3月号 (2月14日発売)

別府大分毎日マラソン
落合 晃×久保 凛
太田智樹、葛西潤
追跡箱根駅伝&高校駅伝

page top