HOME 学生長距離

2023.12.15

【Playback箱根駅伝】第38回/中大が圧巻の史上2校目4連覇!雪の決戦も1区から一度もトップ譲らず
【Playback箱根駅伝】第38回/中大が圧巻の史上2校目4連覇!雪の決戦も1区から一度もトップ譲らず

第38回箱根駅伝/雪の残る5区をひた走る中大の中島

第38回箱根駅伝総合成績をチェック

●総合成績
1位 中大 12時間14分05秒
2位 明大 12時間26分13秒
3位 日体大 12時間33分57秒
4位 専大 12時間36分39秒
5位 日大 12時間36分40秒
6位 立教大 12時間39分40秒
7位 東農大 12時間41分42秒
8位 法大 12時間42分09秒
9位 東洋大 12時間44分11秒
10位 国士大 12時間51分11秒
11位 順大 12時間51分36秒
12位 早大 13時間03分25秒
13位 東教大 13時間05分50秒
14位 慶大 13時間10分45秒
15位 神奈川大 13時間14分07秒
●区間賞
1区 猿渡武嗣(中大) 1時間07分52秒
2区 岩下察男(中大) 1時間19分40秒
3区 井出亮司(東洋大) 1時間05分49秒
4区 渡辺苗史(日体大) 1時間08分41秒
5区 川畑理修(明大) 1時間28分47秒
6区 中村健司(中大) 1時間13分20秒
7区 小森照夫(日大) 1時間07分02秒
8区 星野勤(専大) 1時間06分10秒
9区 高倉久(日体大) 1時間21分52秒
10区 横溝三郎(中大) 1時間07分22秒

2024年に箱根駅伝は第100回大会を迎える。記念すべき100回に向けて、これまでの歴史を改めて振り返る『Playback箱根駅伝』を企画。第1回大会から第99回大会まで、大会の様子を刻んでいく。(所属などは当時のもの)

第38回(1962年/昭和37年) 中大の勢い止まらず!1区から独走で4連覇達成

第38回大会の往路は、10年ぶりに大雪に見舞われた雪中駅伝となった。 中大は1年生の猿渡武嗣を1区に起用すると、1時間7分52秒で区間賞を獲得してトップでタスキをつなぐ。2区はのちに64年東京五輪で5000m代表となる岩下察男。前年も同区間を担い区間4位だった岩下が、1時間19分40秒の区間賞で首位をキープした。 3区の山崎努、4区の南館正行と、後続の日大、法大を引き離す。山上りの5区を任されたのは中島輝雄。1年生ながら冷静な走りで雪の積もった箱根山中をひた走った。中大がトップを譲らず、6時間14分53秒で往路を制覇。2位の法大に3分45秒差をつけた。 法大は6時間18分38秒で往路2位。1931年(第12回大会)に往路優勝して以来の好成績となった。 前年3区で区間賞を獲得した中村健司が6区区間賞の快走。7区は明大が2位に浮上するも、区間2位で粘った千野武久(中大)との差は8分03秒にまで広がった。 8区の黒仁田幸雄も区間2位で後続との差を9分34秒差に広げ、アンカーで最後の箱根路となった横溝三郎は、1時間7分22秒で自身初の区間賞を獲得。中大は復路は5時間59分12秒で駆け抜け、2位の明大に12分08秒の大差をつけ、1区から首位独走の完全優勝で4連覇。総合では12時間14分05秒をマークした。 2位には復路を6時間04分50秒で走った明大、3位は9区で高倉久が区間賞を獲得した日体大が入った。往路2位の法大は復路12位で総合8位。早大は過去ワーストの12位となり、3年ぶりに出場した慶大は14位だった。 参考文献:箱根駅伝90回記念誌(関東学生連盟)

第38回箱根駅伝総合成績をチェック

●総合成績 1位 中大 12時間14分05秒 2位 明大 12時間26分13秒 3位 日体大 12時間33分57秒 4位 専大 12時間36分39秒 5位 日大 12時間36分40秒 6位 立教大 12時間39分40秒 7位 東農大 12時間41分42秒 8位 法大 12時間42分09秒 9位 東洋大 12時間44分11秒 10位 国士大 12時間51分11秒 11位 順大 12時間51分36秒 12位 早大 13時間03分25秒 13位 東教大 13時間05分50秒 14位 慶大 13時間10分45秒 15位 神奈川大 13時間14分07秒 ●区間賞 1区 猿渡武嗣(中大) 1時間07分52秒 2区 岩下察男(中大) 1時間19分40秒 3区 井出亮司(東洋大) 1時間05分49秒 4区 渡辺苗史(日体大) 1時間08分41秒 5区 川畑理修(明大) 1時間28分47秒 6区 中村健司(中大) 1時間13分20秒 7区 小森照夫(日大) 1時間07分02秒 8区 星野勤(専大) 1時間06分10秒 9区 高倉久(日体大) 1時間21分52秒 10区 横溝三郎(中大) 1時間07分22秒

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.02.23

「ラストはいい切れ味」三浦龍司が納得の優勝 2位井川龍人も5000m12分台へ手応え/日本選手権クロカン

◇第108回日本選手権クロスカントリー(2月22日/福岡・海の中道海浜公園) 26年1月の世界クロスカントリー選手権(米国・タラハシー)の代表選考を兼ねた第108回日本陸上競技選手権大会クロスカントリーが2月22日、福岡 […]

NEWS 石井優吉がショートトラック800m1分46秒41の日本新!

2025.02.22

石井優吉がショートトラック800m1分46秒41の日本新!

2月21日、米国ペンシルベニア州カレッジステーションでペンシルベニア州立大の学内学内競技会が同校の室内競技場(1周200m)で行われ、男子800mで石井優吉(ペンシルベニア州立大)が1分46秒41のショートラック日本記録 […]

NEWS JMCランキング暫定1位の西山雄介がコンディション不良により欠場/大阪マラソン

2025.02.22

JMCランキング暫定1位の西山雄介がコンディション不良により欠場/大阪マラソン

◇大阪マラソン2025(2月24日/大阪・大阪府庁前スタート・大阪城公園フィニッシュ) 大阪マラソンの主催者は2月22日、招待選手の西山雄介(トヨタ自動車)がコンディション不良により欠場することを発表した。 西山は22年 […]

NEWS 【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(花園高3) 61m59=一般規格高校歴代2位

2025.02.22

【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(花園高3) 61m59=一般規格高校歴代2位

2月22日、京都市の京産大総合グラウンド競技場で第11回京都陸協記録会が行われ、一般規格の男子ハンマー投でアツオビン・アンドリュウ(花園高3京都)が高校歴代2位となる61m59をマークした。 アツオビンは昨年のU20日本 […]

NEWS 円盤投・堤雄司が自己2番目の61m76でV 女子100mH青木益未は13秒04 福田翔太、郡菜々佳も優勝/WAコンチネンタルツアー

2025.02.22

円盤投・堤雄司が自己2番目の61m76でV 女子100mH青木益未は13秒04 福田翔太、郡菜々佳も優勝/WAコンチネンタルツアー

【動画】円盤投で堤雄司が投げた61m76 61m76セカンドベスト pic.twitter.com/OqeyrhsNej — Yuji Tsutsumi(堤 雄司) (@NeoTsutsumi) Februa […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年3月号 (2月14日発売)

2025年3月号 (2月14日発売)

別府大分毎日マラソン
落合 晃×久保 凛
太田智樹、葛西潤
追跡箱根駅伝&高校駅伝

page top