HOME 学生長距離

2023.12.13

【Playback箱根駅伝】第33回/壮絶な“日中”対決は日大が14年ぶりに制す シード制度導入、国士大が初出場
【Playback箱根駅伝】第33回/壮絶な“日中”対決は日大が14年ぶりに制す シード制度導入、国士大が初出場

第33回箱根駅伝/読売新聞社前にフィニッシュする日大10区の内川

2024年に箱根駅伝は第100回大会を迎える。記念すべき100回に向けて、これまでの歴史を改めて振り返る『Playback箱根駅伝』を企画。第1回大会から第99回大会まで、大会の様子を刻んでいく。(所属などは当時のもの)

第33回(1957年/昭和32年)
日大が戦後初、14年ぶりに制す!国士大が初出場果たす

今大会からシード制度が初めて導入。前回の成績により中大など上位10校は予選会を免除され、初出場の国士大など5校が予選会を突破した。また、順大は4位で通過したが、本大会でチーム編成が不能となったため、次点の神奈川大学が繰り上がりで出場となっている。

レースは前年の準優勝メンバー8人を残した日大が2連覇中の中大を抑え、戦後初となる14年ぶり7回目の優勝を飾った。

1区こそ中大に先行を許したが、2区の岸国雄が区間新記録をマークしてトップに立つと、3区の瀬戸功夫も区間賞の快走。ライバルの中大との差を着々と広げ、5分20秒差をつけて戦後初の往路優勝を果たした。

日大は復路も盤石。前年のメルボルン五輪のマラソンで5位入賞を果たしたエースの川島義明が8区に登場し、区間2位ながら2位・中大との差を3分20秒から9分40秒に広げて、優勝を大きく近づけた。

9区では愛敬実が途中疲れてコースに座り込むアクシデントもあったが、最後は1952年ヘルシンキ五輪のマラソン代表の内川義高が区間2位の力走で締めくくり、大観衆で埋まる銀座の読売新聞社前にフィニッシュした。

広告の下にコンテンツが続きます

2位は8分42秒差で中大。復路では6、7区で連続区間賞を奪う意地を見せた。ここで日大との差を詰めたが、8区の渡辺和己が脚にケイレンを起こす不運があり、大きく差を広げられたのが影響した。

立教大は7人が区間5位以内で走る堅実な継走で、1934年の第15回に初参加して以来最高の3位に躍進。一方で戦後の復活第1回大会(第23回大会)を制した明大は2年連続14位と不振。第34回、第35回は出場に届かず低迷期に入った。

参考文献:箱根駅伝90回記念誌(関東学生連盟)

2024年に箱根駅伝は第100回大会を迎える。記念すべき100回に向けて、これまでの歴史を改めて振り返る『Playback箱根駅伝』を企画。第1回大会から第99回大会まで、大会の様子を刻んでいく。(所属などは当時のもの)

第33回(1957年/昭和32年) 日大が戦後初、14年ぶりに制す!国士大が初出場果たす

今大会からシード制度が初めて導入。前回の成績により中大など上位10校は予選会を免除され、初出場の国士大など5校が予選会を突破した。また、順大は4位で通過したが、本大会でチーム編成が不能となったため、次点の神奈川大学が繰り上がりで出場となっている。 レースは前年の準優勝メンバー8人を残した日大が2連覇中の中大を抑え、戦後初となる14年ぶり7回目の優勝を飾った。 1区こそ中大に先行を許したが、2区の岸国雄が区間新記録をマークしてトップに立つと、3区の瀬戸功夫も区間賞の快走。ライバルの中大との差を着々と広げ、5分20秒差をつけて戦後初の往路優勝を果たした。 日大は復路も盤石。前年のメルボルン五輪のマラソンで5位入賞を果たしたエースの川島義明が8区に登場し、区間2位ながら2位・中大との差を3分20秒から9分40秒に広げて、優勝を大きく近づけた。 9区では愛敬実が途中疲れてコースに座り込むアクシデントもあったが、最後は1952年ヘルシンキ五輪のマラソン代表の内川義高が区間2位の力走で締めくくり、大観衆で埋まる銀座の読売新聞社前にフィニッシュした。 2位は8分42秒差で中大。復路では6、7区で連続区間賞を奪う意地を見せた。ここで日大との差を詰めたが、8区の渡辺和己が脚にケイレンを起こす不運があり、大きく差を広げられたのが影響した。 立教大は7人が区間5位以内で走る堅実な継走で、1934年の第15回に初参加して以来最高の3位に躍進。一方で戦後の復活第1回大会(第23回大会)を制した明大は2年連続14位と不振。第34回、第35回は出場に届かず低迷期に入った。 参考文献:箱根駅伝90回記念誌(関東学生連盟)

第33回箱根駅伝総合成績をチェック

●総合成績 1位 日大  12時間14分04秒 2位 中大  12時間22分52秒 3位 立教大 12時間28分17秒 4位 東教大 12時間31分26秒 5位 早大  12時間35分03秒 6位 法大  12時間44分14秒 7位 日体大 12時間48分41秒 8位 専大  13時間00分53秒 9位 東農大 13時間13分26秒 10位 東洋大 13時間15分14秒 11位 東学大 13時間16分56秒 12位 国士大 13時間48分14秒 13位 横浜市大13時間54分08秒 14位 明大  14時間19分29秒 15位 神奈川大14時間47分28秒 ●区間賞 1区 酒井邦郎(中大) 1時間11分00秒 2区 岸国雄(日大) 1時間06分11秒 3区 瀬戸功夫(日大) 1時間09分59秒 4区 馬場昭芳(法大) 1時間08分43秒 5区 長田正幸(東教大) 1時間30分55秒 6区 小林一育(中大) 1時間16分23秒 7区 神代秀富(中大) 1時間10分23秒 8区 中山昂(早大) 1時間11分56秒 9区 杉本祐二(日体大) 1時間10分48秒 10区 佐藤光信(中大) 1時間10分31秒

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.03

順大スポーツ健康科学部と市船橋高が高大連携に関する協定締結 教員と学生・生徒の交流 順大教員の出張授業など

順天堂大学スポーツ健康科学部(和氣秀文学部長)と千葉・船橋市立船橋高校(近藤義行校長)は3月25日、高大連携に関する協定を締結した。 主な連携内容は次の3点。 ①教育に関する情報交換および教員・学生・生徒の交流 ②順大教 […]

NEWS 青学大・箱根駅伝1区の宇田川瞬矢が5000m全体トップ ルーキー・椙山一颯も13分台/絆記録会

2025.04.02

青学大・箱根駅伝1区の宇田川瞬矢が5000m全体トップ ルーキー・椙山一颯も13分台/絆記録会

第14回絆記録挑戦会が4月2日、東京・町田GIONスタジアムで行われ、箱根駅伝で総合2連覇を飾った青学大の選手が多数出場した。 男子5000mではOBも含めて最終の3組で上位を独占。箱根駅伝で1区を担った宇田川瞬矢(4年 […]

NEWS クイーンズ駅伝出場のベアーズに門脇奈穂、スーサン・カモソが加入! 向井優香、須田笑瑠萌ら勇退

2025.04.02

クイーンズ駅伝出場のベアーズに門脇奈穂、スーサン・カモソが加入! 向井優香、須田笑瑠萌ら勇退

4月2日、ベアーズは1日付で門脇奈穂とスーサン・カモソが加入したことをチームSNSで発表した。 門脇は宮城県出身。中学1年からジュニア五輪に出場するなど早くから頭角を現す。仙台育英高では2000m障害に取り組み、東北高校 […]

NEWS ノーリツに兵庫大の福永愛佳が加入!「クイーンズ駅伝、日本選手権出場を目標」

2025.04.02

ノーリツに兵庫大の福永愛佳が加入!「クイーンズ駅伝、日本選手権出場を目標」

ノーリツは4月1日、兵庫大の福永愛佳が加入したことを、部のHPやSNSを通じて報告した。 福永は兵庫・須磨学園高出身。2020年の全国高校駅伝では3区2位と好走し、チームの6位入賞に貢献した。兵庫大に進学後も主力として活 […]

NEWS ニトリに世界クロカン代表・酒井美玖、飯島理子、鈴木凜皇、髙橋朱穂が新加入!創部10年を経て着実に戦力アップ

2025.04.02

ニトリに世界クロカン代表・酒井美玖、飯島理子、鈴木凜皇、髙橋朱穂が新加入!創部10年を経て着実に戦力アップ

ニトリ女子ランニングチームは4月1日、酒井美玖、飯島理子、髙橋朱穂、鈴木凜皇の4選手が新加入したことを発表した。 22歳の酒井は昨年末に肥後銀行を退社し、フリー期間を経ての入社。福岡・北九州市立高3年時には全国高校駅伝1 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top