HOME 学生長距離

2023.12.13

【Playback箱根駅伝】第31回/人気増で1月2、3日開催に変更 中大が2年ぶりV奪還、東京学芸大が初出場
【Playback箱根駅伝】第31回/人気増で1月2、3日開催に変更 中大が2年ぶりV奪還、東京学芸大が初出場

第31回箱根駅伝/大勢のギャラリーが見守るなかフィニッシュする中大10区の井上

第31回箱根駅伝総合成績をチェック

●総合成績
1位 中大 12時間08分40秒
2位 日大 12時間13分45秒
3位 早大 12時間39分21秒
4位 東教大 12時間40分13秒
5位 法大 12時間42分32秒
6位 専大 12時間47分13秒
7位 東洋大 12時間52分18秒
8位 立教大 12時間52分52秒
9位 東農大 12時間55分48秒
10位 日体大 13時間08分27秒
11位 神奈川大 13時間40分39秒
12位 東学大 13時間42分33秒
13位 横浜市大 13時間51分00秒
14位 横浜国大 14時間05分52秒
15位 拓大 15時間20分50秒
●区間賞
1区 岩本健生(日大) 1時間10分32秒
2区 桜谷嘉彦(中大) 1時間07分22秒
3区 佐藤光信(中大) 1時間09分16秒
4区 吉田斉(中大) 1時間07分16秒
5区 谷敷正雄(中大) 1時間30分20秒
6区 相良豊(日大) 1時間14分56秒
7区 布上正之(中大) 1時間08分29秒
8区 馬場英則(日大) 1時間14分45秒
9区 菊池直志(中大) 1時間09分02秒
10区 大西増夫(法大) 1時間12分05秒

●区間賞

2024年に箱根駅伝は第100回大会を迎える。記念すべき100回に向けて、これまでの歴史を改めて振り返る『Playback箱根駅伝』を企画。第1回大会から第99回大会まで、大会の様子を刻んでいく。(所属などは当時のもの)

第31回(1955年/昭和30年) 中大がV奪還!人気爆発で1月2、3日に変更

戦前は「三が日」が明けてから最初の土日に開催され、戦後まもなくは1月4~7日のうち2日間行われていたが、人気が高まるにつれて応援車両が増えてきたため、この大会から期日を一般車両の少ない1月2日、3日に繰り上げて開催された。 この年から現在に至るまで同日程での開催が続いている。また、今大会で東京学芸大が初出場した。 レースは2年ぶりの優勝を狙う中大が強さを発揮。1区こそ3位スタートで日大に先行を許したが、2区の桜谷嘉彦が区間賞の走りで2位に上がる。 3区では1年生の佐藤光信が1952年のヘルシンキ五輪マラソン代表で日大のエースである内川義高を抜いて先頭に立った。 往路は2区から5区まで中大が区間賞を獲得して2年ぶりに往路優勝。2位の日大に3分25秒差をつけた。 氷点下6度の中でスタートした復路。日大の相良豊が山下りの6区で区間新記録をマークして、中大との差を1分27秒まで詰める。 7区では中大の布上正之が区間賞で2分5秒に差を広げるが、8区では日大の馬場英則が区間賞を獲得して1分30秒差に。両校の意地と意地がぶつかるマッチレースは終盤2区間にもつれ込むことになった。 最後に笑ったのは中大。9区の菊地直志が区間賞の快走で日大との差を2分52秒に拡大すると、10区では1952年ヘルシンキ五輪の5000m代表にもなった井上治が区間2位にまとめ、大観衆が迎えるフィニッシュに真っ先に飛び込んだ。 中大は2年ぶり6回目の総合優勝。往路、復路も制する完全優勝だった。総合タイムは12時間8分40秒。これは2年前に中大が作った12時間3分41秒の大会記録に次ぐ好記録だった。 日大は終盤2区間で突き放されて5分5秒差の2位。往路、復路ともに序盤で見せ場を作ったが、中大の選手層の厚さの前に屈した。初出場の東京学芸大は12位と健闘した。 参考文献:箱根駅伝90回記念誌(関東学生連盟)

第31回箱根駅伝総合成績をチェック

●総合成績 1位 中大 12時間08分40秒 2位 日大 12時間13分45秒 3位 早大 12時間39分21秒 4位 東教大 12時間40分13秒 5位 法大 12時間42分32秒 6位 専大 12時間47分13秒 7位 東洋大 12時間52分18秒 8位 立教大 12時間52分52秒 9位 東農大 12時間55分48秒 10位 日体大 13時間08分27秒 11位 神奈川大 13時間40分39秒 12位 東学大 13時間42分33秒 13位 横浜市大 13時間51分00秒 14位 横浜国大 14時間05分52秒 15位 拓大 15時間20分50秒 ●区間賞 1区 岩本健生(日大) 1時間10分32秒 2区 桜谷嘉彦(中大) 1時間07分22秒 3区 佐藤光信(中大) 1時間09分16秒 4区 吉田斉(中大) 1時間07分16秒 5区 谷敷正雄(中大) 1時間30分20秒 6区 相良豊(日大) 1時間14分56秒 7区 布上正之(中大) 1時間08分29秒 8区 馬場英則(日大) 1時間14分45秒 9区 菊池直志(中大) 1時間09分02秒 10区 大西増夫(法大) 1時間12分05秒 ●区間賞

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.02

三菱重工に学生駅伝で活躍した小林大晟、村上大樹が入社 6日に実業団デビュー戦

【写真】スーツに身を包んだ小林と村上の様子をチェック! ようこそ三菱重工マラソン部へ🌸 左:小林大晟(こばやし・たいせい) 帝京大学出身右:村上大樹(むらかみ・だいき) 山梨学院大学出身 4/6(土)の九州実業団長距離記 […]

NEWS U20世界選手権400mH入賞の森髙颯治朗、女子ハンマー投のエパサカ・テレサ、男子三段跳の梅野真生がKAGOTANIに入社!

2025.04.02

U20世界選手権400mH入賞の森髙颯治朗、女子ハンマー投のエパサカ・テレサ、男子三段跳の梅野真生がKAGOTANIに入社!

【画像】KAGOTANIに加わった森髙、エパサカ、梅野 本日、2025年4月よりKAGOTANI陸上競技部は3名の新入部員を迎え、計11名となりました。 🥚新メンバー🥚▶︎梅野 真生 種目:三段跳 ▶︎エパサカ テレサ  […]

NEWS YKKに大谷章紘、西田大智が入社 「チームに貢献する走りをしていきます」

2025.04.02

YKKに大谷章紘、西田大智が入社 「チームに貢献する走りをしていきます」

4月1日、YKKに大谷章紘(大東大卒)と西田大智(国士大卒)が新たに加入したことがチームから発表された。 大谷は水城高校時代に20年全国高校駅伝の3区などで全国大会経験。進学した大東大では全日本大学駅伝と箱根駅伝で2年時 […]

NEWS 埼玉医大グループ・男女駅伝部に分須尊紀、鶴元太、吉田詩央ら7人が加入

2025.04.02

埼玉医大グループ・男女駅伝部に分須尊紀、鶴元太、吉田詩央ら7人が加入

埼玉医大グループは4月1日、男子駅伝部、女子駅伝部の新加入する選手7名を発表した。 男子は4人の新人が入部。分須尊紀は群馬・東農大二高時代の全国高校陸上3000m障害で日本一に輝いた実績を持つ。日体大進学後も3000m障 […]

NEWS 中大卒のスプリンター・藤原寛人が大和ハウスに入社 「 社会人としても競技者としても共に大きく成長していきたい」

2025.04.02

中大卒のスプリンター・藤原寛人が大和ハウスに入社 「 社会人としても競技者としても共に大きく成長していきたい」

【画像】スーツを着て入社式に臨んだ藤原寛人 本日4/1から大和ハウス工業株式会社の社員となりました! 社会人としても競技者としても共に大きく成長していきたいと思います。 自身の夢だけではなく、大和ハウスグループの夢を実現 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top