2023.12.08
第16回箱根駅伝総合成績をチェック
●総合成績
1位 日大 12時間52分59秒
2位 早大 13時間04分46秒
3位 慶大 13時間24分58秒
4位 中大 13時間25分21秒
5位 明大 13時間29分11秒
6位 専大 13時間31分52秒
7位 日本歯科医専 13時間45分27秒
8位 法大 13時間48分09秒
9位 東京文理科大 13時間52分11秒
10位 東農大 14時間40分53秒
11位 東洋大 15時間08分07秒
12位 拓大 15時間20分36秒
13位 立教大 15時間49分56秒
●区間賞
1区 中村清(早大) 1時間13分35秒
2区 星野順(日大) 1時間07分43秒
3区 難波博夫(日本歯科専門) 1時間14分28秒
4区 大野正次(早大) 1時間10分15秒
5区 池中康雄(東洋大) 1時間35分11秒
6区 奈良岡健三(東京文理科大) 1時間23分02秒
7区 島村乙也(慶大) 1時間13分46秒
8区 村上昇(日大) 1時間19分09秒
9区 鈴木勇(日大) 1時間10分24秒
10区 竹中正一郎(慶大) 1時間11分53秒
第16回(1935年/昭和10年) 復路は悠々と独走 黄金期の1歩踏み出す 5区は東洋大・池中康雄が区間賞
日大が参加14年目にして悲願の初優勝を達成。東京高師、明大、早大、中大、慶大に続いて6校目となる優勝校の仲間入りを果たした。 レース序盤をリードしたのは早大。前年の関東インカレ1500mで優勝している中村清が1区区間賞を獲得すると、2区の小野利保も区間2位で先頭をキープする。なお、中村は後年、早大の監督として競走部を指導。瀬古利彦をはじめ、坂口泰、遠藤司、川越学、金哲彦らを育てている。 一方の日大は2区の星野順が区間新記録の快走で3位から2位に上がると、3区の森本一徳で首位に浮上した。だが、4区では1分39秒差でスタートした早大の大野正次が小田原中継所手前で日大を再逆転。早大が日大をわずかに7秒リードして勝負は5区に入った。 迎えた箱根の山では日大が新人の鈴木房重が区間4位ながら従来の区間記録を更新する走りで早大を突き放して往路優勝。2位の早大に3分44秒差をつけた。5区で区間賞に輝いたのは東洋大の池中康雄。後にマラソンで2時間26分44秒の世界新記録を打ち立てた名ランナーだ。 復路の日大は6区の矢萩丹治が区間2位の好走で早大との差を7分49秒に広げると、8区の村上昇と9区の鈴木勇が区間賞。9区を終えた時点で14分のリードを奪った日大はアンカーの松永重がトップでゴールに駆け込んだ。 往路、復路ともに制しての優勝は14回大会の早大以来の快挙。前回優勝の2位早大に11分47秒差をつける圧勝だった。日大はこの大会を皮切りに戦前唯一の4連勝と黄金期を築く。 それを支えたのが今大会でデビューした鈴木だ。6年連続で区を走り3度区間賞を獲得。山登りの切り札として頼りになる存在だった。 3位は慶大。9区終了時点では6位だったが、1932年のロサンゼルス五輪で5000mと10000mの代表だった竹中正一郎が区間新記録の快走で順位を3つ上げた。 参考文献:箱根駅伝90回記念誌(関東学生連盟)第16回箱根駅伝総合成績をチェック
●総合成績 1位 日大 12時間52分59秒 2位 早大 13時間04分46秒 3位 慶大 13時間24分58秒 4位 中大 13時間25分21秒 5位 明大 13時間29分11秒 6位 専大 13時間31分52秒 7位 日本歯科医専 13時間45分27秒 8位 法大 13時間48分09秒 9位 東京文理科大 13時間52分11秒 10位 東農大 14時間40分53秒 11位 東洋大 15時間08分07秒 12位 拓大 15時間20分36秒 13位 立教大 15時間49分56秒 ●区間賞 1区 中村清(早大) 1時間13分35秒 2区 星野順(日大) 1時間07分43秒 3区 難波博夫(日本歯科専門) 1時間14分28秒 4区 大野正次(早大) 1時間10分15秒 5区 池中康雄(東洋大) 1時間35分11秒 6区 奈良岡健三(東京文理科大) 1時間23分02秒 7区 島村乙也(慶大) 1時間13分46秒 8区 村上昇(日大) 1時間19分09秒 9区 鈴木勇(日大) 1時間10分24秒 10区 竹中正一郎(慶大) 1時間11分53秒
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