HOME 国内、高校

2023.12.06

ルイジアナ州立大進学予定の澤田結弥「世界で活躍できる選手を目指して」渡米決断の不安も世界陸上金の北口榛花に背中押される
ルイジアナ州立大進学予定の澤田結弥「世界で活躍できる選手を目指して」渡米決断の不安も世界陸上金の北口榛花に背中押される

ダイヤモンドアスリート認定式に臨んだ澤田結弥

日本陸連が将来有望なアスリートが国際人となるべく継続して育成サポートをしていく日本陸連ダイヤモンドアスリートの第10期認定式および修了式が行われた。

第10期(23-24年)ダイヤモンドアスリートには、9期から継続して栁田大輝(東洋大)、佐藤圭汰(駒大)、西徹朗(早大)、北田琉偉(日体大)、澤田結弥(浜松市立高・静岡)に加え、新規認定に3000m障害高校記録保持者の永原颯磨(佐久長聖高・長野)と、合計6人が選出された。

広告の下にコンテンツが続きます

女子1500mで昨年のU20世界選手権6位(高校歴代2位の4分12秒87)となった澤田。1年前に9期(22-23年)で新規ダイヤモンドアスリートとして認定され10期も継続となった。今年はケガや貧血などもあり「思うような結果が出せなかった」と悔しさをのぞかせる。それでも、日本選手権でシニアに交じって10位と健闘するなど、能力の高さを垣間見せた。

来年9月から米国の名門・ルイジアナ州立大への進学を志望している澤田。U20世界選手権の活躍から米国の複数の大学からスカウトを受けたという。以前は「大学で陸上をやるかどうか」という考えだったが、U20世界選手権で活躍し、ダイヤモンドアスリートに選ばれてから意識が変化。

実際に3月に渡米してルイジアナ州立大を見学し、「施設の規模もすごくて衝撃を受けました。大学の雰囲気やコーチとも話をして、日本では経験できないようなことがたくさんできそう」と覚悟を決めた。

それでも、シーズン中は思うようなパフォーマンスができず、「自分に(海外進学は)重すぎるのではないか」と不安になった時期もあったという。その背中を教えてくれたのが、ダイヤモンドアスリートの先輩でも北口榛花(JAL)の存在だった。

広告の下にコンテンツが続きます

1年前の認定式にはプレゼンターとリーダーシッププログラムのゲストとして参加した北口。そこでは「見るだけと実際に行くのとは違う。早いうちから海外に出てみてほしい」アドバイスを送った。それに感銘を受けていた澤田。不安だった夏には、その北口はブダペスト世界選手権で女子やり投史上初の金メダルに輝いた。

「北口さんも自分でチェコ人のコーチに連絡を取って、挑戦して金メダルを取ってかっこいいなって思いました。自分もそういうところを目指して頑張りたい」

卒業後はいつ頃渡米するかどうか、これからスケジュールを立てていく予定。まずは12月24日に全国高校駅伝が控えている。

「将来のことはまだハッキリと決められていませんが、レベルの高いアメリカに行くと決めたからにはそこで必死にしのぎを削り合って、オリンピックや世界選手権で活躍できる選手を目指していきます」

自らの行動力と周囲のサポートで磨きをかけた先輩たちのように、澤田もまた研鑽を積んで輝きを増していくつもりだ。

日本陸連が将来有望なアスリートが国際人となるべく継続して育成サポートをしていく日本陸連ダイヤモンドアスリートの第10期認定式および修了式が行われた。 第10期(23-24年)ダイヤモンドアスリートには、9期から継続して栁田大輝(東洋大)、佐藤圭汰(駒大)、西徹朗(早大)、北田琉偉(日体大)、澤田結弥(浜松市立高・静岡)に加え、新規認定に3000m障害高校記録保持者の永原颯磨(佐久長聖高・長野)と、合計6人が選出された。 女子1500mで昨年のU20世界選手権6位(高校歴代2位の4分12秒87)となった澤田。1年前に9期(22-23年)で新規ダイヤモンドアスリートとして認定され10期も継続となった。今年はケガや貧血などもあり「思うような結果が出せなかった」と悔しさをのぞかせる。それでも、日本選手権でシニアに交じって10位と健闘するなど、能力の高さを垣間見せた。 来年9月から米国の名門・ルイジアナ州立大への進学を志望している澤田。U20世界選手権の活躍から米国の複数の大学からスカウトを受けたという。以前は「大学で陸上をやるかどうか」という考えだったが、U20世界選手権で活躍し、ダイヤモンドアスリートに選ばれてから意識が変化。 実際に3月に渡米してルイジアナ州立大を見学し、「施設の規模もすごくて衝撃を受けました。大学の雰囲気やコーチとも話をして、日本では経験できないようなことがたくさんできそう」と覚悟を決めた。 それでも、シーズン中は思うようなパフォーマンスができず、「自分に(海外進学は)重すぎるのではないか」と不安になった時期もあったという。その背中を教えてくれたのが、ダイヤモンドアスリートの先輩でも北口榛花(JAL)の存在だった。 1年前の認定式にはプレゼンターとリーダーシッププログラムのゲストとして参加した北口。そこでは「見るだけと実際に行くのとは違う。早いうちから海外に出てみてほしい」アドバイスを送った。それに感銘を受けていた澤田。不安だった夏には、その北口はブダペスト世界選手権で女子やり投史上初の金メダルに輝いた。 「北口さんも自分でチェコ人のコーチに連絡を取って、挑戦して金メダルを取ってかっこいいなって思いました。自分もそういうところを目指して頑張りたい」 卒業後はいつ頃渡米するかどうか、これからスケジュールを立てていく予定。まずは12月24日に全国高校駅伝が控えている。 「将来のことはまだハッキリと決められていませんが、レベルの高いアメリカに行くと決めたからにはそこで必死にしのぎを削り合って、オリンピックや世界選手権で活躍できる選手を目指していきます」 自らの行動力と周囲のサポートで磨きをかけた先輩たちのように、澤田もまた研鑽を積んで輝きを増していくつもりだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2026.01.17

U20男子10kmは高校王者・山田大智が40分46秒の自己新V U20女子5km奥野妙が制す/大阪・中之島2025競歩

大阪・中之島2025競歩大会が1月17日、大阪市内の中之島公園(日本陸連公認コース)で行われ、U20男子10kmでは山田大智(西脇工高3兵庫)が自己ベストの40分46秒で優勝した。 山田は昨年、5000m競歩でインターハ […]

NEWS 田中希実がWA室内ツアーゴールド1500mにエントリー 800mの源裕貴は600m世界最高記録保持者と対戦

2026.01.17

田中希実がWA室内ツアーゴールド1500mにエントリー 800mの源裕貴は600m世界最高記録保持者と対戦

世界陸連(WA)インドアツアーのゴールドとなるニューバランス・インドア・グランプリ(1月24日/米国・ボストン)のエントリーリストがこのほど、発表された。 日本勢では女子1500mショートトラックに日本記録保持者(屋外3 […]

NEWS シスメックス・田﨑優理が現役引退 2020年日本選手権5000m6位「大好きな陸上を仕事にできて幸せな時間でした」

2026.01.17

シスメックス・田﨑優理が現役引退 2020年日本選手権5000m6位「大好きな陸上を仕事にできて幸せな時間でした」

シスメックス女子陸上競技部は1月16日、田﨑優理の現役引退と退部を発表した。 宮崎県出身の田﨑は24歳。小学生時代から陸上を始め、中学時代からジュニアオリンピックに出場し、宮崎日大高ではインターハイや全国高校駅伝に出場し […]

NEWS 7年ぶりVなるか福島 岡山も強力メンバー 兵庫、千葉も上位狙う 前回4連覇の長野は高校生がカギ/都道府県男子駅伝

2026.01.17

7年ぶりVなるか福島 岡山も強力メンバー 兵庫、千葉も上位狙う 前回4連覇の長野は高校生がカギ/都道府県男子駅伝

◇天皇盃第31回全国都道府県対抗男子駅伝(1月18日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 安芸路を47都道府県のランナーが力強く駆け抜ける天皇盃第31回全国都道府県対抗男子駅伝が明日1月18日、行われる。 広 […]

NEWS 岡山・黒田朝日と千葉・鈴木琉胤が3区 埼玉・吉田祐也アンカー 昨年末の都大路1区“3強”再戦 都道府県男子駅伝オーダー発表

2026.01.17

岡山・黒田朝日と千葉・鈴木琉胤が3区 埼玉・吉田祐也アンカー 昨年末の都大路1区“3強”再戦 都道府県男子駅伝オーダー発表

◇天皇盃第31回全国都道府県対抗男子駅伝(1月18日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 天皇盃第31回全国都道府県対抗男子駅伝前日の1月17日、全47チームのオーダーが大会事務局から発表された。 広告の下に […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年2月号 (1月14日発売)

2026年2月号 (1月14日発売)

EKIDEN Review
第102回箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
全国高校駅伝
全国中学校駅伝
富士山女子駅伝

page top