城西大学
例年にないチーム力強化を推進
〝ケアドリンク〟がカラダづくりをサポート
昨年10 月は立川で悔し涙を流した。だが、1年を経て、走力と精神面で頼れるエース格が生まれつつある。城西大学男子駅伝部のこの夏のテーマは「チーム全体のレベルアップ」。例年にない取り組みも行いながら強化を進めてきた。それを支えるべく、ケアの面でも強力なアイテムが活躍。鍛錬期を経て、再度、戦いの場へ。視界は良好だ。
駅伝シーズンを前に戦力の底上げが進む城西大学男子駅伝部。4年生の菊地駿弥(左から2人目)と菅原伊織(右端)を中心に、松尾鴻雅(左端)、砂岡拓磨ら3年生も充実している
月間走行距離を管理
菊地、菅原が中心の布陣
城西大学男子駅伝部は例年通り、北海道紋別市や長野県上田市の菅平高原などで夏合宿を実施。順調にメニューを消化して鍛錬期を終えようとしている。
「今年は突出した選手がいません。チーム全体で強くならなければ駅伝シーズンは戦えないので、全員が自覚を持つという方針で取り組んできました」
夏のテーマを「自主自立」と櫛部静二監督は話す。例年、夏合宿であっても練習の質を重視するため、走行距離は管理することは少ない。だが、この夏は「最低665km、目標700km」と月間走行距離のノルマを設定。選手個々の持ち味を生かしながらも、一定の練習量を確保できるように練習メニューを組んできた。
指揮官は謙遜するが、今季の城西大学はエース、選手層、経験すべてにおいて一定水準以上にあり、駅伝戦線の目玉になる可能性を秘めている。
この夏は月間走行距離のノルマを設定。一定の練習量を確保することで長い距離への順応を目指した
「チームに伝えているのは『速い者が強い』ということ。個人的には今年の春には大学に来て初めて記録会の組トップを経験しました。秋も〝1番〟にこだわっていきます」
主将の菊地駿弥(4年)は意気込みを語る。自己記録は10000mが28分47秒75、ハーフマラソンが1時間3分54秒。記録的にはそれほど目立たないが、駅伝経験も豊富で勝負強さを備えている点が特徴だ。毎日の練習でもチームを鼓舞し、夏は精力的に走り込んだ。新春の大舞台を懸けた10月の予選会は日本人トップを狙っている。
スタミナ型の菊池に対し、菅原伊織(4年)はスピードランナー。今年7月には5000m で13分44秒71の自己新をマークした。しかし、本人は満足していない。
「城西大学記録(13分34秒57 /村山紘太=現・旭化成、2014年)の更新を目指していたので残念です。ただ、練習は途切れずにできているので、秋のシーズンで再度狙うつもりでいます」
10000m の自己ベストは28分31秒46で、城西大学記録(28分27秒02 /荻久保寛也=現・ヤクルト、2020年)にもあと4秒余り。夏は距離対策を行いながらスピード強化を継続。予選会でもチームトップを狙うが、同時にトラック2種目での「城西大史上最速」をターゲットに定めている。
他でも大里凌央、雲井崚太(ともに4年)、松尾鴻雅(3年)といった大舞台経験者がいるだけでなく、砂岡拓磨(3年)、梶川由稀(4年)も練習の継続で台頭してきた。「1年生も元気のいい選手が多くいます。秋にはメンバーに入ってくるでしょう」と櫛部監督。夏合宿は例年になく活気づいている。予選会はコンディション次第だがエース格がタイムを稼ぎ、10人目も1時間4分台にまとめるのが現時点での目標だ。
関節や腱の炎症を押さえ、疲労軽減を助ける新アイテム
走行距離を増やしながら、スピード強化も並行する。両立のためにケアや栄養摂取の徹底が必要なのは言うまでもない。そこで新田ゼラチンと城西大学男子駅伝部が共同開発したケアドリンク「RUNSHOT(ランショット)」がサポート役として活躍している。
新田ゼラチンと城西大学男子駅伝部が共同開発したケアドリンク「RUNSHOT(ランショット)」。関節のダメージケアに効果があることが研究によって確認されている、コラーゲンペプチドを配合している
「主成分はコラーゲンペプチド。関節部分の軟骨の炎症を抑えるのに効果があると本学薬学部の真野博教授にうかがい、開発をスタートしました。使用を始めてから選手の状態も良く、継続して摂取しています」(櫛部監督)
櫛部監督が効果を実感しているのは膝や足首などの関節、そしてアキレス腱だ。衝撃や疲労による損傷を修復することから、日ごろのメンテナンスはもちろん、故障からの早期回復にも役立っている。
選手個々の特徴に合わせてトレーニングを組み立てている櫛部静二監督。近年はコラーゲンペプチドをチーム強化に活用している
「以前は翌日に関節の痛みが出る不安から、距離を踏むべきところでも抑え気味にすることもありましたが、今は思い切って走れています。狙い通りの練習ができるようになりました」と話す菊地は、練習に向かう積極性が出るようになった。チーム内で最も質の高いスピード練習を行う菅原は、コラーゲンペプチド配合のRUNSHOTをトレーニング後のたんぱく質を摂取するサプリメントとしても使用。効果をさまざまな面で感じている。
「以前はよくアキレス腱を痛めて長く練習ができない時期がありましたが、RUNSHOTを飲むようになってからそれがなくなりました。スピード練習やウエイトの翌日に疲労の出方や筋肉痛が少ないので、高いレベルで練習の継続ができています」
他にもBCAA、クエン酸などリカバリーの助けとなる成分も網羅。ゼリーではなく液体であるために、夏の練習後でも飲みやすい点も重宝しているという。男子駅伝部が共同開発しただけあってランナーが求める条件を満たしており、厳しい合宿を乗り切る影の立役者となった。
RUNSHOTを毎日飲んでいるという菅原(左)と菊地
間もなく駅伝シーズンが始まろうとしている。20kmの強さを求めながら、スピードへの追求もあきらめないのが城西大学のポリシーだ。秋から冬にかけて、その覚悟と真価が問われることになる。ここまでの歩みは順調だ。
※この記事は『月刊陸上競技』2020年10月号に掲載しています
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城西大学 例年にないチーム力強化を推進 〝ケアドリンク〟がカラダづくりをサポート
昨年10 月は立川で悔し涙を流した。だが、1年を経て、走力と精神面で頼れるエース格が生まれつつある。城西大学男子駅伝部のこの夏のテーマは「チーム全体のレベルアップ」。例年にない取り組みも行いながら強化を進めてきた。それを支えるべく、ケアの面でも強力なアイテムが活躍。鍛錬期を経て、再度、戦いの場へ。視界は良好だ。
月間走行距離を管理 菊地、菅原が中心の布陣
城西大学男子駅伝部は例年通り、北海道紋別市や長野県上田市の菅平高原などで夏合宿を実施。順調にメニューを消化して鍛錬期を終えようとしている。 「今年は突出した選手がいません。チーム全体で強くならなければ駅伝シーズンは戦えないので、全員が自覚を持つという方針で取り組んできました」 夏のテーマを「自主自立」と櫛部静二監督は話す。例年、夏合宿であっても練習の質を重視するため、走行距離は管理することは少ない。だが、この夏は「最低665km、目標700km」と月間走行距離のノルマを設定。選手個々の持ち味を生かしながらも、一定の練習量を確保できるように練習メニューを組んできた。 指揮官は謙遜するが、今季の城西大学はエース、選手層、経験すべてにおいて一定水準以上にあり、駅伝戦線の目玉になる可能性を秘めている。
関節や腱の炎症を押さえ、疲労軽減を助ける新アイテム
走行距離を増やしながら、スピード強化も並行する。両立のためにケアや栄養摂取の徹底が必要なのは言うまでもない。そこで新田ゼラチンと城西大学男子駅伝部が共同開発したケアドリンク「RUNSHOT(ランショット)」がサポート役として活躍している。
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