2023.12.02
12月2日、第41回九州学生駅伝が長崎県島原市の市営競技場を出発して、島原文化会館にフィニッシュする7区間57.75kmのコースで行われ、鹿屋体大が3時間4分56秒で25年ぶり8回目の優勝を果たした。
前回大会2位の鹿屋体大は1区(7.74km)で大島大青(4年)が5km過ぎに仕掛けて2区にトップ中継。2区で3位に順位を落としたものの、3区(8.27km)では中原敬輝(4年)が25分02秒の区間賞で、鹿児島大、長崎国際大をかわしてトップに浮上する。
4区(9.38km)の大園倫太郎(3年)も首位をキープ。アップダウンのきつい5区(9.08km)では栗原直也(4年)が留学生のチェボティビン・サイラス・キプラガト(1年)を起用した第一工科大に抜かれ2位となったが、後半に粘りを見せその差を11秒に止めて6区へつなぐ。
すると、前回6区(7.19km)で区間記録を樹立している小手川聖修(4年)が1km過ぎに第一工科大に追いつき、一気に逆転。下り基調のコースを19分57秒の区間賞で駆け11秒のリードを奪った。7区の内田大樹(3年)は2位に浮上した鹿児島大の追撃を振り切り、歓喜の優勝テープを切った。
鹿屋体大が優勝するのは大会会場が熊本県阿蘇市から島原に移った1998年以来。この時は現在監督を務める松村勲氏や世界選手権にも出場した永田宏一郎氏がメンバーとして名を連ねていた。また、今大会の優勝により24年10月に行われる出雲駅伝の出場権も手にした。
6月の全日本大学駅伝選考会で優勝し、11月の全日本大学駅伝では21位に入った鹿児島大が3時間5分39秒で2位。20年の中止を挟み4連覇中だった第一工科大は3時間6分00秒で3位に止まった。5区と7区で区間賞の日本文理大が4位となり、5位長崎国際大、6位九州大と続いた。また、最長の4区(9.38km)では佐賀大の河野大毅(4年)が35分15秒で区間賞を獲得した。
第41回九州学生駅伝成績
1位 鹿屋体大 3時間04分56秒 2位 鹿児島大 3時間05分39秒 3位 第一工科大 3時間06分00秒 4位 日本文理大 3時間06分22秒 5位 長崎国際大 3時間07分14秒 6位 九州大 3時間09分57秒 7位 福岡大 3時間10分15秒 8位 熊本大 3時間12分27秒 9位 長崎大 3時間13分54秒 10位 佐賀大 3時間17分15秒 11位 久留米大 3時間19分55秒 12位 北九州市立大3時間20分55秒 13位 宮崎大 3時間21分14秒 14位 産業医科大 3時間25分58秒 15位 鹿児島国際大3時間26分25秒 16位 沖縄国際大 3時間28分51秒 17位 九産大 3時間36分42秒 オープン 第一工科大B 3時間13分00秒 日本文理大B 3時間11分20秒 九州大B 3時間20分13秒 第一工科大C 3時間17分16秒 長崎連合 3時間28分10秒 熊本連合 3時間29分26秒 福岡連合 3時間35分34秒 ■区間賞 1区(7.74km) 大島大青(鹿屋体大4) 24分38秒 2区(8.39km) 鶴田寛武(鹿児島大3) 24分53秒 3区(8.27km) 中原敬輝(鹿屋体大4) 25分02秒 4区(9.38km) 河野大毅(佐賀大4) 35分15秒 5区(9.08km) 渕上裕太(日本文理大3)29分49秒 6区(7.19km) 小手川聖修(鹿屋体大4)19分57秒 7区(7.71km) 田中秀紀(日本文理大1)23分11秒
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