2023.11.24
毎週金曜日更新!?
★月陸編集部★
攻め(?)のアンダーハンド
リレーコラム🔥
毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ!
陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。
編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!
第223回「箱根駅伝1万5000人目の走者は誰だ!?」(大久保雅文)
11月も下旬となり、日に日に駅伝界も編集部も「箱根駅伝モード」となりつつあります。
2024年の大会は記念すべき100回大会ということで、来週29日には月刊陸上競技増刊「箱根駅伝 百継 未来への襷」を発売します!さらに12月以降にも発売される月刊陸上競技、2024年箱根駅伝公式ガイドとともに、お手にとっていただければと思います。
「箱根駅伝 百継 未来への襷」
さて、次回で100回を迎える箱根駅伝。これまで何人の選手が箱根路を走ったかをご存じでしょうか。箱根駅伝は今も昔もスタートは東京、フィニッシュは箱根。往路、復路それぞれ5区間ずつに分けて、1チーム10人の選手が走ってきました。
今年の99回大会までに出場した学校はオープン参加を含めると44校。前々回、初出場を果たした駿河台大が44チーム目でした。さらに、79回大会から編成されている関東学生連合(89回大会までは関東学連選抜)や80回大会で出場した日本学連選抜も加えると46チームが出場したことになります。
出場回数は中大の96回が最多で、以下、早大の92回、日大の89回と続きます。これらの出場校の出場回数を積み重ねた数字は1490回です。ただ、これだけではありません。筑波大の出場回数は61回となっていますが、第23回、25回大会は前身の東京文理科大と東京体育専門学校が重複で出場しており、この重複分の2回を加える必要があります。
さらに昭和20年代までは、走行していた選手がケガなどで走れなくなった場合は、補欠が手前の中継所から走り直せば棄権とはならないというルールがありました。このルールが適用されたのは第29回大会までに5例あり、正式記録には残らないものの、5人が箱根路を走っています。
以上の計算を合わせると、これまで走った1492チームの10人に、途中棄権で走行不能になった5人を加えて、のべ14925人がタスキを掛けて箱根駅伝を走ったことになるのです。
そして、次の100回大会では箱根駅伝15000人目のランナーが誕生します。
15000-14925で、75人目に出走する選手がそれに該当しますが、100回大会の出場チームは23チーム。3区までに69人が走るので、4区を6番目にスタートする選手が記念ランナーとなるのです。
「箱根駅伝 百継 未来への襷」では箱根駅伝の歴史を出場した選手や監督達のインタビュー、対談などを含めて紹介しており、データでも出身高ランキングなど普段は表にでないようなものを掲載しています。数量限定ですので、書店やオンラインストアなので、お早めにご購入いただければと思います。
大久保雅文(おおくぼ・まさふみ) 月刊陸上競技編集部 1984年9月生まれ。175cm、63kg。三重県伊勢市出身。小学1年から競泳、レスリング、野球などをするも、吉田沙保里さんにタックルを受けたこと以外は特にこれといった実績も残せず。中学で「雨が降ったら練習が休みになるはず」という理由から陸上部に入部。長距離を専門とし、5000mと3000m障害で県インターハイ決勝出場 |
第223回「箱根駅伝1万5000人目の走者は誰だ!?」(大久保雅文)

大久保雅文(おおくぼ・まさふみ)
月刊陸上競技編集部
1984年9月生まれ。175cm、63kg。三重県伊勢市出身。小学1年から競泳、レスリング、野球などをするも、吉田沙保里さんにタックルを受けたこと以外は特にこれといった実績も残せず。中学で「雨が降ったら練習が休みになるはず」という理由から陸上部に入部。長距離を専門とし、5000mと3000m障害で県インターハイ決勝出場 |
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.26
【男子100m】柏田琉依(山口FSL・中2)10秒80=中2歴代2位タイ
-
2025.03.26
-
2025.03.26
-
2025.03.26
-
2025.03.26
-
2025.03.26
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.19
-
2025.03.25
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.26
やり投・北口榛花が奄美大島で合宿「初戦までに形を見つけたい」世界選手権連覇へ「プレッシャーはない」
女子やり投の北口榛花(JAL)が合宿先の鹿児島県・奄美大島で会見を開いた。 昨年のパリ五輪で女子トラック&フィールド種目初の金メダルを獲得した北口。2月中旬から約1ヵ月はスペインのテネリフェ島で合宿を積んで一時帰国し、3 […]
2025.03.26
【男子100m】柏田琉依(山口FSL・中2)10秒80=中2歴代2位タイ
山口県中学校春季記録会が3月22日、山口市の維新みらいふスタジアムで行われ、男子100mで柏田琉依(山口FSL/2年)が中2歴代2位タイの10秒80(+1.6)をマークした。 柏田のこれまでの自己ベストは、昨年11月に出 […]
2025.03.26
日本選手権室内・日本室内大阪大会が終了 リレーフェス今年実施せず、U16リレーは7/12~13の日本選手権リレー・混成と併催
日本陸連は3月26日、都内での理事会後、2025年度の主要競技会日程を発表した。 これまで、主に毎年2月に実施していた日本選手権室内・日本室内大阪大会は終了とし、25年度から行われない。 同大会は元々、1984年に「国際 […]
2025.03.26
【男子3000m】尾田祥太(Runup Academy・中2) 8分37秒25=中2歴代6位
3月22日、名古屋市のパロマ瑞穂北陸上競技場で愛知陸協長距離競技会(第1回トヨタ紡織記録挑戦会)が行われ、男子3000mに出場した尾田祥太(Runup Academy/岡崎南中2愛知)が8分37秒25の中2歴代6位のタイ […]
2025.03.26
セイコーGGPと日本選手権で東京世界陸上の運営トレーニング実施「大会運営に必要な能力・経験」の蓄積目指す
公益財団法人東京2025世界陸上財団は3月26日に理事会を開き、本番での運営能力向上を図るため、運営トレーニングを実施することを発表した。 トレーニングの対象大会は、本番のメイン会場である国立競技場で行われるセイコーゴー […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報