HOME 国内

2023.10.15

山下一貴は32位に「前半から良い動きができなかった」悔しさ胸にファイナルチャレンジへ意欲/MGC
山下一貴は32位に「前半から良い動きができなかった」悔しさ胸にファイナルチャレンジへ意欲/MGC

MGC男子で32位に終わった山下一貴

◇マラソングランドチャンピオンシップ(MGC/10月15日、東京・国立競技場発着)

来年夏のパリ五輪マラソン代表選考レースのMGCが行われ、ブダペスト世界選手権代表の山下一貴(三菱重工)は2時間14分11秒の32位でフィニッシュした。

8月のブダペストでは、13位ながら一時5位に浮上するなど熱走を見せた。そこから1ヵ月半のスパンでの挑戦。2日前の会見では目標を「1位」に掲げつつも、そのダメージから「走ってみないとわからない」とも明かしていた。

実際に走り始めてみると、「前半から良い動きができなかった」という。10kmあたりで川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)を追う第2集団から後退。「さすがに前の集団に追いつかないとしょうがない」と一度は踏ん張って戻ったが、ハーフを過ぎて力尽きた。

「練習の段階から(動きが)イマイチと言われていました。それでも調整で少しは戻ったつもりだったのですが、それ(悪い動き)が出てしまった」と山下。立て続けに大舞台に臨んだ緊張から解放されて「スッキリした気持ちはある」とはいえ、「それと悔しさは別です」と振り返る。

自身が3月の東京で出した日本歴代3位の2時間5分51秒を1秒上回る「2時間5分50秒」を、この冬から始まるファイナルチャレンジで突破できれば、パリ五輪代表入りが見えてくる。「ファイナルチャレンジは出たいので、監督と話し合って決めたい」と、次なる挑戦に目を向けていた。

広告の下にコンテンツが続きます
◇マラソングランドチャンピオンシップ(MGC/10月15日、東京・国立競技場発着) 来年夏のパリ五輪マラソン代表選考レースのMGCが行われ、ブダペスト世界選手権代表の山下一貴(三菱重工)は2時間14分11秒の32位でフィニッシュした。 8月のブダペストでは、13位ながら一時5位に浮上するなど熱走を見せた。そこから1ヵ月半のスパンでの挑戦。2日前の会見では目標を「1位」に掲げつつも、そのダメージから「走ってみないとわからない」とも明かしていた。 実際に走り始めてみると、「前半から良い動きができなかった」という。10kmあたりで川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)を追う第2集団から後退。「さすがに前の集団に追いつかないとしょうがない」と一度は踏ん張って戻ったが、ハーフを過ぎて力尽きた。 「練習の段階から(動きが)イマイチと言われていました。それでも調整で少しは戻ったつもりだったのですが、それ(悪い動き)が出てしまった」と山下。立て続けに大舞台に臨んだ緊張から解放されて「スッキリした気持ちはある」とはいえ、「それと悔しさは別です」と振り返る。 自身が3月の東京で出した日本歴代3位の2時間5分51秒を1秒上回る「2時間5分50秒」を、この冬から始まるファイナルチャレンジで突破できれば、パリ五輪代表入りが見えてくる。「ファイナルチャレンジは出たいので、監督と話し合って決めたい」と、次なる挑戦に目を向けていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.02.22

JMCランキング暫定1位の西山雄介がコンディション不良により欠場/大阪マラソン

◇大阪マラソン2025(2月24日/大阪・大阪府庁前スタート・大阪城公園フィニッシュ) 大阪マラソンの主催者は2月22日、招待選手の西山雄介(トヨタ自動車)がコンディション不良により欠場することを発表した。 西山は22年 […]

NEWS 【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(花園高3) 61m59=一般規格高校歴代2位

2025.02.22

【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(花園高3) 61m59=一般規格高校歴代2位

2月22日、京都市の京産大総合グラウンド競技場で第11回京都陸協記録会が行われ、一般規格の男子ハンマー投でアツオビン・アンドリュウ(花園高3京都)が高校歴代2位となる61m59をマークした。 アツオビンは昨年のU20日本 […]

NEWS 円盤投・堤雄司が自己2番目の61m76でV 女子100mH青木益未は13秒04 福田翔太、郡菜々佳も優勝/WAコンチネンタルツアー

2025.02.22

円盤投・堤雄司が自己2番目の61m76でV 女子100mH青木益未は13秒04 福田翔太、郡菜々佳も優勝/WAコンチネンタルツアー

世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ブロンズラベルのインターナショナル・トラック・ミート2025が2月22日、ニュージーランドのクライストチャーチで行われ、男子円盤投で堤雄司(ALSOK群馬)が61m76のセカンドベス […]

NEWS 「インターハイでも勝ちたい」高校2年の栗村凌がU20男子を制す 女子は真柴愛里が貫禄/日本選手権クロカン

2025.02.22

「インターハイでも勝ちたい」高校2年の栗村凌がU20男子を制す 女子は真柴愛里が貫禄/日本選手権クロカン

◇第40回U20日本選手権クロスカントリー(2月22日/福岡・海の中道海浜公園) U20日本選手権クロスカントリーが行われ、男子(8km)では栗村凌(学法石川高2福島)が23分20秒で優勝を果たした。 今年も全国から有力 […]

NEWS 三浦龍司が圧巻スパートで優勝 井川龍人は2年連続2位/日本選手権クロカン

2025.02.22

三浦龍司が圧巻スパートで優勝 井川龍人は2年連続2位/日本選手権クロカン

◇第108回日本選手権クロスカントリー(2月22日/福岡・海の中道海浜公園) 来年1月の世界クロスカントリー選手権(米国・タラハシー)の代表選考を兼ねた第108回日本選手権クロスカントリーが行われ、男子(10km)はパリ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年3月号 (2月14日発売)

2025年3月号 (2月14日発売)

別府大分毎日マラソン
落合 晃×久保 凛
太田智樹、葛西潤
追跡箱根駅伝&高校駅伝

page top