HOME 国内

2023.10.13

大迫傑「心身ともにベスト」2大会連続五輪、自身のマラソン初Vへ手応え/MGC
大迫傑「心身ともにベスト」2大会連続五輪、自身のマラソン初Vへ手応え/MGC

MGCに向け単身でトレーニングを積んできたと話す大迫傑

10月15日にパリ五輪マラソン選考会MGCは東京・国立競技場発着のコースで行われる。レース2日前の13日、都内で記者会見が行われ、出場者全員が出席して大会への抱負を語った。

東京五輪6位入賞の大迫傑(Nike)は、今大会に向けての抱負を「100%出し切る」と書いた。

「いつも通り、練習をしっかりと積むことを考えてやってきた。身体の状態は非常にいい。心身ともにベストの状態で臨めると思います」

東京五輪後にいったんはシューズを脱いだが、22年2月の現役復帰後は順調にレースを重ねてきた。マラソンでは復帰初戦だった22年11月のニューヨークシティ5位、国内復帰初戦だった今年3月の東京では2時間6分13秒のサードベストで日本人3番手(9位)にまとめた。

MGCに向けては、東京五輪への調整段階でも実施した同一レースでの10000m×2本を、7月のホクレン・ディスタンスチャレンジで組み込み、その後は米国・フラッグスタッフへ。そこからの流れに、今回は変化がある。

「今回は一人でフラッグスタッフでトレーニグを積んできました」。今までは練習パートナーとともに厳しいトレーニングを積んできたが、改めて「マラソン」という競技に対して深く向き合う日々を送るための選択だ。

「なんでMGCを走りたいのか、マラソンを走りたいのか、なぜ、マラソンというきつい種目をやるのか。対話をしながらやってこられた」。そんな日々の中で、見えてきたものがある。

広告の下にコンテンツが続きます

「僕は自分に挑戦することが好きなんだ、とわかりました」

孤独のトレーニングの中でも、量も質も「同じトレーニングをやってきました」。自信を持って、2度目のMGCのスタートラインに立つ。

レース展開については「上位に絡む走りを」と話すにとどめたが、「100%」の走りを実現できたとき、自身のマラソン初優勝と、パリ五輪代表の座がついていくる。

10月15日にパリ五輪マラソン選考会MGCは東京・国立競技場発着のコースで行われる。レース2日前の13日、都内で記者会見が行われ、出場者全員が出席して大会への抱負を語った。 東京五輪6位入賞の大迫傑(Nike)は、今大会に向けての抱負を「100%出し切る」と書いた。 「いつも通り、練習をしっかりと積むことを考えてやってきた。身体の状態は非常にいい。心身ともにベストの状態で臨めると思います」 東京五輪後にいったんはシューズを脱いだが、22年2月の現役復帰後は順調にレースを重ねてきた。マラソンでは復帰初戦だった22年11月のニューヨークシティ5位、国内復帰初戦だった今年3月の東京では2時間6分13秒のサードベストで日本人3番手(9位)にまとめた。 MGCに向けては、東京五輪への調整段階でも実施した同一レースでの10000m×2本を、7月のホクレン・ディスタンスチャレンジで組み込み、その後は米国・フラッグスタッフへ。そこからの流れに、今回は変化がある。 「今回は一人でフラッグスタッフでトレーニグを積んできました」。今までは練習パートナーとともに厳しいトレーニングを積んできたが、改めて「マラソン」という競技に対して深く向き合う日々を送るための選択だ。 「なんでMGCを走りたいのか、マラソンを走りたいのか、なぜ、マラソンというきつい種目をやるのか。対話をしながらやってこられた」。そんな日々の中で、見えてきたものがある。 「僕は自分に挑戦することが好きなんだ、とわかりました」 孤独のトレーニングの中でも、量も質も「同じトレーニングをやってきました」。自信を持って、2度目のMGCのスタートラインに立つ。 レース展開については「上位に絡む走りを」と話すにとどめたが、「100%」の走りを実現できたとき、自身のマラソン初優勝と、パリ五輪代表の座がついていくる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.01.18

都道府県男子駅伝オーダー発表!3区に塩尻和也と鶴川正也 7区は鈴木健吾、黒田朝日 4連覇狙う長野は3区吉岡大翔

◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝前日の1月18日、オーダーリストが発表された。 エントリーされていた2人の日本記 […]

NEWS 西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録

2025.01.17

西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録

1月17日、西脇多可新人高校駅伝の実行委員会が、2月16日に行われる第17回大会の出場チームを発表した。 西脇多可新人高校駅伝は、兵庫県西脇市から多可町を結ぶ「北はりま田園ハーフマラソンコース(21.0795km)」で行 […]

NEWS 編集部コラム「年末年始の風物詩」

2025.01.17

編集部コラム「年末年始の風物詩」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS 中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

2025.01.17

中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる […]

NEWS 栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表

2025.01.17

栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表

日本陸連は2月1日から2日に行われる、日本選手権室内のエントリー状況と、併催の日本室内大阪のスタートリストを発表した。 日本選手権室内では12月にエントリーが発表されていた選手のうち、男子60mに出場予定だったパリ五輪代 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年2月号 (1月14日発売)

2025年2月号 (1月14日発売)

駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝

page top