HOME 国内、大学

2023.10.08

男子4×400mRは筑波大が3分03秒96の学生歴代2位で戴冠 /日本選手権リレー
男子4×400mRは筑波大が3分03秒96の学生歴代2位で戴冠 /日本選手権リレー

学生歴代2位の好タイムで男子4×400mRに優勝した筑波大

◇第107回日本選手権リレー(10月7日~8日/東京・国立競技場)

日本選手権リレーの2日目が行われ、4×400mリレーは男子は筑波大が3分03秒96の大会新、学生歴代2位の好タイムで優勝を果たした。

男子は筑波大がアンカー勝負で総合力の高さを示した。日本インカレを制した東洋大が不在のなか、予選からトップタイムで決勝に駒を進めると、決勝は菅野航平、林申雅、吉川崚、今泉堅貴のオーダー。

1走の菅野が5位で切り出すと、2走の林は「初めての2走で緊張しました」と話しながらも、順位を5位から3位に押し上げる好走でレースの流れに乗せた。さらに吉川も法大をかわす力走で2位に浮上。好位置でエースの今泉にバトンを託した。

トップ早大と約10m差でスタートした今泉は「自分は追いかけて相手から力をもらうような走りが得意で、今日は久しぶりにその展開になりました」と話すように、ジリジリと早大との差を詰めるとラストの直線でギアを切り替えて逆転。「300mまでは楽に走れていたので、最後の直線で切り替えれば勝てると思っていた」の言葉通りのレースで優勝を手にした。

筑波大の優勝は08年以来。久しぶりの優勝に加え、タイムも大学記録を大きく更新し、今泉は「みんな予選で結構疲れていて、秋の試合で記録を出すのは難しいかなと感じていました。ここまで(タイムが)出るとは思わなかったので、正直驚いています」と笑顔を見せる。

広告の下にコンテンツが続きます

今季、日本選手権400mで4位に食い込み、4×400mリレーメンバーとして世界選手権代表にも選ばれた今泉。筑波大として最後のレースをこの上ないかたちで締めくくり、「来年は個人でも上の3人(佐藤拳太郎佐藤風雅中島佑気ジョセフ)に食らいつけるように頑張りたい」と、来る五輪シーズンに向けて期待に胸を膨らませた。

◇第107回日本選手権リレー(10月7日~8日/東京・国立競技場) 日本選手権リレーの2日目が行われ、4×400mリレーは男子は筑波大が3分03秒96の大会新、学生歴代2位の好タイムで優勝を果たした。 男子は筑波大がアンカー勝負で総合力の高さを示した。日本インカレを制した東洋大が不在のなか、予選からトップタイムで決勝に駒を進めると、決勝は菅野航平、林申雅、吉川崚、今泉堅貴のオーダー。 1走の菅野が5位で切り出すと、2走の林は「初めての2走で緊張しました」と話しながらも、順位を5位から3位に押し上げる好走でレースの流れに乗せた。さらに吉川も法大をかわす力走で2位に浮上。好位置でエースの今泉にバトンを託した。 トップ早大と約10m差でスタートした今泉は「自分は追いかけて相手から力をもらうような走りが得意で、今日は久しぶりにその展開になりました」と話すように、ジリジリと早大との差を詰めるとラストの直線でギアを切り替えて逆転。「300mまでは楽に走れていたので、最後の直線で切り替えれば勝てると思っていた」の言葉通りのレースで優勝を手にした。 筑波大の優勝は08年以来。久しぶりの優勝に加え、タイムも大学記録を大きく更新し、今泉は「みんな予選で結構疲れていて、秋の試合で記録を出すのは難しいかなと感じていました。ここまで(タイムが)出るとは思わなかったので、正直驚いています」と笑顔を見せる。 今季、日本選手権400mで4位に食い込み、4×400mリレーメンバーとして世界選手権代表にも選ばれた今泉。筑波大として最後のレースをこの上ないかたちで締めくくり、「来年は個人でも上の3人(佐藤拳太郎、佐藤風雅、中島佑気ジョセフ)に食らいつけるように頑張りたい」と、来る五輪シーズンに向けて期待に胸を膨らませた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.02.22

三浦龍司が圧巻スパートで優勝 井川龍人は2年連続2位/日本選手権クロカン

◇第108回日本選手権クロスカントリー(2月22日/福岡・海の中道海浜公園) 来年1月の世界クロスカントリー選手権(米国・タラハシー)の代表選考を兼ねた第108回日本選手権クロスカントリーが行われ、男子(10km)はパリ […]

NEWS 【大会結果】第108回日本選手権クロスカントリー(2025年2月22日)

2025.02.22

【大会結果】第108回日本選手権クロスカントリー(2025年2月22日)

【大会結果】第108回日本選手権クロスカントリー(2025年2月22日/福岡・海の中道海浜公園) ●男子10km 1位 三浦龍司(SUBARU)   28分24秒 2位 井川龍人(旭化成)   28分25秒 3位 塩尻和 […]

NEWS 今年も福岡でクロカン日本一決定戦! 日本選手権&U20日本選手権クロカンに有力選手が多数出場

2025.02.22

今年も福岡でクロカン日本一決定戦! 日本選手権&U20日本選手権クロカンに有力選手が多数出場

第108回日本選手権クロスカントリー、第40回U20日本選手権クロスカントリーは今日2月22日、福岡・海の中道海浜公園の1周2kmのコースを舞台に行われる。 日本選手権は男子が10km、女子が8kmで争われ、男子にはパリ […]

NEWS 編集部コラム「奥が深い」

2025.02.21

編集部コラム「奥が深い」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS ひらまつ病院にニューイヤー駅伝3年連続出走の三田眞司が加入 「チームの最高順位に貢献」

2025.02.21

ひらまつ病院にニューイヤー駅伝3年連続出走の三田眞司が加入 「チームの最高順位に貢献」

ひらまつ病院は2月16日付で、サンベルクスに所属していた三田眞司が加入したと発表した。 29歳の三田は神奈川県出身。光明学園相模原高では3年時に全国都道府県対抗男子駅伝4区9位と力走。国士大では3年時に全日本大学駅伝で3 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年3月号 (2月14日発売)

2025年3月号 (2月14日発売)

別府大分毎日マラソン
落合 晃×久保 凛
太田智樹、葛西潤
追跡箱根駅伝&高校駅伝

page top