HOME 国内、日本代表

2023.10.03

4日目にメダルラッシュ!!110mH高山峻野41年ぶり金、200m上山紘輝がV 棒高跳・諸田実咲は日本新で銀/アジア大会
4日目にメダルラッシュ!!110mH高山峻野41年ぶり金、200m上山紘輝がV 棒高跳・諸田実咲は日本新で銀/アジア大会

23年アジア大会110mHに同着で金メダルを獲得した高山峻野(中央)とアルアルユーハ(右) 写真/フォート・キシモト

◇第19回アジア大会(9月29日~10月5日/中国・杭州)

中国・杭州で開催されている第19回アジア大会の陸上競技の4日目の午後セッションが行われ、日本のメダルラッシュに沸いた。

前日まで金メダルなしだった日本だが、今大会金メダル第一号となったのが男子200mの上山紘輝(住友電工)。ラストで強さ見せて20秒60(-0.2)でフィニッシュ。日本勢として前回の小池祐貴(住友電工)以来、史上5人目の制覇だった。宇野勝翔(順大)は21秒07で8位ながら、初代表で入賞を果たしている。

続く男子110mハードルでは高山峻野(ゼンリン)が金メダル。ヤクボ・アルユーハ(クウェート)と13秒41(-0.4)の同タイムで着差なしの同時優勝となった。この種目の日本勢金メダルは1982年ニューデリー大会の藤森良文まで遡る。石川周平(富士通)は13秒63で5位だった。

女子棒高跳では日本記録保持者の諸田実咲(アットホーム)が快挙。今年4月に出した日本記録を7cmも更新する4m48で世界クラスの中国勢の1角を抑えて銀メダルを手にした。日本勢では前日本記録保持者の我孫子智美以来、2大会ぶりとなる。その棒高跳では李玲(中国)が4m63の大会新で勝利を収めた。

女子走幅跳の日本記録保持者でアジア選手権チャンピオンの秦澄美鈴(シバタ工業)は6m48(+0.4)で4位。メダルまであと2cmだった。「シンプルに悔しい。1回目にファウルをしてしまって出鼻をくじかれた。切り替えるプランもあったのですが、うまく踏み切れなかった」と渋い表情を浮かべた。

男子十種競技は、アジア選手権王者・ブダペスト世界選手権代表の丸山優真(住友電工)が3880点の4位、田上駿(陸上物語)が3663点の5位で初日折り返し。丸山は「見ての通りボロボロ。難しいですが最後までしっかり優勝することを考えていきたい」と2日目を見据えていた。

陸上競技5日目の午前セッションは女子800m予選に塩見綾乃(岩谷産業)が登場。十種競技は110mハードル、円盤投、棒高跳までが行われる。午後は女子5000m決勝に廣中璃梨佳(日本郵政グループ)と山本有真(積水化学)が出場。フィナーレは男子4×100mリレーで、日本は連覇を目指す。

◇第19回アジア大会(9月29日~10月5日/中国・杭州) 中国・杭州で開催されている第19回アジア大会の陸上競技の4日目の午後セッションが行われ、日本のメダルラッシュに沸いた。 前日まで金メダルなしだった日本だが、今大会金メダル第一号となったのが男子200mの上山紘輝(住友電工)。ラストで強さ見せて20秒60(-0.2)でフィニッシュ。日本勢として前回の小池祐貴(住友電工)以来、史上5人目の制覇だった。宇野勝翔(順大)は21秒07で8位ながら、初代表で入賞を果たしている。 続く男子110mハードルでは高山峻野(ゼンリン)が金メダル。ヤクボ・アルユーハ(クウェート)と13秒41(-0.4)の同タイムで着差なしの同時優勝となった。この種目の日本勢金メダルは1982年ニューデリー大会の藤森良文まで遡る。石川周平(富士通)は13秒63で5位だった。 女子棒高跳では日本記録保持者の諸田実咲(アットホーム)が快挙。今年4月に出した日本記録を7cmも更新する4m48で世界クラスの中国勢の1角を抑えて銀メダルを手にした。日本勢では前日本記録保持者の我孫子智美以来、2大会ぶりとなる。その棒高跳では李玲(中国)が4m63の大会新で勝利を収めた。 女子走幅跳の日本記録保持者でアジア選手権チャンピオンの秦澄美鈴(シバタ工業)は6m48(+0.4)で4位。メダルまであと2cmだった。「シンプルに悔しい。1回目にファウルをしてしまって出鼻をくじかれた。切り替えるプランもあったのですが、うまく踏み切れなかった」と渋い表情を浮かべた。 男子十種競技は、アジア選手権王者・ブダペスト世界選手権代表の丸山優真(住友電工)が3880点の4位、田上駿(陸上物語)が3663点の5位で初日折り返し。丸山は「見ての通りボロボロ。難しいですが最後までしっかり優勝することを考えていきたい」と2日目を見据えていた。 陸上競技5日目の午前セッションは女子800m予選に塩見綾乃(岩谷産業)が登場。十種競技は110mハードル、円盤投、棒高跳までが行われる。午後は女子5000m決勝に廣中璃梨佳(日本郵政グループ)と山本有真(積水化学)が出場。フィナーレは男子4×100mリレーで、日本は連覇を目指す。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.11.21

早大競走部駅伝部門が麹を活用した食品・飲料を手がける「MURO」とスポンサー契約締結

11月21日、株式会社コラゾンは同社が展開する麹専門ブランド「MURO」を通じて、早大競走部駅伝部とスポンサー契約を結んだことを発表した。 コラゾン社は「MURO」の商品である「KOJI DRINK A」および「KOJI […]

NEWS 立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン

2024.11.21

立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン

第55回防府読売マラソン大会事務局は、女子招待選手の立迫志穂(天満屋)が欠場すると発表した。調整不良のためとしている。 立迫は今年2月の全日本実業団ハーフマラソンで1時間11分16秒の11位。7月には5000m(15分3 […]

NEWS M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」

2024.11.20

M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」

神野大地が選手兼監督を務めるM&Aベストパートナーズが来春入社選手として、中大・山平怜生、國學院大・板垣俊佑、城西大・栗原直央の3人が内定した。神野が自身のSNSで内定式の様子を伝えている。 山平は宮城・仙台育英 […]

NEWS 第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑

2024.11.20

第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑

・候補選手は各チームが選出 ・情報は11月20日時点、チーム提供および編集部把握の公認記録を掲載 ・選手名の一部漢字で対応外のものは新字で掲載しています ・過去箱根駅伝成績で関東学生連合での出場選手は相当順位を掲載 ・一 […]

NEWS 八王子ロングディスタンスのスタートリスト発表!! 1万m26分台狙うS組は鈴⽊芽吹、遠藤⽇向、羽生拓矢、篠原倖太朗らが出場!

2024.11.20

八王子ロングディスタンスのスタートリスト発表!! 1万m26分台狙うS組は鈴⽊芽吹、遠藤⽇向、羽生拓矢、篠原倖太朗らが出場!

東日本実業団連盟は11月20日、2024八王子ロングディスタンス(11月23日)のスタートリストを発表した。 来年の世界選手権男子10000mの参加標準記録(27分00秒00)の突破を狙う『S組』では、日本の実業団に所属 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top