2023.09.30
「DAWN GAMES」で子供たちに夢や選択の機会を
イベント終了後、集まったメディアに対してサニブラウンが今の想いを語った。
「サッカーやラグビー、バスケットボールなど他の競技が大きな大会を通して、発展、人気が上がっているように映ります。その中で、陸上はどんな立ち位置なのか。他の競技に比べると、人気の部分もそうだしなんか寂しいという結論に至りました。(2021年の)東京五輪から、(25年の)東京世界陸上まで世界大会が毎年行われているレアなケースなのに、その割には……。もっともっと盛り上がってほしい」
コロナ禍や、無観客だった東京五輪を経て、「観客の皆さんの応援があってこそのスポーツだと、身に染みて感じました」。さらには、フロリダ大スポーツマネジメント科の授業の中で「競技人生が終わった時に、何をやりたいのかを考えておいたほうがいい」と言われたことも、頭に残っていた。
「アスリートとして何ができるのか、子供たちのために何ができるのか、スポーツ界に対して何ができるのか」
その中から生まれたのが今回のイベントであり、さらに来年に向けて構想を描く「DAWN GAMES」だ。
「DAWN(ドーン)には『夜明け、始まり』という意味があります。この大会を始まりに、子供たちやさまざまな人に夢や希望、選択のチャンスを与えられれば。また、日本と言えば『日出ずる国』と呼ばれるので」と、大会名の由来を説明する。
関東、関西など全国を数地区に分けて予選を行い、東京で決勝を実施。その優勝者や成績優秀者に、「海外に行くチャンスを贈れれば」というのが、DAWN GAMESでの目玉となる。「トップ中のトップを肌で感じて、競技に対する意欲やいろいろなところを見るために、この大会を生かしていきたい」とサニブラウンは言葉に力を込める。
そして、「イベントや大会だけで終わらせるのはもったいない。そこから先、どんどん『育成』につなげたい。子供たちやいろいろな人が、自分の立っている位置に来られるような道標を示していければと思っています」と、さらなる未来への想いも口にした。
撮影/有川秀明
「DAWN GAMES」で子供たちに夢や選択の機会を
[caption id="attachment_115475" align="alignnone" width="800"] 自らの構想を語ったサニブラウン[/caption] イベント終了後、集まったメディアに対してサニブラウンが今の想いを語った。 「サッカーやラグビー、バスケットボールなど他の競技が大きな大会を通して、発展、人気が上がっているように映ります。その中で、陸上はどんな立ち位置なのか。他の競技に比べると、人気の部分もそうだしなんか寂しいという結論に至りました。(2021年の)東京五輪から、(25年の)東京世界陸上まで世界大会が毎年行われているレアなケースなのに、その割には……。もっともっと盛り上がってほしい」 コロナ禍や、無観客だった東京五輪を経て、「観客の皆さんの応援があってこそのスポーツだと、身に染みて感じました」。さらには、フロリダ大スポーツマネジメント科の授業の中で「競技人生が終わった時に、何をやりたいのかを考えておいたほうがいい」と言われたことも、頭に残っていた。 「アスリートとして何ができるのか、子供たちのために何ができるのか、スポーツ界に対して何ができるのか」 その中から生まれたのが今回のイベントであり、さらに来年に向けて構想を描く「DAWN GAMES」だ。 「DAWN(ドーン)には『夜明け、始まり』という意味があります。この大会を始まりに、子供たちやさまざまな人に夢や希望、選択のチャンスを与えられれば。また、日本と言えば『日出ずる国』と呼ばれるので」と、大会名の由来を説明する。 関東、関西など全国を数地区に分けて予選を行い、東京で決勝を実施。その優勝者や成績優秀者に、「海外に行くチャンスを贈れれば」というのが、DAWN GAMESでの目玉となる。「トップ中のトップを肌で感じて、競技に対する意欲やいろいろなところを見るために、この大会を生かしていきたい」とサニブラウンは言葉に力を込める。 そして、「イベントや大会だけで終わらせるのはもったいない。そこから先、どんどん『育成』につなげたい。子供たちやいろいろな人が、自分の立っている位置に来られるような道標を示していければと思っています」と、さらなる未来への想いも口にした。 撮影/有川秀明
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.11.27
パリ五輪9位のブランクスが大会2連覇! 女子はレンゴールが優勝/全米学生クロカン
2024.11.26
やり投・パリ五輪金の北口榛花に秋の褒章「この章を糧にこれからも頑張ります」
-
2024.11.25
-
2024.11.25
-
2024.11.24
-
2024.11.20
-
2024.11.23
2024.11.01
吉田圭太が住友電工を退部 「充実した陸上人生を歩んでいきたい」競技は継続
2024.11.07
アシックスから軽量で反発性に優れたランニングシューズ「NOVABLAST 5」が登場!
-
2024.11.10
-
2024.10.27
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.11.27
パリ五輪9位のブランクスが大会2連覇! 女子はレンゴールが優勝/全米学生クロカン
全米学生クロスカントリー選手権が11月24日、米国・ウィスコンシン州で開催され、男子個人10000mはG.ブランクス(米国・ハーバード大)が28分37秒2で、女子個人6000mはD.レンゴール(ケニア・アラバマ大)が19 […]
2024.11.27
森永inゼリー エネルギーチャージゲームズ参加者を募集中! 女子短距離の日本記録保持者・福島千里さんから直接指導も受けられる!
小学生を対象としたランニングイベントおよび非公認の競技会「第5回森永inゼリー エネルギーチャージゲームズ(森永inゼリーECG)」が12月14日(土)、東京都世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で開催され […]
2024.11.26
やり投・パリ五輪金の北口榛花に秋の褒章「この章を糧にこれからも頑張ります」
文部科学省は11月26日、「秋の勲章・褒章伝達式」を執り行い、女子やり投の北口榛花(JAL)が出席した。 秋の褒章受賞者は786名(うち女性157名)と26の団体。学問や芸術、スポーツで功績を残した人に贈られる紫綬褒章は […]
2024.11.26
田中希実がホノルルマラソンの1マイルレースに2年連続エントリー! 世界室内メダリストらと対決
ホノルルマラソン日本事務局は11月26日、「ホノルルマラソン2024」の前日に開催される1マイルレース「カラカウアメリーマイル」に、パリ五輪代表の田中希実(New Balance)が出場することを発表した。 同レースはハ […]
2024.11.26
第101回箱根駅伝を盛り上げよう!! サッポロ生ビール黒ラベル「箱根駅伝缶」が本日発売、500mℓ缶が新登場
1987年から箱根駅伝に特別協賛しているサッポロビールは、大会を盛り上げるためにサッポロ生ビール黒ラベル「箱根駅伝缶」を第80回記念大会(2004年)より発売しているが、第101回大会バージョンの販売を本日からスタートし […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会