HOME 国内

2023.09.23

山縣亮太は決勝2位「日本でも世界でも戦えない」と厳しい表情 パリ五輪へ「地に足着けて」/全日本実業団
山縣亮太は決勝2位「日本でも世界でも戦えない」と厳しい表情 パリ五輪へ「地に足着けて」/全日本実業団

23年全日本実業団男子100mで2位だった山縣亮太

◇第71回全日本実業団対抗選手権大会(9月22~24日/岐阜メモリアルセンター長良川)

全日本実業団対抗の男子100mが行われ、東田旺洋(関彰商事)が10秒16(±0)で初優勝。9秒95の日本記録を持つ山縣亮太(セイコー)は10秒28で2位だった。

大会前は「中盤の(加速の)つなぎ目が大事」と臨んだという山縣。ただ、前日の予備予選では「スタートが遅すぎた」と、予選、決勝ではそこに焦点を当てた。「どうすれば鋭く出られるか考えて、スタートは割とよかった」が、「中盤のトップスピードを作るところで乗り切れない」。結果を踏まえ「これでは日本でも世界でも戦えない」と厳しい表情を見せた。

21年の東京五輪後に右膝の手術に踏みきって今シーズン試合に復帰。試合は重ねられるようになったが、最近のレースでは「多分、緊張だと思うのですが、楽に前に進む技術を整理しないといけない」と、持ち味だったスムーズでキレ味鋭い加速が見られない。

パリ五輪を最大目標に掲げるなか、「春から記録を狙っていけるように、トレーニングのやり方を考え直さないといけない部分もある。簡単ではない」。

それでも、世界選手権や今大会、そしてアジア大会に向けて飯塚翔太(ミズノ)や桐生祥秀(日本生命)といった盟友も力走。「あの2人はレベルが違う。今はちょっと自信がないですが、早く肩を並べて走れるように仕上げていきたい」と前を向いた。

今大会の200m、来週末の新潟アスレチックチャレンジ(100m、200m)、そして国体もエントリーしているが、「少し途中で左ハムストリングスに違和感があった。ケガではないですが、様子を見ながらチームと相談して決めたい」とした。

◇第71回全日本実業団対抗選手権大会(9月22~24日/岐阜メモリアルセンター長良川) 全日本実業団対抗の男子100mが行われ、東田旺洋(関彰商事)が10秒16(±0)で初優勝。9秒95の日本記録を持つ山縣亮太(セイコー)は10秒28で2位だった。 大会前は「中盤の(加速の)つなぎ目が大事」と臨んだという山縣。ただ、前日の予備予選では「スタートが遅すぎた」と、予選、決勝ではそこに焦点を当てた。「どうすれば鋭く出られるか考えて、スタートは割とよかった」が、「中盤のトップスピードを作るところで乗り切れない」。結果を踏まえ「これでは日本でも世界でも戦えない」と厳しい表情を見せた。 21年の東京五輪後に右膝の手術に踏みきって今シーズン試合に復帰。試合は重ねられるようになったが、最近のレースでは「多分、緊張だと思うのですが、楽に前に進む技術を整理しないといけない」と、持ち味だったスムーズでキレ味鋭い加速が見られない。 パリ五輪を最大目標に掲げるなか、「春から記録を狙っていけるように、トレーニングのやり方を考え直さないといけない部分もある。簡単ではない」。 それでも、世界選手権や今大会、そしてアジア大会に向けて飯塚翔太(ミズノ)や桐生祥秀(日本生命)といった盟友も力走。「あの2人はレベルが違う。今はちょっと自信がないですが、早く肩を並べて走れるように仕上げていきたい」と前を向いた。 今大会の200m、来週末の新潟アスレチックチャレンジ(100m、200m)、そして国体もエントリーしているが、「少し途中で左ハムストリングスに違和感があった。ケガではないですが、様子を見ながらチームと相談して決めたい」とした。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.11.22

田中希実が来季『グランドスラム・トラック』参戦決定!マイケル・ジョンソン氏が新設

来春、開幕する陸上リーグ「グランドスラム・トラック」の“レーサー”として、女子中長距離の田中希実(New Balance)が契約したと発表された。 同大会は1990年代から2000年代に男子短距離で活躍したマイケル・ジョ […]

NEWS 早大競走部駅伝部門が麹を活用した食品・飲料を手がける「MURO」とスポンサー契約締結

2024.11.21

早大競走部駅伝部門が麹を活用した食品・飲料を手がける「MURO」とスポンサー契約締結

11月21日、株式会社コラゾンは同社が展開する麹専門ブランド「MURO」を通じて、早大競走部駅伝部とスポンサー契約を結んだことを発表した。 コラゾン社は「MURO」の商品である「KOJI DRINK A」および「KOJI […]

NEWS 立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン

2024.11.21

立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン

第55回防府読売マラソン大会事務局は、女子招待選手の立迫志穂(天満屋)が欠場すると発表した。調整不良のためとしている。 立迫は今年2月の全日本実業団ハーフマラソンで1時間11分16秒の11位。7月には5000m(15分3 […]

NEWS M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」

2024.11.20

M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」

神野大地が選手兼監督を務めるM&Aベストパートナーズが来春入社選手として、中大・山平怜生、國學院大・板垣俊佑、城西大・栗原直央の3人が内定した。神野が自身のSNSで内定式の様子を伝えている。 山平は宮城・仙台育英 […]

NEWS 第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑

2024.11.20

第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑

・候補選手は各チームが選出 ・情報は11月20日時点、チーム提供および編集部把握の公認記録を掲載 ・選手名の一部漢字で対応外のものは新字で掲載しています ・過去箱根駅伝成績で関東学生連合での出場選手は相当順位を掲載 ・一 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top