HOME 国内

2023.09.23

やり投・佐藤友佳 今季2度目の60mオーバーで4年ぶりV「最後まで振り切れた」パリ五輪で入賞目指す/全日本実業団
やり投・佐藤友佳 今季2度目の60mオーバーで4年ぶりV「最後まで振り切れた」パリ五輪で入賞目指す/全日本実業団

23年全日本実業団女子やり投で優勝した佐藤友佳

◇第71回全日本実業団対抗選手権大会(9月22~24日/岐阜メモリアルセンター長良川)

全日本実業団対抗の2日目に女子やり投が行われ、佐藤友佳(ニコニコのり)が60m12を投げて優勝した。

佐藤は1回目に57m07をマーク。4回目に57m41、5回目にも57m88とそろえるも、5回目に58m94をスローしたブダペスト世界選手権代表の上田百寧(ゼンリン)に逆転を許した。それでも最終投てきでビッグスロー。「60m後半が投げられればと思っていたので安心しました。うれしいです」とホッと胸をなで下ろす。「最後まで振り切れたのが57mと60mの違い」と振り返る。

2019年ドーハ世界選手権代表も、近年は肘や腰のケガでなかなか安定したパフォーマンスを出せずにいた。今季も日本選手権は8位。ただ、その後は海外遠征を敢行し、フィンランドで60m31を投げて優勝するなど調子を上げていた。「これまでは世界大会を意識して3回目までに投げないと、とか考えていましたが、これくらい気楽に投げれば飛ぶっていうことですよね」と吹っ切れた様子。気負いがなければ力のあるところをしっかり証明してみせた。

北口榛花(JAL)が世界一に輝いたこの種目。「日本人でも戦えるというのを見せてくれました」と刺激を受け、「来年、オリンピックで入賞できれば。準備していきたい」とベテランは大一番を見据えていた。

◇第71回全日本実業団対抗選手権大会(9月22~24日/岐阜メモリアルセンター長良川) 全日本実業団対抗の2日目に女子やり投が行われ、佐藤友佳(ニコニコのり)が60m12を投げて優勝した。 佐藤は1回目に57m07をマーク。4回目に57m41、5回目にも57m88とそろえるも、5回目に58m94をスローしたブダペスト世界選手権代表の上田百寧(ゼンリン)に逆転を許した。それでも最終投てきでビッグスロー。「60m後半が投げられればと思っていたので安心しました。うれしいです」とホッと胸をなで下ろす。「最後まで振り切れたのが57mと60mの違い」と振り返る。 2019年ドーハ世界選手権代表も、近年は肘や腰のケガでなかなか安定したパフォーマンスを出せずにいた。今季も日本選手権は8位。ただ、その後は海外遠征を敢行し、フィンランドで60m31を投げて優勝するなど調子を上げていた。「これまでは世界大会を意識して3回目までに投げないと、とか考えていましたが、これくらい気楽に投げれば飛ぶっていうことですよね」と吹っ切れた様子。気負いがなければ力のあるところをしっかり証明してみせた。 北口榛花(JAL)が世界一に輝いたこの種目。「日本人でも戦えるというのを見せてくれました」と刺激を受け、「来年、オリンピックで入賞できれば。準備していきたい」とベテランは大一番を見据えていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.02.22

石井優吉がショートトラック800m1分46秒41の日本新!

2月21日、米国ペンシルベニア州カレッジステーションでペンシルベニア州立大の学内学内競技会が同校の室内競技場(1周200m)で行われ、男子800mで石井優吉(ペンシルベニア州立大)が1分46秒41のショートラック日本記録 […]

NEWS JMCランキング暫定1位の西山雄介がコンディション不良により欠場/大阪マラソン

2025.02.22

JMCランキング暫定1位の西山雄介がコンディション不良により欠場/大阪マラソン

◇大阪マラソン2025(2月24日/大阪・大阪府庁前スタート・大阪城公園フィニッシュ) 大阪マラソンの主催者は2月22日、招待選手の西山雄介(トヨタ自動車)がコンディション不良により欠場することを発表した。 西山は22年 […]

NEWS 【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(花園高3) 61m59=一般規格高校歴代2位

2025.02.22

【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(花園高3) 61m59=一般規格高校歴代2位

2月22日、京都市の京産大総合グラウンド競技場で第11回京都陸協記録会が行われ、一般規格の男子ハンマー投でアツオビン・アンドリュウ(花園高3京都)が高校歴代2位となる61m59をマークした。 アツオビンは昨年のU20日本 […]

NEWS 円盤投・堤雄司が自己2番目の61m76でV 女子100mH青木益未は13秒04 福田翔太、郡菜々佳も優勝/WAコンチネンタルツアー

2025.02.22

円盤投・堤雄司が自己2番目の61m76でV 女子100mH青木益未は13秒04 福田翔太、郡菜々佳も優勝/WAコンチネンタルツアー

世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ブロンズラベルのインターナショナル・トラック・ミート2025が2月22日、ニュージーランドのクライストチャーチで行われ、男子円盤投で堤雄司(ALSOK群馬)が61m76のセカンドベス […]

NEWS 「インターハイでも勝ちたい」高校2年の栗村凌がU20男子を制す 女子は真柴愛里が貫禄/日本選手権クロカン

2025.02.22

「インターハイでも勝ちたい」高校2年の栗村凌がU20男子を制す 女子は真柴愛里が貫禄/日本選手権クロカン

◇第40回U20日本選手権クロスカントリー(2月22日/福岡・海の中道海浜公園) U20日本選手権クロスカントリーが行われ、男子(8km)では栗村凌(学法石川高2福島)が23分20秒で優勝を果たした。 今年も全国から有力 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年3月号 (2月14日発売)

2025年3月号 (2月14日発売)

別府大分毎日マラソン
落合 晃×久保 凛
太田智樹、葛西潤
追跡箱根駅伝&高校駅伝

page top