東洋大陸上競技部のコーチに大西智也氏(旭化成コーチ)が10月1日付で就任することが関係者への取材でわかった。
大西氏は東洋大の箱根駅伝初優勝メンバーで、在学時は全日本大学駅伝1区区間賞など主軸として牽引した。卒業後は旭化成へ入社し、09年はユニバーシアード(現・ワールドユニバーシティゲームズ)のハーフマラソン銀メダル、東アジア大会ハーフマラソン金メダル、10年は日本選手権5000m2位、世界ハーフマラソン選手権9位とトラック・ロード問わず活躍。14年の全日本実業団対抗駅伝では1区区間賞も獲得している。17年に引退後は旭化成のコーチとなり、後進の育成に力を注いでいた。
昨年度末に打診を受けたという大西氏は母校のコーチ就任にあたり、「駅伝ではずっと上位にいましたが、近年は少し元気がないかなと思っていました。実業団と違って学生は教育の場でもあると思うので、より丁寧な接し方が必要。駅伝シーズン直前で学生はとまどうと思いますが、酒井監督の負担を少しでも減らせるように、母校の力になりたいです」と意気込みを口にした。
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