2023.09.18
米国オレゴン州ユージンでダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルの2日目が9月17日に行われ、女子5000mでは22年オレゴン世界選手権金メダリストのG.ツェガイ(エチオピア)が世界新の14分00秒21で優勝した。2位にはオレゴン世界選手権銀メダル、8月のブダペスト世界選手権では銅メダルを手にしたB.チェベトが世界歴代3位の14分05秒92で続いた。
男子棒高跳ではA.デュプランティス(スウェーデン)が自身の世界記録を1センチ更新する6m23で勝利。男子3000mは、21年東京五輪1500mとオレゴン、ブダペスト両世界選手権5000m金メダルのJ.インゲブリグトセン(ノルウェー)が世界歴代3位の7分23秒63で接戦を制し、前日の1マイルに続いてDL記録を樹立。欧州記録も更新した。2位のY.ケジャルチャ(エチオピア)は世界歴代4位の7分23秒64、3位のG.フィッシャー(米国)は北米記録の7分25秒47を打ち立てた。
女子200mは世界選手権2連覇中のS.ジャクソン(ジャマイカ)が21秒57(+0.3)で大会新V。前日の100mとの2冠となった。女子800mでは東京五輪・オレゴン世界選手権金メダルのA.ムー(米国)が今季世界最高、世界歴代8位の1分54秒97で優勝した。自己新で米国記録も更新。1分55秒19で2位のK.ホジキンソン(英国)、1分55秒96で3位のN.グルー・トッピン(ジャマイカ)もそれぞれ自国の新記録を樹立した。
女子走高跳では今季世界最高の2m03をブダペスト世界選手権金メダルのY.マフチフ(ウクライナ)と東京五輪銀メダルのN.オリスラガーズ(豪州)が成功し、試技数差でマフチフが優勝。2位のオリスラガーズは自己ベストで、エリアレコードを更新した。
男子110mハードルは東京五輪金メダルのH.パーチメント(ジャマイカ)が今季世界最高、自己新の12秒93(+0.9)で制した。女子400mハードルはブダペスト金メダルのF.ボル(オランダ)が51秒98の大会新で快勝。男子800mはブダペスト世界選手権銀メダルの19歳・E.ワニョイ(ケニア)が今季世界最高、自己新の1分42秒80の大会新で勝利した。
男子円盤投では、ブダペスト世界選手権4位のM.デニー(豪州)が自国新の68m43で金メダリストらを抑えて勝利。オレゴン世界選手権金のK.チェー(スロベニア)は67m64で2位、東京五輪、ドーハ・ブダペスト世界選手権金のD.スタール(スウェーデン)は67m36だった。
今季のDLは全日程が終了。ファイナルでの賞金は優勝者に30000ドルが贈られ、順位に応じて8位までの選手が賞金を獲得できる。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.03.26
-
2025.03.26
-
2025.03.26
-
2025.03.26
-
2025.03.26
2025.03.23
女子は長野東が7年ぶりの地元V アンカー・田畑陽菜が薫英女学院を逆転/春の高校伊那駅伝
-
2025.03.19
-
2025.03.25
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.26
日本選手権室内・日本室内大阪大会が終了 リレーフェス今年実施せず、U16リレーは7/12~13の日本選手権リレー・混成と併催
日本陸連は3月26日、都内で理事会を開き、2025年度の主要競技会日程を承認した。 これまで、主に毎年2月に実施していた日本選手権室内・日本室内大阪大会は終了とし、25年度から行われない。 同大会は元々、1984年に「国 […]
2025.03.26
【男子3000m】尾田祥太(Runup Academy・中2) 8分37秒25=中2歴代6位
3月22日、名古屋市のパロマ瑞穂北陸上競技場で愛知陸協長距離競技会(第1回トヨタ紡織記録挑戦会)が行われ、男子3000mに出場した尾田祥太(Runup Academy/岡崎南中2愛知)が8分37秒25の中2歴代6位のタイ […]
2025.03.26
セイコーGGPと日本選手権で東京世界陸上の運営トレーニング実施「大会運営に必要な能力・経験」の蓄積目指す
公益財団法人東京2025世界陸上財団は3月26日に理事会を開き、本番での運営能力向上を図るため、運営トレーニングを実施することを発表した。 トレーニングの対象大会は、本番のメイン会場である国立競技場で行われるセイコーゴー […]
2025.03.26
スズキの田原遼太郎が現役引退 800mインターハイ出場 大学時代は関西インカレ1万m優勝
スズキは所属する田原遼太郎が現役を引退し、社業に専念することを発表した。 田原は大阪府出身の26歳。中学から陸上を始め、当初は800mなど中距離に取り組み、13年全中では準決勝まで進んでいる。大阪高でもトラックや高校駅伝 […]
2025.03.26
東京世界陸上ボランティアに3100人が採用 周辺協力者含めて3400人で構成
公益財団法人東京世界陸上財団は3月26日に理事会を開催し、ボランティアの採用結果について発表した。 11月1日から12月17日までの期間で募集し、当初想定していた募集人数3000人程度を大きく上回る8,276人が応募。そ […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報