HOME 高校

2023.09.15

インターハイ1年生女王の久保凛2分06秒05 今季最後の800mを高1歴代2位で締めくくる/近畿高校ユース
インターハイ1年生女王の久保凛2分06秒05 今季最後の800mを高1歴代2位で締めくくる/近畿高校ユース

久保凛(東大阪大敬愛)

女子800m 高1歴代5傑表

2.05.84 小林祐梨子(須磨学園・兵庫) 2004. 6.20
2.06.05 久保  凛(東大阪大敬愛・大阪) 2023. 9.15
2.07.11 倉岡 奈々(鹿児島女・鹿児島) 2013. 8. 2
2.07.12 上田 万葵(舟入・広島) 2017.10. 9
2.07.16 澤井 柚葉(星稜・石川) 2017.10. 9

◇第56回近畿高校ユース対校選手権大会(9月15日~17日/奈良・ロートフィールド奈良)1日目 地区新人大会の“開幕”となる近畿高校ユース対校選手権が初日を迎えた。男女計26種目の決勝が行われ、1年女子800mでは、8月の北海道インターハイ女王・久保凛(東大阪大敬愛)がスタート直後から独走。自己ベストを0.14秒更新する高1歴代2位の2分06秒05で快勝した。 駅伝を控え、今シーズン最後の800mとなった久保。400mを62秒で通過し、「60~61秒で通過する予定だったので、そこが少し遅かったです」。一人旅となるなか「ラストはしっかり切り替えることができました」と、高校記録(2分02秒57、2017年)保持者の塩見綾乃(京都文教/現・岩谷産業)が2015年にマークした大会記録(2分08秒49)を2秒以上更新。今季最後の800mを圧巻のレースで締めくくった。 ただ、「調子が良く、自己ベストを更新できましたが、2分5秒台が目標だったので、タイム的には納得していません」と久保。小林祐梨子(須磨学園・兵庫)が2004年マークした高1最高(2分05秒84)の更新を狙っていただけに悔しさをにじませた。 8月25日、27日の日韓中ジュニア交流競技会以降は、駅伝を見据えて少しずつ長い距離に取り組んできたという久保。16日の1年女子1500mに出場した後は、23日には日体大長距離競技会で、中3だった昨年の11月以来となる3000mに挑む予定となっている。「1500mでもベスト更新、3000mは約1年ぶりなので少し不安もありますが、まずは9分30秒をしっかり切って駅伝に備えたいです」と笑顔で抱負を話した。 2年男子800mでは、北海道インターハイ王者の落合晃(滋賀学園)が1分51秒21で、川口峻太朗(洛南・京都)に競り勝った。こちらも夏の練習で万全な状態ではなかったそうだが、実力を発揮。1分51秒56で2位だった川口とともに、2020年に久田朔(桜宮・大阪)が作った大会記録(1分51秒57)を更新した。 このほか、2年男子ハンマー投では、インターハイ2位のアツオビン・アンドリュウ(花園・京都)が大会記録を更新する62m22で貫禄勝ち。2年女子走幅跳ではインターハイ5位の高宮ひかり(大塚・大阪)が5回目に自己ベストの6m04(+2.0)を跳び、大会記録(6m02)を更新するなど北海道インターハイ組の活躍が光った。大会は17日まで行われる。 文/花木 雫

女子800m 高1歴代5傑表

2.05.84 小林祐梨子(須磨学園・兵庫) 2004. 6.20 2.06.05 久保  凛(東大阪大敬愛・大阪) 2023. 9.15 2.07.11 倉岡 奈々(鹿児島女・鹿児島) 2013. 8. 2 2.07.12 上田 万葵(舟入・広島) 2017.10. 9 2.07.16 澤井 柚葉(星稜・石川) 2017.10. 9

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.11.22

田中希実が来季『グランドスラム・トラック』参戦決定!マイケル・ジョンソン氏が新設

来春、開幕する陸上リーグ「グランドスラム・トラック」の“レーサー”として、女子中長距離の田中希実(New Balance)が契約したと発表された。 同大会は1990年代から2000年代に男子短距離で活躍したマイケル・ジョ […]

NEWS 早大競走部駅伝部門が麹を活用した食品・飲料を手がける「MURO」とスポンサー契約締結

2024.11.21

早大競走部駅伝部門が麹を活用した食品・飲料を手がける「MURO」とスポンサー契約締結

11月21日、株式会社コラゾンは同社が展開する麹専門ブランド「MURO」を通じて、早大競走部駅伝部とスポンサー契約を結んだことを発表した。 コラゾン社は「MURO」の商品である「KOJI DRINK A」および「KOJI […]

NEWS 立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン

2024.11.21

立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン

第55回防府読売マラソン大会事務局は、女子招待選手の立迫志穂(天満屋)が欠場すると発表した。調整不良のためとしている。 立迫は今年2月の全日本実業団ハーフマラソンで1時間11分16秒の11位。7月には5000m(15分3 […]

NEWS M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」

2024.11.20

M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」

【写真】M&Aベストパートナーズ陸上部内定式の様子をチェック! 先日はMABP陸上部新卒入社選手の内定式。@MABP_athletes 板垣俊佑 選手(國學院大学)栗原直央 選手(城西大学)山平怜生 選手(中央大 […]

NEWS 第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑

2024.11.20

第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑

・候補選手は各チームが選出 ・情報は11月20日時点、チーム提供および編集部把握の公認記録を掲載 ・選手名の一部漢字で対応外のものは新字で掲載しています ・過去箱根駅伝成績で関東学生連合での出場選手は相当順位を掲載 ・一 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top