HOME 国内、世界陸上

2023.09.13

田中希実 5000m14分30秒切り日本新「実感あまりない」25年東京大会へ「熱が逃げないように」
田中希実 5000m14分30秒切り日本新「実感あまりない」25年東京大会へ「熱が逃げないように」

シンポジウムに登壇した田中希実

2025年に控える東京世界選手権の開幕2年前となった9月13日、「ブダペストから東京へ 世界陸上開催2年前! TOKYO FORWARD 2025シンポジウム」が都内で開かれた。

アスリート代表として男子20km競歩で19・22年と2連覇している山西利和(愛知製鋼)と女子1500m・5000m日本記録保持者で、ブダペスト世界選手権5000m8位の田中希実(New Balance)が登壇した。

シンポジウム後に田中が報道陣の取材に応じた。

ダイヤモンドリーグ(DL)ブリュッセル大会5000mで14分29秒18という驚異的な日本記録を樹立した田中。ニューヨークでレースに出場してから前日に帰国し、翌日午後には急きょ出場が決まったDLファイナル出場のためオレゴン・ユージンへ飛ぶ。

2度目の日本新について「いつかは出したいと思っていたタイムですが、今はまだ実感があまりなくて」と振り返る。ファイナル出場が決まったことで「あまりタイムについて考えないようにしている」。初ファイナルでは「できるだけ上の順位を目指していきたい」と目標を掲げていた。

これまで世界選手権をはじめ、多くの海外レースを経験してきた田中。2025年東京世界選手権に向けて「ヨーロッパと同じような盛り上がりができるかというのは、今回も感じさせられた部分ではある」としつつ、「国立競技場は良い競技場だと思うので、うまく使って熱が逃げないように歓声が沸くようになればうれしい」と語った。

今後はDLファイナルを後に全日本実業団対抗の800mを経て、初開催の世界ロード選手権(ラトビア・リガ)に出場。その後は国体、ミドルディスタンスサーキットを予定している。

広告の下にコンテンツが続きます
2025年に控える東京世界選手権の開幕2年前となった9月13日、「ブダペストから東京へ 世界陸上開催2年前! TOKYO FORWARD 2025シンポジウム」が都内で開かれた。 アスリート代表として男子20km競歩で19・22年と2連覇している山西利和(愛知製鋼)と女子1500m・5000m日本記録保持者で、ブダペスト世界選手権5000m8位の田中希実(New Balance)が登壇した。 シンポジウム後に田中が報道陣の取材に応じた。 ダイヤモンドリーグ(DL)ブリュッセル大会5000mで14分29秒18という驚異的な日本記録を樹立した田中。ニューヨークでレースに出場してから前日に帰国し、翌日午後には急きょ出場が決まったDLファイナル出場のためオレゴン・ユージンへ飛ぶ。 2度目の日本新について「いつかは出したいと思っていたタイムですが、今はまだ実感があまりなくて」と振り返る。ファイナル出場が決まったことで「あまりタイムについて考えないようにしている」。初ファイナルでは「できるだけ上の順位を目指していきたい」と目標を掲げていた。 これまで世界選手権をはじめ、多くの海外レースを経験してきた田中。2025年東京世界選手権に向けて「ヨーロッパと同じような盛り上がりができるかというのは、今回も感じさせられた部分ではある」としつつ、「国立競技場は良い競技場だと思うので、うまく使って熱が逃げないように歓声が沸くようになればうれしい」と語った。 今後はDLファイナルを後に全日本実業団対抗の800mを経て、初開催の世界ロード選手権(ラトビア・リガ)に出場。その後は国体、ミドルディスタンスサーキットを予定している。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.01.17

西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録

1月17日、西脇多可新人高校駅伝の実行委員会が、2月16日に行われる第17回大会の出場チームを発表した。 西脇多可新人高校駅伝は、兵庫県西脇市から多可町を結ぶ「北はりま田園ハーフマラソンコース(21.0795km)」で行 […]

NEWS 編集部コラム「年末年始の風物詩」

2025.01.17

編集部コラム「年末年始の風物詩」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS 中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

2025.01.17

中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる […]

NEWS 栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表

2025.01.17

栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表

日本陸連は2月1日から2日に行われる、日本選手権室内のエントリー状況と、併催の日本室内大阪のスタートリストを発表した。 日本選手権室内では12月にエントリーが発表されていた選手のうち、男子60mに出場予定だったパリ五輪代 […]

NEWS 東京世界陸上のチケット一般販売が1月31日からスタート!すでに23万枚が販売、新たな席種も追加

2025.01.17

東京世界陸上のチケット一般販売が1月31日からスタート!すでに23万枚が販売、新たな席種も追加

東京2025世界陸上財団は、今年9月に開催される東京世界選手権の観戦チケットの一般販売を1月31日(金)の18時から開始すると発表した。 昨夏に先行販売が始まり、年末年始にも特別販売を実施。すでに23万枚を販売し売れ行き […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年2月号 (1月14日発売)

2025年2月号 (1月14日発売)

駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝

page top