HOME 国内、世界陸上、日本代表
男子4×100mリレー2大会ぶりのメダルへ!小池「余裕もって4走に渡せれば」サニブラウン「全力で走るだけ」/世界陸上
男子4×100mリレー2大会ぶりのメダルへ!小池「余裕もって4走に渡せれば」サニブラウン「全力で走るだけ」/世界陸上

決勝進出を決め,安堵の表情も見せたリレーメンバー

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)7日目

ブダペスト世界陸上7日目のアフタヌーンセッションが行われ、男子4×100mリレーの予選1組に出場した日本は37秒71の3着となり、決勝進出を果たした。

精鋭揃う米国やジャマイカと同じ組になり、自動的に決勝が決まる3着以内は決して簡単ではない条件。日本は1走から3走までを7月のダイヤモンドリーグ・ロンドンで37秒80をマークしたときの坂井隆一郎(大阪ガス)、栁田大輝(東洋大)、小池祐貴(住友電工)で固め、アンカーには19年ドーハ大会以来となる100m6位のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)を起用した。

スターターの坂井は得意の飛び出しで、アウトレーンの米国、ジャマイカに食らいつくと、続く栁田も米国のフレッド・カーリーに負けない走りを見せた。チームのまとめ役の小池がつなぎ、4走のサニブラウンにバトンが渡る。

サニブラウンは米国、ジャマイカからワンテンポ遅れてのスタートとなったものの、両国を猛追。逆転までには至らずも僅差でフィニッシュした。

これで2大会ぶりのファイナル。前回のオレゴンではバトンミスにより失格しており、そのときもメンバーだった坂井は「去年の世界陸上はリレーで本当に悔しい想いをしたので、今回予選通過できてよかった」と胸をなで下ろした。

広告の下にコンテンツが続きます

37秒71はパフォーマンス日本歴代4位。予選全体では4位の好タイムだ。バトンの精度をさらに高めれば、タイムの短縮も見込め、メダル獲得の期待も膨らむ。3走の小池は「もうちょっと余裕をもって渡せるはずなので、バトンの流れ、個々の加速で本来の走りができれば、もっと余裕を持って渡せる」と話すと、サニブラウンも「(バトンを)自分ところにしっかりと回してくれると思うので、もらったら全力で走るだけ」と自信を持つ。

決勝のスタートリストはすでに発表されており、大外の9レーンに入った日本。復権に向けて最後の勝負に挑む。

決勝は日本時間27日の午前4時40分から行われる。

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)7日目 ブダペスト世界陸上7日目のアフタヌーンセッションが行われ、男子4×100mリレーの予選1組に出場した日本は37秒71の3着となり、決勝進出を果たした。 精鋭揃う米国やジャマイカと同じ組になり、自動的に決勝が決まる3着以内は決して簡単ではない条件。日本は1走から3走までを7月のダイヤモンドリーグ・ロンドンで37秒80をマークしたときの坂井隆一郎(大阪ガス)、栁田大輝(東洋大)、小池祐貴(住友電工)で固め、アンカーには19年ドーハ大会以来となる100m6位のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)を起用した。 スターターの坂井は得意の飛び出しで、アウトレーンの米国、ジャマイカに食らいつくと、続く栁田も米国のフレッド・カーリーに負けない走りを見せた。チームのまとめ役の小池がつなぎ、4走のサニブラウンにバトンが渡る。 サニブラウンは米国、ジャマイカからワンテンポ遅れてのスタートとなったものの、両国を猛追。逆転までには至らずも僅差でフィニッシュした。 これで2大会ぶりのファイナル。前回のオレゴンではバトンミスにより失格しており、そのときもメンバーだった坂井は「去年の世界陸上はリレーで本当に悔しい想いをしたので、今回予選通過できてよかった」と胸をなで下ろした。 37秒71はパフォーマンス日本歴代4位。予選全体では4位の好タイムだ。バトンの精度をさらに高めれば、タイムの短縮も見込め、メダル獲得の期待も膨らむ。3走の小池は「もうちょっと余裕をもって渡せるはずなので、バトンの流れ、個々の加速で本来の走りができれば、もっと余裕を持って渡せる」と話すと、サニブラウンも「(バトンを)自分ところにしっかりと回してくれると思うので、もらったら全力で走るだけ」と自信を持つ。 決勝のスタートリストはすでに発表されており、大外の9レーンに入った日本。復権に向けて最後の勝負に挑む。 決勝は日本時間27日の午前4時40分から行われる。

男子4×100mR決勝スタートリストをチェック

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.21

男子4×100mR代表にサニブラウン、鵜澤飛羽、西岡尚輝らが選出! 9月の世界陸上につながる一戦/世界リレー

日本陸連は4月21日、来月行われる世界リレーの代表メンバーを発表した。 大会は男女の4×100mリレー、4×400mリレー、そして男女混合の4×400mリレーの5種目を実施。日本からは男子4×100mリレーのみを派遣する […]

NEWS 38歳フレイザー・プライスがパリ五輪以来の競技会復帰! 100m10秒94wで「引退はまだ確定してない」

2025.04.21

38歳フレイザー・プライスがパリ五輪以来の競技会復帰! 100m10秒94wで「引退はまだ確定してない」

4月19日、ジャマイカ・キングストンで「ヴェロシティ・フェスト」が行われ、2008年、12年ロンドン五輪女子100m金メダリストのレジェンド・S.-A.フレイザー・プライス(ジャマイカ)が昨年8月のパリ五輪以来のレースに […]

NEWS Hondaにベナードが新加入!3月にハーフで59分58秒の自己新「駅伝やマラソンで戦える選手に」

2025.04.21

Hondaにベナードが新加入!3月にハーフで59分58秒の自己新「駅伝やマラソンで戦える選手に」

Hondaは4月21日、2025年度体制にケニア人ランナーのランガット・ベナードが加入したと発表した。 二十歳のベナードは23年度まで小森コーポレーションに在籍。今年1月に10kmで27分11秒、3月にハーフマラソンで5 […]

NEWS やり投・北口榛花がJOCシンボルアスリート新規認定!陸上競技を「もっと身近な存在に」栁田大輝もネクスト継続

2025.04.21

やり投・北口榛花がJOCシンボルアスリート新規認定!陸上競技を「もっと身近な存在に」栁田大輝もネクスト継続

日本オリンピック委員会(JOC)は4月21日、TEAM JAPANシンボルアスリートとネクストシンボルアスリートを発表し、女子やり投の北口榛花(JAL)が新たにシンボルアスリートに、男子短距離の栁田大輝(東洋大)が継続し […]

NEWS パリ五輪女子100m金アルフレッド 200m今季初レースで21秒88! 男子110mHカニンガムが13秒09の今季世界最高 ライルズ400m45秒87

2025.04.21

パリ五輪女子100m金アルフレッド 200m今季初レースで21秒88! 男子110mHカニンガムが13秒09の今季世界最高 ライルズ400m45秒87

4月18日、19日の両日、米国・フロリダ州でトム・ジョーンズ記念が行われ、女子200mではパリ五輪100m金メダルのJ.アルフレッド(セントルシア)が21秒88(+0.2)の今季世界最高で優勝した。 アルフレッドは現在2 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top