HOME 国内、世界陸上、日本代表
男子走高跳・赤松諒一が8位タイ!1発クリアで入賞たぐり寄せるも「予選で力を使い果たしてしまった」と反省/世界陸上
男子走高跳・赤松諒一が8位タイ!1発クリアで入賞たぐり寄せるも「予選で力を使い果たしてしまった」と反省/世界陸上

男子走高跳で8位入賞を果たした赤松諒一

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)4日目

ブダペスト世界陸上4日目のアフタンーンセッションが行われ、男子走高跳決勝に出場した赤松諒一(アワーズ)は2m25で8位タイとなり、日本勢2大会連続入賞を果たした。

世界トップの13人が集まった決勝の舞台でも、赤松は自身の力を発揮する。

予選をミスなく通過した勢いそのままに、2m20、2m25をともに1回でクリア。「助走もまずまずよかった」と及第点の跳躍を見せた。

それでも、続く2m29で動きが硬くなってしまった。観客に手拍子を求めて挑んだが、1回目でバーを落とすと、2回目はわずかに腰がかする惜しい跳躍もクリアならず。3回目も踏み切りを立て直せず、失敗に終わった。

結果的に2m29を跳んだのが7人だったため、2m20、2m25をミスなく跳んでいた赤松とブランドン・スターク(豪州)が8位タイで入賞。2回目の世界挑戦で結果を残した。

広告の下にコンテンツが続きます

ただ試合後には「目標にしていた決勝と入賞はクリアできましたが、2m29で良い助走からの力強い踏切ができなかった」と悔しさを口にした。予選が良かっただけに、さらに上を目指す気持ちが出ていたという。

「2m29が勝負の高さだと思ったので、力みが出てしまいました。予選の跳躍ができれば跳べたと思うけど、予選で力を使い果たしてしまった」

昨年のオレゴンに続く2大会連続の世界選手権。今年2月のアジア室内選手権では、世界選手権メダリストのウ・サンヒョク(韓国)を抑えて優勝し、6月の日本選手権では2m29の自己新で初優勝を果たした。

さらに7月のトワイライト・ゲームスでは日本人8人目となる2m30にも成功。「去年までは基礎体力アップを重視していましたが、今年はその上で技術が良くなった」と自他共に成長を感じてブダペストに臨んでいた。

今大会で初の決勝、そして入賞と着実にステップを踏んだ。「2m29を跳べなくて悔しいと思えているのは成長だと思います。パリ五輪の参加標準記録が2m33なのでそれをクリアして臨みたい」と、感慨にふけることなく次の目標に視線を向けた。

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)4日目 ブダペスト世界陸上4日目のアフタンーンセッションが行われ、男子走高跳決勝に出場した赤松諒一(アワーズ)は2m25で8位タイとなり、日本勢2大会連続入賞を果たした。 世界トップの13人が集まった決勝の舞台でも、赤松は自身の力を発揮する。 予選をミスなく通過した勢いそのままに、2m20、2m25をともに1回でクリア。「助走もまずまずよかった」と及第点の跳躍を見せた。 それでも、続く2m29で動きが硬くなってしまった。観客に手拍子を求めて挑んだが、1回目でバーを落とすと、2回目はわずかに腰がかする惜しい跳躍もクリアならず。3回目も踏み切りを立て直せず、失敗に終わった。 結果的に2m29を跳んだのが7人だったため、2m20、2m25をミスなく跳んでいた赤松とブランドン・スターク(豪州)が8位タイで入賞。2回目の世界挑戦で結果を残した。 ただ試合後には「目標にしていた決勝と入賞はクリアできましたが、2m29で良い助走からの力強い踏切ができなかった」と悔しさを口にした。予選が良かっただけに、さらに上を目指す気持ちが出ていたという。 「2m29が勝負の高さだと思ったので、力みが出てしまいました。予選の跳躍ができれば跳べたと思うけど、予選で力を使い果たしてしまった」 昨年のオレゴンに続く2大会連続の世界選手権。今年2月のアジア室内選手権では、世界選手権メダリストのウ・サンヒョク(韓国)を抑えて優勝し、6月の日本選手権では2m29の自己新で初優勝を果たした。 さらに7月のトワイライト・ゲームスでは日本人8人目となる2m30にも成功。「去年までは基礎体力アップを重視していましたが、今年はその上で技術が良くなった」と自他共に成長を感じてブダペストに臨んでいた。 今大会で初の決勝、そして入賞と着実にステップを踏んだ。「2m29を跳べなくて悔しいと思えているのは成長だと思います。パリ五輪の参加標準記録が2m33なのでそれをクリアして臨みたい」と、感慨にふけることなく次の目標に視線を向けた。

【動画】男子走高跳で8位入賞!赤松諒一の跳躍をチェック!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.02.21

斎藤将也、不破聖衣来、菖蒲敦司らが欠場を発表/日本選手権クロカン

福岡クロカン事務局は第108回日本選手権クロスカントリーの2月21日時点での欠場者リストを公開した。 男子では斎藤将也(城西大)や谷本昂士郎(順大)ら5人が新たに欠場を発表。女子は不破聖衣来、新井沙希(ともに拓大)、板井 […]

NEWS 国内唯一の室内100mに山縣亮太が登場 投てきは幸長慎一に注目 走幅跳8m40の台湾記録保持者参戦/JAG大崎

2025.02.21

国内唯一の室内100mに山縣亮太が登場 投てきは幸長慎一に注目 走幅跳8m40の台湾記録保持者参戦/JAG大崎

2025 Japan Athlete Games in Osakiが2月23日、鹿児島県大崎町のジャパンアスリートトレーニングセンター大隅で開催される。 この大会は2020年鹿児島国体がコロナ禍で中止(2023年に特別大 […]

NEWS 中央学大に全国高校駅伝出場の神吉惺翔ら、新たに5人が入学決定

2025.02.21

中央学大に全国高校駅伝出場の神吉惺翔ら、新たに5人が入学決定

2月20日、中央学大はSNSで今春入学の選手を発表した。1月にも13人の入学予定選手を発表していたが、新たに5人の合格が決まり、総勢18人の振優勢が入部する。 新たに発表された選手のうち、神吉惺翔(西脇工・兵庫)が昨年末 […]

NEWS 青学大3年の皆渡星七さんが死去 「活躍と情熱に心からの感謝と敬意を」 1月中旬に悪性リンパ腫公表

2025.02.21

青学大3年の皆渡星七さんが死去 「活躍と情熱に心からの感謝と敬意を」 1月中旬に悪性リンパ腫公表

青学大陸上競技部は2月21日、長距離ブロック3年の皆渡星七さんが死去したと発表した。皆渡さんは1月中旬に自身のSNSで、昨年11月に「悪性リンパ腫」と診断されたことを公表していた。21歳だった。 大阪・関大北陽高出身の皆 […]

NEWS 三浦龍司「優勝を目指して頑張っていきたい」 世界クロカン出場にも意欲/日本選手権クロカン前日会見

2025.02.21

三浦龍司「優勝を目指して頑張っていきたい」 世界クロカン出場にも意欲/日本選手権クロカン前日会見

第108回日本選手権クロスカントリー、第40回U20日本選手権クロスカントリー(2月22日/福岡・海の中道海浜公園)の前日会見が2月21日に行われた。 男子10kmに出場するパリ五輪3000m障害8位入賞の三浦龍司(SU […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年3月号 (2月14日発売)

2025年3月号 (2月14日発売)

別府大分毎日マラソン
落合 晃×久保 凛
太田智樹、葛西潤
追跡箱根駅伝&高校駅伝

page top