HOME 国内、世界陸上、日本代表
400mH法大OBコンビ岸本鷹幸&児玉悠作は予選突破ならず/世界陸上
400mH法大OBコンビ岸本鷹幸&児玉悠作は予選突破ならず/世界陸上

男子400mHで準決勝進出を逃した岸本鷹幸と児玉悠作

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)2日目

ブダペスト世界陸上2日目のモーニングセッションが行われ、男子400mハードルに出場した法大OBコンビ、岸本鷹幸(富士通)と児玉悠作(ノジマ)はいずれも8着で予選敗退となった。

2大会連続5回目の出場だった33歳の岸本は、「日本選手権後に右の坐骨を痛めて、(ハードルのリード脚を)振り上げられない状況で出場も迷った」ほどの状態だったと明かす。2組9レーンでまずまずのスタートを切ったが、バックストレートからレースの流れに乗れず、50秒90と伸び悩んだ。

2011年テグ、13年モスクワ大会以来の準決勝進出は果たせなかったが、その原因ははっきりしている。「戻り方はわかっているので、2度目のオリンピックに出られるようにまたがんばります」。2012年ロンドン大会以来の五輪出場へ、来年のパリへの意欲を見せた。

4組に入った社会人ルーキー・児玉も、カーブのきつい2レーンから中盤から徐々に遅れ始める。「コンディションが合わせきれなかった」と、50秒16にとどまった。

ただ、国際舞台だけでなく日本のトップを争うようになったのも、今季に入ってから。5月の静岡国際で49秒01をマークすると、セイコーゴールデングランプリでは48秒77で優勝。6月の日本選手権は3位ながら、7月のアジア選手権銀メダルなど結果を残し、ワールドランキングで自身初の世界大会出場を果たしていた。

初めての世界の舞台は「会場の雰囲気も良くて、楽しく走れました。こういう形になってしまったけど、世界大会を経験して足りないものがわかりました」と前を向く。その経験をいかに生かすか。秋のアジア大会に向けて「修正して臨みたい」と語った。

広告の下にコンテンツが続きます
◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)2日目 ブダペスト世界陸上2日目のモーニングセッションが行われ、男子400mハードルに出場した法大OBコンビ、岸本鷹幸(富士通)と児玉悠作(ノジマ)はいずれも8着で予選敗退となった。 2大会連続5回目の出場だった33歳の岸本は、「日本選手権後に右の坐骨を痛めて、(ハードルのリード脚を)振り上げられない状況で出場も迷った」ほどの状態だったと明かす。2組9レーンでまずまずのスタートを切ったが、バックストレートからレースの流れに乗れず、50秒90と伸び悩んだ。 2011年テグ、13年モスクワ大会以来の準決勝進出は果たせなかったが、その原因ははっきりしている。「戻り方はわかっているので、2度目のオリンピックに出られるようにまたがんばります」。2012年ロンドン大会以来の五輪出場へ、来年のパリへの意欲を見せた。 4組に入った社会人ルーキー・児玉も、カーブのきつい2レーンから中盤から徐々に遅れ始める。「コンディションが合わせきれなかった」と、50秒16にとどまった。 ただ、国際舞台だけでなく日本のトップを争うようになったのも、今季に入ってから。5月の静岡国際で49秒01をマークすると、セイコーゴールデングランプリでは48秒77で優勝。6月の日本選手権は3位ながら、7月のアジア選手権銀メダルなど結果を残し、ワールドランキングで自身初の世界大会出場を果たしていた。 初めての世界の舞台は「会場の雰囲気も良くて、楽しく走れました。こういう形になってしまったけど、世界大会を経験して足りないものがわかりました」と前を向く。その経験をいかに生かすか。秋のアジア大会に向けて「修正して臨みたい」と語った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.01.17

西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録

1月17日、西脇多可新人高校駅伝の実行委員会が、2月16日に行われる第17回大会の出場チームを発表した。 西脇多可新人高校駅伝は、兵庫県西脇市から多可町を結ぶ「北はりま田園ハーフマラソンコース(21.0795km)」で行 […]

NEWS 編集部コラム「年末年始の風物詩」

2025.01.17

編集部コラム「年末年始の風物詩」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS 中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

2025.01.17

中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる […]

NEWS 栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表

2025.01.17

栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表

日本陸連は2月1日から2日に行われる、日本選手権室内のエントリー状況と、併催の日本室内大阪のスタートリストを発表した。 日本選手権室内では12月にエントリーが発表されていた選手のうち、男子60mに出場予定だったパリ五輪代 […]

NEWS 東京世界陸上のチケット一般販売が1月31日からスタート!すでに23万枚が販売、新たな席種も追加

2025.01.17

東京世界陸上のチケット一般販売が1月31日からスタート!すでに23万枚が販売、新たな席種も追加

東京2025世界陸上財団は、今年9月に開催される東京世界選手権の観戦チケットの一般販売を1月31日(金)の18時から開始すると発表した。 昨夏に先行販売が始まり、年末年始にも特別販売を実施。すでに23万枚を販売し売れ行き […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年2月号 (1月14日発売)

2025年2月号 (1月14日発売)

駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝

page top