ブダペスト世界選手権(8月19日~27日)の日本代表第一陣が8月12日、東京・羽田空港から現地に向けて出発した。
第一陣は坂井隆一郎(大阪ガス)、三浦龍司(順大)、中島佑気ジョセフ(東洋大)、高山峻野(ゼンリン)、真野友博(九電工)、後藤夢(ユニクロ)、五島莉乃(資生堂)ら。同日深夜に日本を経ち、フィンランド・ヘルシンキ経由でブダペスト入りする。
男子100m代表の坂井は取材に応じ「家出る時からドキドキして緊張していました。レースのことを考えています」と話した。
それは、「自分が(世界選手権で)どこまで行けるか」という期待と、6月の日本選手権のあと、アキレス腱に痛みが出て思うように練習できなかった不安から来るもの。だが、7月中旬のアジア選手権では決勝まで3レースを経験した。その後、7月23日のダイヤモンドリーグロンドン大会では4×100mリレーの1走を務めて37秒80をマーク。ブダペスト行きを決めている。
「調子は上がっている」と坂井。自身の自己ベスト(10秒02/22年)を更新する9秒台突入にも「条件次第で出るんじゃないかなと思います。手応えは感じています」と語った。
昨年11月に結婚。家族ができて、「自分が競技で活躍していかない支えていかないと」思うようになった。ブダペストへ向けて家を出る前には、妻からは「リラックスして走ってほしい」と送り出されたという。妻も現地で観戦する予定だ。
世界選手権初出場だった昨年のオレゴン大会は準決勝に進んだ。そのレースで金メダリストのフレッド・カーリー(米国)と一緒に走っている。「スタートではしっかり通用することができたが、中盤以降は話にならなかったです」と振り返った坂井。そのうえで「その部分(中盤以降)を1年間かけて改善してきたと思っているので、それをレースで確かめたい」と語った。
また、4継についても「ロンドンではしっかり走れました。メンバー的にも強い選手がそろっていると思うので、欲を言えば金メダル。チーム一丸となってメダルを取りにいきたいです」と力を込めた。
男子100mは現地時間で8月19日に予備予選と予選を、20日に準決勝と決勝を行う。男子4×100mリレーは予選が25日、決勝は26日に実施される。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.11.24
資生堂が4区を変更 パリ五輪代表・高島由香から石田萌笑へ/クイーンズ駅伝
2024.11.24
積水化学が連覇か?日本郵政グループら女王奪還か?クイーンズ駅伝きょう12時15分号砲
-
2024.11.23
2024.11.20
【箱根駅伝2025名鑑】早稲田大学
2024.11.17
不破聖衣来が香港で10kmレースに出場 9位でフィニッシュ
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.23
-
2024.11.20
-
2024.11.20
2024.11.01
吉田圭太が住友電工を退部 「充実した陸上人生を歩んでいきたい」競技は継続
2024.11.07
アシックスから軽量で反発性に優れたランニングシューズ「NOVABLAST 5」が登場!
-
2024.10.27
-
2024.11.10
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.11.24
資生堂が4区を変更 パリ五輪代表・高島由香から石田萌笑へ/クイーンズ駅伝
◇第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月24日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) 全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)の区間エントリーの最終確定 […]
2024.11.24
積水化学が連覇か?日本郵政グループら女王奪還か?クイーンズ駅伝きょう12時15分号砲
◇第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月24日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) 全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城)は今日、宮城県松島 […]
2024.11.23
中大が総合トップ 吉居駿恭が27分44秒48の大学新記録!! 2、3組も組トップ占める/MARCH対抗戦
◇MARCH対抗戦2024(11月23日/東京・町田GIONスタジアム) 明大、青学大、立教大、中大、法大の5大学が10000mレースで争うMARCH対抗戦2024が行われ、最終の4組で青学大の鶴川正也(4年)が27分4 […]
2024.11.23
遠藤日向が7年ぶりの10000m「長く感じました」五輪逃した悔しさにじみ「来年飛躍できるように」/八王子LD
◇2024八王子ロングディスタンス(11月23日/東京・上柚木公園陸上競技場) 男子10000mに特化した八王子ロングディスタンスが行われ、最終8組はシン・ガルビア(インド)がインド新となる27分14秒88でトップを飾っ […]
2024.11.23
青学大・鶴川正也が27分43秒33でトップ! ラストの直線で逆転「絶対に勝ちきろうと思った」/MARCH対抗戦
◇MARCH対抗戦2024(11月23日/東京・町田GIONスタジアム) 明大、青学大、立教大、中大、法大の5大学が10000mレースで争うMARCH対抗戦2024が行われ、最終の4組で青学大の鶴川正也(4年)が27分4 […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会