ブダペスト世界選手権(8月19日~27日)の日本代表第一陣が8月12日、東京・羽田空港から現地に向けて出発した。
第一陣は坂井隆一郎(大阪ガス)、三浦龍司(順大)、中島佑気ジョセフ(東洋大)、高山峻野(ゼンリン)、真野友博(九電工)、後藤夢(ユニクロ)、五島莉乃(資生堂)ら。同日深夜に日本を経ち、フィンランド・ヘルシンキ経由でブダペスト入りする。
男子400mと4×400mリレーに出場を予定している中島が取材に応じ、「めちゃくちゃワクワクしています。今まで自分がやってきたことを総括して、最高のパフォーマンスを出したいです」と笑顔を見せた。
7月には欧州で4試合に参戦。初戦のダイヤモンドリーグストックホルム大会(7月2日)では寒さや雨もあって46秒21で8位に終わったが、その後は45秒台を連発。最後の4戦目となった7月22日のスペイン・マドリードのレースでは日本歴代5位の45秒12をマークした。帰国後は練習量を増やしながら、世界選手権を想定して「スピードに対応できるように、速い入りをイメージして練習してきた」と振り返る。
中島が欧州を転戦中、アジア選手権で佐藤拳太郎(富士通)が日本歴代2位の45秒00、佐藤風雅(ミズノ)が日本歴代6位タイの45秒13をマーク。「すごいタイムが出てうれしかったし、鼓舞されました。44秒台を出すぞという気持ちになりました」。
ブダペストでは400mで決勝進出を狙う。「決勝に進めば必ずタイムがついてくるはず。日本記録を切りたいです」と中島。当然、1991年に髙野進(東海大教)がマークした日本記録44秒78の更新が頭に入っている。
そして、マイルリレーでは悲願の「メダル」を目標に掲げた。そのために、4位だった昨年のオレゴン世界選手権と同じ走順を希望している。「アンカーで勝負したい。昨年は目の前でメダルを逃しているので」と話していた。
男子400mは8月20日に予選、22日(日本時間23日)に準決勝、24日(同25日)に決勝が行われる。男子4×400mRは26日(同27日)に予選、27日(28日)に決勝というスケジュールだ。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.31
京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走
2025.03.31
NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.25
-
2025.03.26
-
2025.03.25
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.31
【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂!マラソン谷口が殊勲の金メダル
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.03.31
京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走
京セラの白井明衣が、3月23日に行われた鹿児島県実業団陸上競技記録会の女子3000mに出場。このレースをもって競技生活を引退することが公式Instagramで伝えられた。 白井は山口・中村女高を卒業後、2020年より京セ […]
2025.03.31
NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部
NDソフトは2024年度で大倉秀太、鈴木太基の2選手が退部すると発表した。 鈴木は愛知・豊川工高を経て大東大に進学。4年時には全日本大学駅伝で7区4位、箱根駅伝7区9位と3大駅伝に出走している。卒業後はラフィネで活動し、 […]
2025.03.31
ヤクルトの武田凜太郎と髙橋将也が現役引退 MGC出場の武田「ヤクルトのユニフォームで走れて幸せ」髙橋「応援に力が湧いた」
ヤクルトは3月31日、武田凜太郎と髙橋将也の現役引退を発表した。 武田は1994年生まれの30歳。千葉・野田一中から東京・早稲田実高に進み、高3時には都道府県対抗男子駅伝5区区間賞などの実績を残した。早大進学後は4年連続 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報