HOME 国内、世界陸上、日本代表
ブダペスト世界陸上「史上最強メンバー」で挑む 山崎一彦強化委員長が意気込み
ブダペスト世界陸上「史上最強メンバー」で挑む 山崎一彦強化委員長が意気込み

オンラインで会見に臨んだ山崎一彦強化委員長

目前に迫るブダペスト世界選手権に向け、「史上最強の日本代表」で世界に挑戦する。

日本陸連が8月7日、ブダペスト世界選手権の日本代表選手を発表。その後、日本陸連の山崎一彦・強化委員長がオンラインで会見を行った。

山崎強化委員長は「近年は世界選手権、五輪、ダイヤモンドリーグなどさまざまな国際大会で、複数年にわたって活躍してくれているが多く、そういった選手への期待が大きい」と語り、「その期待をいかに楽しむか。メダルや入賞はあとからついてくる」と話す。

メダルや入賞の数は「方針として決めない」ことを前提にしつつも、「メダルが期待できる」選手として、女子やり投の北口榛花(JAL)、男子競歩の山西利和(愛知製鋼)、池田向希(旭化成)、川野将虎(同)、男子3000m障害の三浦龍司(順大)、男子110mハードルの泉谷駿介(住友電工)の名を挙げた。

世界大会で複数メダルを獲得してきた競歩や、ダイヤモンドリーグ(DL)で常に優勝争いをする北口らがまさに、「国際大会で常に活躍する」姿を見せている。また、男子の4×100m、4×400mの両リレーについてもメダルへの期待を寄せた。

その他、入賞を目指せる選手として、男子やり投のディーン元気(ミズノ)、男子走高跳の赤松諒一(アワーズ)、真野友博(九電工)、女子走幅跳の秦澄美鈴(シバタ工業)、女子20km競歩・藤井菜々子(エディオン)らの名を挙げた。

総数は今後追加でのインビテーションで代表権を得る選手が増える可能性もあるが、現時点で男子は43人、女子は20人の合計63人。これについても「特に個人種目(58名)で見ればかなり多い」と評価し、その上で「1人でも多く世界大会に出すことから、もう一つ上の、1人でも多くメダル、入賞を目指すチーム作りをしていく」。そして、今回選出された日本代表は「史上最強の選手が集まった」と自信を持って挑む。

広告の下にコンテンツが続きます

日本のみならず、世界的に見ても個々の目標を達成するためには自己ベスト近くのパフォーマンスを発揮することが過去の統計からも明らかで、「選手たちが楽しみながら試合をできるよう、海外経験も豊富なコーチ陣、パーソナルコーチ、ドクター、トレーナーらと一丸となって、0.01秒、1mmにまでこだわれるように努力していきたい」と意気込みを語る。

ブダペスト世界選手権が、「パリ五輪や東京世界選手権へとつながっていく」と意識しながらも、「1回の結果に一喜一憂するのではなく、年間通して活躍した、実力を発揮したところ(過程)も応援してもらいたいし、選手には背負うものを楽しんでもらいたい」を思いを語った。

競歩や一部選手はパリ五輪の視察も兼ねてフランスで事前合宿を経てブダペストへ。その他の選手たちも国内外から現地入りする。

前回のオレゴン世界選手権は金1、銀2、銅1のメダル4つを含む入賞は9。これはいずれも過去最多タイの成績だった。「史上最強」メンバーがそろったブダペストでどんな活躍を見せるか。

8月19日から27日の9日間、美しき街・ブダペストでのサンライズレッドの挑戦がいよいよ始まる。

目前に迫るブダペスト世界選手権に向け、「史上最強の日本代表」で世界に挑戦する。 日本陸連が8月7日、ブダペスト世界選手権の日本代表選手を発表。その後、日本陸連の山崎一彦・強化委員長がオンラインで会見を行った。 山崎強化委員長は「近年は世界選手権、五輪、ダイヤモンドリーグなどさまざまな国際大会で、複数年にわたって活躍してくれているが多く、そういった選手への期待が大きい」と語り、「その期待をいかに楽しむか。メダルや入賞はあとからついてくる」と話す。 メダルや入賞の数は「方針として決めない」ことを前提にしつつも、「メダルが期待できる」選手として、女子やり投の北口榛花(JAL)、男子競歩の山西利和(愛知製鋼)、池田向希(旭化成)、川野将虎(同)、男子3000m障害の三浦龍司(順大)、男子110mハードルの泉谷駿介(住友電工)の名を挙げた。 世界大会で複数メダルを獲得してきた競歩や、ダイヤモンドリーグ(DL)で常に優勝争いをする北口らがまさに、「国際大会で常に活躍する」姿を見せている。また、男子の4×100m、4×400mの両リレーについてもメダルへの期待を寄せた。 その他、入賞を目指せる選手として、男子やり投のディーン元気(ミズノ)、男子走高跳の赤松諒一(アワーズ)、真野友博(九電工)、女子走幅跳の秦澄美鈴(シバタ工業)、女子20km競歩・藤井菜々子(エディオン)らの名を挙げた。 総数は今後追加でのインビテーションで代表権を得る選手が増える可能性もあるが、現時点で男子は43人、女子は20人の合計63人。これについても「特に個人種目(58名)で見ればかなり多い」と評価し、その上で「1人でも多く世界大会に出すことから、もう一つ上の、1人でも多くメダル、入賞を目指すチーム作りをしていく」。そして、今回選出された日本代表は「史上最強の選手が集まった」と自信を持って挑む。 日本のみならず、世界的に見ても個々の目標を達成するためには自己ベスト近くのパフォーマンスを発揮することが過去の統計からも明らかで、「選手たちが楽しみながら試合をできるよう、海外経験も豊富なコーチ陣、パーソナルコーチ、ドクター、トレーナーらと一丸となって、0.01秒、1mmにまでこだわれるように努力していきたい」と意気込みを語る。 ブダペスト世界選手権が、「パリ五輪や東京世界選手権へとつながっていく」と意識しながらも、「1回の結果に一喜一憂するのではなく、年間通して活躍した、実力を発揮したところ(過程)も応援してもらいたいし、選手には背負うものを楽しんでもらいたい」を思いを語った。 競歩や一部選手はパリ五輪の視察も兼ねてフランスで事前合宿を経てブダペストへ。その他の選手たちも国内外から現地入りする。 前回のオレゴン世界選手権は金1、銀2、銅1のメダル4つを含む入賞は9。これはいずれも過去最多タイの成績だった。「史上最強」メンバーがそろったブダペストでどんな活躍を見せるか。 8月19日から27日の9日間、美しき街・ブダペストでのサンライズレッドの挑戦がいよいよ始まる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.01.17

西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録

1月17日、西脇多可新人高校駅伝の実行委員会が、2月16日に行われる第17回大会の出場チームを発表した。 西脇多可新人高校駅伝は、兵庫県西脇市から多可町を結ぶ「北はりま田園ハーフマラソンコース(21.0795km)」で行 […]

NEWS 編集部コラム「年末年始の風物詩」

2025.01.17

編集部コラム「年末年始の風物詩」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS 中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

2025.01.17

中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる […]

NEWS 栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表

2025.01.17

栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表

日本陸連は2月1日から2日に行われる、日本選手権室内のエントリー状況と、併催の日本室内大阪のスタートリストを発表した。 日本選手権室内では12月にエントリーが発表されていた選手のうち、男子60mに出場予定だったパリ五輪代 […]

NEWS 東京世界陸上のチケット一般販売が1月31日からスタート!すでに23万枚が販売、新たな席種も追加

2025.01.17

東京世界陸上のチケット一般販売が1月31日からスタート!すでに23万枚が販売、新たな席種も追加

東京2025世界陸上財団は、今年9月に開催される東京世界選手権の観戦チケットの一般販売を1月31日(金)の18時から開始すると発表した。 昨夏に先行販売が始まり、年末年始にも特別販売を実施。すでに23万枚を販売し売れ行き […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年2月号 (1月14日発売)

2025年2月号 (1月14日発売)

駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝

page top