HOME 高校

2023.08.07

東福岡 悲願の男子総合V!主将の渕上翔太「みんなが頑張った積み重ね」県勢41年ぶり日本一/北海道IH
東福岡 悲願の男子総合V!主将の渕上翔太「みんなが頑張った積み重ね」県勢41年ぶり日本一/北海道IH

インターハイ最終種目の男子4×400mRで史上初の3連覇を果たし、総合優勝に花を添えた東福岡

◇全国高校総体(インターハイ:8月2日~6日/北海道・札幌厚別公園競技場)

北海道インターハイの最終日が行われ、学校対抗の男子は東福岡が40点を積み上げて総合初優勝を成し遂げた。

九州の名門がついに悲願を達成した。すでに総合優勝を確定させて臨んだ最終種目の4×400mリレー。同じ北九州勢や相洋(神奈川)、地元の立命館慶祥などとの壮絶な争いとなるなか、最後は主将の渕上翔太(3年)がライバル校を抑えた。3分09秒86で同種目史上初の3連覇を飾り、総合Vに花を添えた。

近年は毎年のように優勝候補に挙げられていた東福岡。前々回は4位、前回は2位と悔しさを味わっていた。今年はスプリントのエース・黒木海翔(3年)が前評判通りの強さを見せて100mと200mの2冠を達成。400mハードルでは主将の渕上翔太(3年)が2位に入った。

その渕上は優勝を狙っていた個人種目で「迷惑をかけてしまった」と悔しさが募っていたという。そうして臨んだマイルリレーは「先輩たちが続けてきた優勝を途切れさせてはいけないと思って走りました」と爆走。アンカー勝負を見事に制した。

総合優勝については「あまり意識していまんせんでしたが、それぞれが頑張った積み重ねなので、それが素直にうれしいです」と語る。

顧問の植木貴頼先生は「みんなが普段通り走ってくれれば結果がついてくるとみんなが思っていたと思います」と言い、何より、試合を終えた部員たちがサポートとして奔走し、「日本一の補助、サポーターだった」ことに教え子たちの成長を感じ、喜んでいた。

「プレッシャーはまったくなかった」と植木先生。大きな目標はもちつつ、日々の練習一つひとつから全員が真剣に取り組んだ結果が結果につながる。だから、東福岡の走りは人の心を打つ。マイルリレーを制したあと、OBが製作してくれた同校全員の座右の銘『走姿顕心(そうしけんしん)』と書かれた横断幕を誇らしく掲げた。

◇全国高校総体(インターハイ:8月2日~6日/北海道・札幌厚別公園競技場) 北海道インターハイの最終日が行われ、学校対抗の男子は東福岡が40点を積み上げて総合初優勝を成し遂げた。 九州の名門がついに悲願を達成した。すでに総合優勝を確定させて臨んだ最終種目の4×400mリレー。同じ北九州勢や相洋(神奈川)、地元の立命館慶祥などとの壮絶な争いとなるなか、最後は主将の渕上翔太(3年)がライバル校を抑えた。3分09秒86で同種目史上初の3連覇を飾り、総合Vに花を添えた。 近年は毎年のように優勝候補に挙げられていた東福岡。前々回は4位、前回は2位と悔しさを味わっていた。今年はスプリントのエース・黒木海翔(3年)が前評判通りの強さを見せて100mと200mの2冠を達成。400mハードルでは主将の渕上翔太(3年)が2位に入った。 その渕上は優勝を狙っていた個人種目で「迷惑をかけてしまった」と悔しさが募っていたという。そうして臨んだマイルリレーは「先輩たちが続けてきた優勝を途切れさせてはいけないと思って走りました」と爆走。アンカー勝負を見事に制した。 総合優勝については「あまり意識していまんせんでしたが、それぞれが頑張った積み重ねなので、それが素直にうれしいです」と語る。 顧問の植木貴頼先生は「みんなが普段通り走ってくれれば結果がついてくるとみんなが思っていたと思います」と言い、何より、試合を終えた部員たちがサポートとして奔走し、「日本一の補助、サポーターだった」ことに教え子たちの成長を感じ、喜んでいた。 「プレッシャーはまったくなかった」と植木先生。大きな目標はもちつつ、日々の練習一つひとつから全員が真剣に取り組んだ結果が結果につながる。だから、東福岡の走りは人の心を打つ。マイルリレーを制したあと、OBが製作してくれた同校全員の座右の銘『走姿顕心(そうしけんしん)』と書かれた横断幕を誇らしく掲げた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.11.21

早大競走部駅伝部門が麹を活用した食品・飲料を手がける「MURO」とスポンサー契約締結

11月21日、株式会社コラゾンは同社が展開する麹専門ブランド「MURO」を通じて、早大競走部駅伝部とスポンサー契約を結んだことを発表した。 コラゾン社は「MURO」の商品である「KOJI DRINK A」および「KOJI […]

NEWS 立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン

2024.11.21

立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン

第55回防府読売マラソン大会事務局は、女子招待選手の立迫志穂(天満屋)が欠場すると発表した。調整不良のためとしている。 立迫は今年2月の全日本実業団ハーフマラソンで1時間11分16秒の11位。7月には5000m(15分3 […]

NEWS M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」

2024.11.20

M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」

神野大地が選手兼監督を務めるM&Aベストパートナーズが来春入社選手として、中大・山平怜生、國學院大・板垣俊佑、城西大・栗原直央の3人が内定した。神野が自身のSNSで内定式の様子を伝えている。 山平は宮城・仙台育英 […]

NEWS 第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑

2024.11.20

第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑

・候補選手は各チームが選出 ・情報は11月20日時点、チーム提供および編集部把握の公認記録を掲載 ・選手名の一部漢字で対応外のものは新字で掲載しています ・過去箱根駅伝成績で関東学生連合での出場選手は相当順位を掲載 ・一 […]

NEWS 八王子ロングディスタンスのスタートリスト発表!! 1万m26分台狙うS組は鈴⽊芽吹、遠藤⽇向、羽生拓矢、篠原倖太朗らが出場!

2024.11.20

八王子ロングディスタンスのスタートリスト発表!! 1万m26分台狙うS組は鈴⽊芽吹、遠藤⽇向、羽生拓矢、篠原倖太朗らが出場!

東日本実業団連盟は11月20日、2024八王子ロングディスタンス(11月23日)のスタートリストを発表した。 来年の世界選手権男子10000mの参加標準記録(27分00秒00)の突破を狙う『S組』では、日本の実業団に所属 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top