23日、英国・ロンドンでダイヤモンドリーグ(DL)の第10戦が行われ、男子4×100mリレーで日本代表が今季世界最高タイの37秒80をマークし、1位に入った。
日本は同種目において北京五輪・リオ五輪で銀メダルを獲得しているが、東京五輪は途中棄権、昨年のオレゴン世界選手権でも失格に終わっている。
来月開催されるブダペスト世界選手権でのリレー種目の出場枠は16ヵ国と決められており、昨年のオレゴンで入賞したカナダ、米国、英国、ジャマイカ、ガーナ、南アフリカ、ブラジル、フランスの8ヵ国が出場権をすでに獲得済み。残る8枠については有効期限内のランキング上位に入った国に与えられることになっている。
日本は7月中旬のアジア選手権では4×100mリレーにエントリーせず、よりレベルの高いDLでの好記録を目指して6月から準備。今年の日本選手権100mで1位から3位に入った坂井隆一郎(大阪ガス)、栁田大輝(東洋大)、小池祐貴(住友電工)を1走から並べ、アジア選手権200m銅メダリストの上山紘輝(住友電工)をアンカーに置くメンバーで挑んだ。
レースでは1走の坂井から2走の栁田へよどみなくバトンをつなぎ、トップで3走へ。小池はアウトレーンの選手を追い抜いていくと、アンカーの上山は英国の追い上げを振り切ってトップでフィニッシュした。
この結果により日本は23日時点での対象国のランキングでも1位となり、ブダペスト世界選手権出場へ大きく近づいた。
男子4×100mR 日本歴代10傑
37.43 世界選手権代表(ドーハ) 2019.10. 5 (多田,白石,桐生,サニブラウン) 37.60 五輪代表(リオデジャネイロ) 2016. 8.19 (山縣,飯塚,桐生,ケンブリッジ) 37.78 日本選抜(DLロンドン) 2019. 7.21 (多田,小池,桐生,白石) 37.78 世界選手権代表(ドーハ) 2019.10. 4 (小池,白石,桐生,サニブラウン) 37.80 日本選抜(DLロンドン) 2023. 7.23 (坂井,栁田,小池,上山) 38.00 日本代表(GGP大阪) 2019. 5.19 (多田,山縣,小池,桐生) 38.03 世界選手権代表(大阪) 2007. 9. 1 (塚原,末續,高平,朝原) 38.04 世界選手権代表(ロンドン) 2017. 8.12 (多田,飯塚,桐生,藤光) 38.09 日本選抜(DLロンドン) 2018. 7.22 (小池,飯塚,桐生,ケンブリッジ)
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.02.22
石井優吉がショートトラック800m1分46秒41の日本新!
2025.02.22
JMCランキング暫定1位の西山雄介がコンディション不良により欠場/大阪マラソン
2025.02.22
【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(花園高3) 61m59=一般規格高校歴代2位
-
2025.02.22
-
2025.02.22
-
2025.02.21
-
2025.02.21
2025.02.17
日本郵政グループ女子陸上部 「駅伝日本一」へのチームづくりとコンディショニング
2025.02.16
男子は須磨学園が逆転勝ち! 女子は全国Vの長野東が強さ見せる/西脇多可高校新人駅伝
-
2025.02.16
-
2025.02.16
-
2025.02.16
-
2025.02.16
-
2025.02.22
2025.02.02
【大会結果】第77回香川丸亀国際ハーフマラソン(2025年2月2日)
2025.02.02
大迫傑は1時間1分28秒でフィニッシュ 3月2日の東京マラソンに出場予定/丸亀ハーフ
-
2025.02.14
-
2025.02.09
-
2025.02.02
-
2025.01.26
-
2025.01.31
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.02.22
石井優吉がショートトラック800m1分46秒41の日本新!
2月21日、米国ペンシルベニア州カレッジステーションでペンシルベニア州立大の学内学内競技会が同校の室内競技場(1周200m)で行われ、男子800mで石井優吉(ペンシルベニア州立大)が1分46秒41のショートラック日本記録 […]
2025.02.22
JMCランキング暫定1位の西山雄介がコンディション不良により欠場/大阪マラソン
◇大阪マラソン2025(2月24日/大阪・大阪府庁前スタート・大阪城公園フィニッシュ) 大阪マラソンの主催者は2月22日、招待選手の西山雄介(トヨタ自動車)がコンディション不良により欠場することを発表した。 西山は22年 […]
2025.02.22
【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(花園高3) 61m59=一般規格高校歴代2位
2月22日、京都市の京産大総合グラウンド競技場で第11回京都陸協記録会が行われ、一般規格の男子ハンマー投でアツオビン・アンドリュウ(花園高3京都)が高校歴代2位となる61m59をマークした。 アツオビンは昨年のU20日本 […]
2025.02.22
円盤投・堤雄司が自己2番目の61m76でV 女子100mH青木益未は13秒04 福田翔太、郡菜々佳も優勝/WAコンチネンタルツアー
世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ブロンズラベルのインターナショナル・トラック・ミート2025が2月22日、ニュージーランドのクライストチャーチで行われ、男子円盤投で堤雄司(ALSOK群馬)が61m76のセカンドベス […]
2025.02.22
「インターハイでも勝ちたい」高校2年の栗村凌がU20男子を制す 女子は真柴愛里が貫禄/日本選手権クロカン
◇第40回U20日本選手権クロスカントリー(2月22日/福岡・海の中道海浜公園) U20日本選手権クロスカントリーが行われ、男子(8km)では栗村凌(学法石川高2福島)が23分20秒で優勝を果たした。 今年も全国から有力 […]
Latest Issue
最新号

2025年3月号 (2月14日発売)
別府大分毎日マラソン
落合 晃×久保 凛
太田智樹、葛西潤
追跡箱根駅伝&高校駅伝