◇第25回アジア選手権(7月12日~16日/タイ・バンコク)5日目
アジア選手権の5日目がタイ・バンコクで行われ、男子200mでは上山紘輝(住友電工)が20秒53(-0.4)で3位に入り、銅メダルを獲得した。
上山は予選を20秒73(+0.5)の1着で通過したものの、準決勝では20秒83(-0.2)とタイムを落としての決勝進出。「準決勝までスタートで浮いてしまったところがあったので、そこだけを修正した」とレースに臨んでいた。
決勝は日本選手権優勝の鵜澤飛羽(筑波大)のほか、アジア記録(19秒88)保持者の謝震業(中国)、19秒97のべストを持つF.オグノデ(カタール)、国際大会の経験豊富な楊俊瀚(台湾)とそうそうたるメンバーが顔をそろえた。
上山は大外の8レーンだったが、スタートをスムーズに飛び出すと4番手あたりでコーナーを通過。6レーンの楊を追うような形となったが、最後まで必死に粘り、終盤で失速した謝をかわしたところでフィニッシュとなった。
上山は三重県出身の24歳。宇治山田商高から近大に進み、18年にはU20世界選手権にも出場した。昨シーズンに大きく躍進を遂げ、日本選手権で初優勝を果たすと、オレゴン世界選手権では予選で20秒26の日本歴代9位(当時)のタイムをマーク。初の世界選手権出場ながら、準決勝進出を成し遂げている。
今季は日本選手権では精彩を欠いて7位。それでも、5月の静岡国際で20秒32(+2.6)で2位に入ったことなどが評価されてアジア選手権の代表入りを果たしていた。大会前のワールドランキングではブダペスト世界選手権の出場圏外だったが、今大会の成績で大きくポイントを稼いだことで、ランキングも大幅にアップする見込み。
「(世界選手権は)出られるかわかりませんが、出られたら去年のようなインパクトを残したい」
今後は月末の田島記念(山口・維新公園)にも出場する予定。アジアの銅メダルを追い風に、2大会連続の世界選手権出場に向けて全力を注ぐ。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.31
京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.25
-
2025.03.26
-
2025.03.31
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.31
【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂!マラソン谷口が殊勲の金メダル
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.03.31
京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走
京セラの白井明衣が、3月23日に行われた鹿児島県実業団陸上競技記録会の女子3000mに出場。このレースをもって競技生活を引退することが公式Instagramで伝えられた。 白井は山口・中村女高を卒業後、2020年より京セ […]
2025.03.31
NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部
NDソフトは2024年度で大倉秀太、鈴木太基の2選手が退部すると発表した。 鈴木は愛知・豊川工高を経て大東大に進学。4年時には全日本大学駅伝で7区4位、箱根駅伝7区9位と3大駅伝に出走している。卒業後はラフィネで活動し、 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報