日本陸連は6月15日、中国・杭州で行われる第19回アジア競技大会(9月23日~10月5日/陸上競技:9月29日~10月5日)の代表内定者58人を発表した。
2日前に発表されたアジア選手権と同様に、日本選手権(6月1日~4日、混成6月10日、11日)の上位入賞者を中心に選ばれており、男子では、100m代表に日本選手権3位の小池祐貴(住友電工)と5月の木南記念で10秒03をマークした桐生祥秀(日本生命)が選出された。
桐生の日本代表入りは21年東京五輪以来。5月のセイコーゴールデングランプリのレース中に脚を痛め、日本選手権は出場を見合わせていたが、現在は練習を再開しているという。
200mはアジア選手権と同じく鵜澤飛羽(筑波大)と上山紘輝(住友電工)が代表入り。長距離では塩尻和也(富士通)が5000m、10000mの2種目に出場となるほか、5000mの佐藤圭汰(駒大)は2月のアジア室内に続く、シニアの代表入りを果たした。
110mハードルにはブダペスト世界選手権代表が決まっている高山峻野(ゼンリン)と、日本選手権4位の石川周平(富士通)が代表内定。フィールドでは昨年の世界選手権走高跳8位の真野友博(九電工)のほか、やり投のディーン元気(ミズノ)ら経験豊富なメンバーが名を連ねた。
女子は22人が代表に内定。100mハードルでは日本選手権2位の青木益未(七十七銀行)と田中佑美(富士通)の2人が選ばれている。また、日本選手権100m、200m優勝の君嶋愛梨沙(土木管理総合)が両種目に内定。廣中璃梨佳(日本郵政グループ)も5000m、10000mの長距離2種目の代表となった。
このほか、日本選手権三段跳で14m16の日本記録を樹立した森本麻里子(内田建設AC)や、同走幅跳優勝の秦澄美鈴(シバタ工業)もアジア選手権に続く代表入りとなった。
アジア大会はアジア・オリンピック評議会(OCA)が主催する、アジア最大の総合競技会。4年ごとに開催され、第19回大会は当初2022年に実施予定だったが、コロナ禍により1年延期となっていた。また、第20回大会は名古屋市で行われることも決定している。
アジア大会男子代表一覧をチェック!
100m 小池祐貴 住友電工 9秒98 100m 桐生祥秀 日本生命 9秒98 200m 鵜澤飛羽 筑波大 20秒32(出場辞退) 200m 上山紘輝 住友電工 20秒26 400m 佐藤風雅 ミズノ 45秒26 400m 佐藤拳太郎 富士通 45秒31 800m 川元奨 スズキ 1分45秒75 1500m 河村一輝 トーエネック 3分35秒42 1500m 飯澤千翔 住友電工 3分36秒55(出場辞退) 5000m、10000m 塩尻和也 富士通 13分16秒53(5000m) 5000m 佐藤圭汰 駒大 13分22秒91 10000m 田澤廉 トヨタ自動車 27分23秒44 110mH 高山峻野 ゼンリン 13秒10 110mH 石川周平 富士通 13秒36 400mH 児玉悠作 ノジマ 48秒77 400mH 黒川和樹 法大 48秒68 3000mSC 砂田晟弥 プレス工業 8分26秒36 3000mSC 青木涼真 Honda 8分20秒09 走高跳 赤松諒一 アワーズ 2m29 走高跳 真野友博 九電工 2m31 棒高跳 山本聖途 トヨタ自動車 5m77(i) 走幅跳 城山正太郎 ゼンリン 8m40 走幅跳 山川夏輝 Team SSP 8m17 ハンマー投 福田翔大 日大院 71m79 ハンマー投 柏村亮太 ヤマダホールディングス 72m92 やり投 ディーン元気 ミズノ 84m28 やり投 小椋健司 エイジェック 81m63 20km競歩 野田明宏 自衛隊体育学校 1時間19分00秒 20km競歩 村山裕太郎 富士通 1時間19分25秒 35km競歩 石田昴 自衛隊体育学校 2時間30分37秒 35km競歩 勝木隼人 自衛隊体育学校 2時間28分53秒 マラソン 池田耀平 Kao 2時間06分53秒 マラソン 定方俊樹 三菱重工 2時間07分05秒 十種競技 丸山優真 住友電工 7816点 十種競技 田上駿 陸上物語 7764点 4×100mR、200m 宇野勝翔 順大 20秒49(200m)アジア大会女子代表一覧をチェック!
100m、200m 君嶋愛梨沙 土木管理総合 11秒36(100m)(出場辞退) 800m 塩見綾乃 岩谷産業 2分02秒57 1500m 後藤夢 ユニクロ 4分09秒41 5000m 山本有真 積水化学 15分16秒71 5000m、10000m 廣中璃梨佳 日本郵政グループ 14分52秒84(5000m) 10000m 小海遥 第一生命グループ 32分01秒83(出場辞退) 100mH 青木益未 七十七銀行 12秒86 100mH 田中佑美 富士通 12秒89 400mH 山本亜美 立命大 56秒06 棒高跳 諸田実咲 アットホーム 4m41 走幅跳 秦澄美鈴 シバタ工業 6m75 三段跳 森本麻里子 内田建設AC 14m16 ハンマー投 マッカーサー・ジョイ NMFA 69m89 やり投 斉藤真理菜 スズキ 62m37 やり投 武本紗栄 Team SSP 62m39 20km競歩 藤井菜々子 エディオン 1時間28分58秒 20km競歩 梅野倖子 順大 1時間33分38秒 35km競歩 矢来舞香 千葉興業銀行 2時間55分55秒 35km競歩 渕瀬真寿美 建装工業 2時間57分51秒 マラソン 大西ひかり 日本郵政グループ 2時間25分54秒 マラソン 和久夢来 ユニバーサルエンターテインメント 2時間25分58秒 七種競技 山﨑有紀 スズキ 5975点 七種競技 大玉華鈴 日体大SMG 5720点
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.19
800m日本記録保持者・久保凛が400mで54秒68の自己新記録!
-
2025.04.18
-
2025.04.18
-
2025.04.18
-
2025.04.17
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.13
-
2025.04.12
-
2025.04.13
-
2025.04.17
-
2025.04.12
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.03.23
-
2025.04.01
-
2025.04.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.19
クレイ・アーロン竜波が800m1分47秒82 石井優吉は1分49秒79/バージニアチャレンジ
バージニアチャレンジは4月18日、米国・バージニア州シャーロッツビルで行われ、男子招待800mでクレイ・アーロン竜波(ペンシルベニア大)が1分47秒82で全体3位に入った。石井優吉は1分49秒79で全体18位だった。 4 […]
2025.04.19
800m日本記録保持者・久保凛が400mで54秒68の自己新記録!
大阪高校春季地区別記録会(3、4地区)は4月19日、大阪・ヤンマーフィールド長居で行われ、女子800mで日本記録(1分59秒93)を持つ久保凛(東大阪大敬愛高3)が女子400mで54秒68の自己新記録をマークした。 40 […]
2025.04.19
中国・韓麒庚が男子砲丸投、円盤投2冠 女子100mも中国の張倩が11秒80でV/U18アジア選手権
4月15日から18日の4日間、サウジアラビア・ダンマームで第6回U18アジア選手権が行われ、男子円盤投(1.5kg)を63m33で制した韓麒庚(中国)が、砲丸投(5kg)も20m23の大会新で投てき2冠に輝いた。 韓は江 […]
2025.04.19
男子100m清水空跳、男子110mH髙城昊紀、女子400m今峰紗希が金! 大森恵偉音は走幅跳で7m72w/U18アジア選手権
4月15日から18日の4日間、サウジアラビア・ダンマームで第6回U18アジア選手権が行われ、日本勢は男子100mの清水空跳(星稜高2石川)、男子110mハードルの髙城昊紀(宮崎西高2)、女子400mの今峰紗希(済美高3岐 […]
2025.04.18
編集部コラム「20年とカツ丼」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)