HOME 高校

2023.06.14

走幅跳7m超4人の激戦!北海道栄・三浦颯太と中田敦、仲良しでライバル2人が同記録ワンツー/IH北海道
走幅跳7m超4人の激戦!北海道栄・三浦颯太と中田敦、仲良しでライバル2人が同記録ワンツー/IH北海道

インターハイ北海道大会の走幅跳を制した三浦

インターハイ北海道地区大会1日目の優勝者

●男子
400m 福村優大(立命館慶祥2) 47秒97
1500m 関 雄也(白樺学園3) 4分04秒74
走幅跳 三浦颯太(北海道栄3) 7m26(+1.6)
ハンマー投 遠藤琥珀(羽幌2) 49m48

●女子
400m 髙橋萌生(帯広南商3) 57秒33
100mH 山口梨乃(白樺学園3) 15秒19(-3.3)
5000m競歩 大泉柊(札幌白石3) 27分34秒78
やり投 相馬夏好(北見藤2) 43m97

◇インターハイ北海道地区大会(6月13日~16日/札幌市・厚別公園競技場)1日目 夏の地元・北海道インターハイを懸けた北海道地区大会の1日目が行われ、男子走幅跳は4人が7mを超える戦いとなるなか、三浦颯太(北海道栄3)が7m26(+1.6)で優勝を飾った。 「会場の雰囲気が良くてたくさんの応援のお陰で力を出せました」と笑顔で喜ぶ三浦。劇的な展開と追い風基調に乗ったビッグジャンプの連発にスタンドが何度もどよめいた。 まずリードを奪ったのは中瀬遥(旭川志峯2)。2回目に7m07(+3.5)をジャンプする。すると3回目に中田敦(北海道栄3)が7m26(+2.3)を跳んだ。 トップ8に入って「超えてやるぞ」と強い気持ちを入れたのが三浦。自己ベストは今季5月の7m01(+1.1)だったが、別の試合では追い風参考で7m13(+2.1)を跳んでいた。4回目に7m02(+3.5)をマークすると、5回目に7m21(+1.9)と自己新ジャンプ。 そして迎えた6回目は「助走の出だしから地面を押せて、中間のリズムも良かったです」。踏み切って飛び出した瞬間、「ふわっといつもと違う感覚がありました」。中田と並ぶ7m26(+1.6)。中田はこれを超えられず、セカンド記録の差で三浦が勝利を収めた。 同級生同士の同記録決着の激戦。「普段はすごく仲良し。中学時代からライバルで話すようになって、同じ高校で切磋琢磨してきました。ワンツーを取れてうれしいです」とニッコリ笑った。 2位の中田は昨年、追い風参考ながら7m41(+2.9)を跳んでいる実力者。「最近は調子が悪かったのですが、今日は持ち味の助走スピードを生かした跳躍ができました」と自信を取り戻した。 いずれも、1学年上の先輩である中尾泰志(現・東海大)が持つ7m46の学校記録を目標に置く。三浦は「インターハイでは入賞したいです」と意気込みを語った。 北海道栄は1年生の後藤大輔も6位で3人が全国へ。インターハイ400m連覇の森周志(中大→ノジマ)、昨年のエケ・ジュニア瑠音(中大)ら短距離戦線で存在感を放ってきた北海道栄が、次は走幅跳で地元インターハイを盛り上げる。3位・中瀬と4位・金澤世凪(白樺学園3)も7m07の同記録ながらセカンド記録で順位がつく接戦だった。 全国インターハイは8月2日から6日に同会場で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。 撮影/上野公人

インターハイ北海道地区大会1日目の優勝者

●男子 400m 福村優大(立命館慶祥2) 47秒97 1500m 関 雄也(白樺学園3) 4分04秒74 走幅跳 三浦颯太(北海道栄3) 7m26(+1.6) ハンマー投 遠藤琥珀(羽幌2) 49m48 ●女子 400m 髙橋萌生(帯広南商3) 57秒33 100mH 山口梨乃(白樺学園3) 15秒19(-3.3) 5000m競歩 大泉柊(札幌白石3) 27分34秒78 やり投 相馬夏好(北見藤2) 43m97

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.07

リレー元日本代表の本郷汰樹がプロ宣言「これまで以上に自分と向き合いながら」

男子短距離の本郷汰樹が自身のSNSを更新し、プロ選手として活動していくことを明かした。 本郷は1999年3月7日生まれで、愛知県出身。瑞陵高から立命大を経て名古屋大院に進学。高校時代のベストは10秒63でインターハイで準 […]

NEWS 田中希実は上位絡めず5000m7位 グランドスラム・トラック日本からただ1人参戦

2025.04.07

田中希実は上位絡めず5000m7位 グランドスラム・トラック日本からただ1人参戦

グランドスラム・トラックの開幕戦の3日目がジャマイカ・キングストンで行われ、女子5000mに出場した田中希実(New Balance)は15分31秒93の7位だった。E.タイェ(エチオピア)が14分54秒88で優勝してい […]

NEWS 女子800m日本記録保持者・久保凛が2分03秒87 100mH青木益未は13秒11 飯塚翔太が100mに出場

2025.04.06

女子800m日本記録保持者・久保凛が2分03秒87 100mH青木益未は13秒11 飯塚翔太が100mに出場

新年度最初の週末となった4月5日、6日には日本各地で記録会が開催された。 女子800m日本記録保持者の久保凛(東大阪大敬愛高3)は、5日に大阪高校第3、4地区記録会女子1500mに出場し、4分18秒66をマーク。さらに6 […]

NEWS 旭化成の鎧坂哲哉がプレイングコーチに就任 15年世界選手権代表

2025.04.06

旭化成の鎧坂哲哉がプレイングコーチに就任 15年世界選手権代表

旭化成は4月6日までに新年度におけるチーム新体制をサイト上で更新し、鎧坂哲哉がプレイングコーチに就任したことがわかった。 鎧坂は広島県出身の35歳。世羅高時代から全国的な活躍を見せ、2年時の全国高校駅伝ではチーム32年ぶ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報