HOME 国内

2023.06.10

十種競技・丸山優真が初日トップ 初制覇へ110mHと1500mがポイント 田上駿が2位で折り返す/日本選手権混成
十種競技・丸山優真が初日トップ 初制覇へ110mHと1500mがポイント 田上駿が2位で折り返す/日本選手権混成

十種競技は丸山優真が初日トップ(右)。左は同2位の田上駿

◇第107回日本選手権・混成競技(6月10、11日/秋田県立中央公園陸上競技場)

第107回日本選手権・混成競技の初日が行われ、男子十種競技は丸山優真(住友電工)が3980点でトップに立った。

100mは10秒90(+0.1)をマーク。まずまずの滑り出しを見せたが、2種目めの走幅跳で「足首を少し圧迫してしまいました」と痛みが出た。その影響が出て、2m02のベストを持つ走高跳で1m88にとどまってしまう。

それでも「これからもこういう失敗はある。世界で戦って勝負するためにはどう切り替えるのが大事」だと気持ちを入れ直した。400mは懸命に足を運び49秒47をマーク。昨年5月以来の十種競技の流れに「収穫はあった」と言う。

2日目に向けて110mハードルも調子が良いそうで「種目別の日本最高記録(13秒97)を更新します」と意気込む。

さらに、「苦手だった1500mを練習してきたので先頭で走れるように。死ぬ木で行きます」。実際、金メダルを獲得したアジア室内選手権(七種競技)の1000mでも先頭争いをするなど見せ場を作った。

今回は引退を表明している中村明彦(スズキ)と戦う最後の日本選手権。「まだタイトルを取れていないので、右代さん(啓祐)、中村さん(の2人)がいる時に勝ちたい」と語った。

広告の下にコンテンツが続きます

木南記念を制している田上駿(陸上物語)が2位で折り返し。「走幅跳(7m25)とセカンドベストだった砲丸投(12m93)はまずまず」と納得の表情で、2日目に向けて「得意の110mハードルでしっかり得点を取るのが大事」とポイントに挙げる。トータルでは「7800点台に乗せられれば」と語った。

◇第107回日本選手権・混成競技(6月10、11日/秋田県立中央公園陸上競技場) 第107回日本選手権・混成競技の初日が行われ、男子十種競技は丸山優真(住友電工)が3980点でトップに立った。 100mは10秒90(+0.1)をマーク。まずまずの滑り出しを見せたが、2種目めの走幅跳で「足首を少し圧迫してしまいました」と痛みが出た。その影響が出て、2m02のベストを持つ走高跳で1m88にとどまってしまう。 それでも「これからもこういう失敗はある。世界で戦って勝負するためにはどう切り替えるのが大事」だと気持ちを入れ直した。400mは懸命に足を運び49秒47をマーク。昨年5月以来の十種競技の流れに「収穫はあった」と言う。 2日目に向けて110mハードルも調子が良いそうで「種目別の日本最高記録(13秒97)を更新します」と意気込む。 さらに、「苦手だった1500mを練習してきたので先頭で走れるように。死ぬ木で行きます」。実際、金メダルを獲得したアジア室内選手権(七種競技)の1000mでも先頭争いをするなど見せ場を作った。 今回は引退を表明している中村明彦(スズキ)と戦う最後の日本選手権。「まだタイトルを取れていないので、右代さん(啓祐)、中村さん(の2人)がいる時に勝ちたい」と語った。 木南記念を制している田上駿(陸上物語)が2位で折り返し。「走幅跳(7m25)とセカンドベストだった砲丸投(12m93)はまずまず」と納得の表情で、2日目に向けて「得意の110mハードルでしっかり得点を取るのが大事」とポイントに挙げる。トータルでは「7800点台に乗せられれば」と語った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.01.17

西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録

1月17日、西脇多可新人高校駅伝の実行委員会が、2月16日に行われる第17回大会の出場チームを発表した。 西脇多可新人高校駅伝は、兵庫県西脇市から多可町を結ぶ「北はりま田園ハーフマラソンコース(21.0795km)」で行 […]

NEWS 編集部コラム「年末年始の風物詩」

2025.01.17

編集部コラム「年末年始の風物詩」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS 中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

2025.01.17

中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる […]

NEWS 栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表

2025.01.17

栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表

日本陸連は2月1日から2日に行われる、日本選手権室内のエントリー状況と、併催の日本室内大阪のスタートリストを発表した。 日本選手権室内では12月にエントリーが発表されていた選手のうち、男子60mに出場予定だったパリ五輪代 […]

NEWS 東京世界陸上のチケット一般販売が1月31日からスタート!すでに23万枚が販売、新たな席種も追加

2025.01.17

東京世界陸上のチケット一般販売が1月31日からスタート!すでに23万枚が販売、新たな席種も追加

東京2025世界陸上財団は、今年9月に開催される東京世界選手権の観戦チケットの一般販売を1月31日(金)の18時から開始すると発表した。 昨夏に先行販売が始まり、年末年始にも特別販売を実施。すでに23万枚を販売し売れ行き […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年2月号 (1月14日発売)

2025年2月号 (1月14日発売)

駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝

page top