HOME 国内

2023.06.10

七種競技・日本記録持つ山﨑有紀 2位で折り返し「流れは良かった」2年ぶり奪還に挑む/日本選手権混成
七種競技・日本記録持つ山﨑有紀 2位で折り返し「流れは良かった」2年ぶり奪還に挑む/日本選手権混成

七種競技の山﨑有紀

◇第107回日本選手権・混成競技(6月10、11日/秋田県立中央公園陸上競技場)

第107回日本選手権・混成競技の初日が行われ、女子七種競技の日本記録保持者(5975点)、山﨑有紀(スズキ)は3381点の2位で折り返した。

「全体の流れは良かった」と山﨑。100mハードル(13秒94/-0.3)はまずまずで、走高跳(1m63)も「最近の中では良かった」。喜びを爆発させたのが砲丸投。13m59と自己記録を47cmも更新した。

ただ、200mは「力みが出て持ち味のコーナーの加速が出せなかった」と25秒34(+0.1)で2着。「条件が悪くても1着を取らないと」と反省した。

2018年から4連覇している山﨑。日本記録保持者となり、アジア大会などでも活躍するようになったが、「あこがれていた」と言うのが右代啓祐(国士舘クラブ)と中村明彦(スズキ)。スズキを志望したのも2人がいたから(※右代もかつて在籍)。

20、21年と男女優勝してきた中村が、今季をもって引退すると表明している。これが一緒に戦う最後の日本選手権。「ずっと引っ張ってこられていて、世界を経験されてきた。まだ実感が湧きませんが、1種目、1種目焼き付けたいです」と思いを明かす。

2年ぶり5度目の優勝が懸かる今大会。前回Vのヘンプヒル恵(アトレ)が不在のなか「勝たないといけないと思っていますが、それを考えすぎると良くないので、(一つずつ)自己ベストを出すことに集中して、最後の800mに臨みたい」と意気込みを語った。

広告の下にコンテンツが続きます
◇第107回日本選手権・混成競技(6月10、11日/秋田県立中央公園陸上競技場) 第107回日本選手権・混成競技の初日が行われ、女子七種競技の日本記録保持者(5975点)、山﨑有紀(スズキ)は3381点の2位で折り返した。 「全体の流れは良かった」と山﨑。100mハードル(13秒94/-0.3)はまずまずで、走高跳(1m63)も「最近の中では良かった」。喜びを爆発させたのが砲丸投。13m59と自己記録を47cmも更新した。 ただ、200mは「力みが出て持ち味のコーナーの加速が出せなかった」と25秒34(+0.1)で2着。「条件が悪くても1着を取らないと」と反省した。 2018年から4連覇している山﨑。日本記録保持者となり、アジア大会などでも活躍するようになったが、「あこがれていた」と言うのが右代啓祐(国士舘クラブ)と中村明彦(スズキ)。スズキを志望したのも2人がいたから(※右代もかつて在籍)。 20、21年と男女優勝してきた中村が、今季をもって引退すると表明している。これが一緒に戦う最後の日本選手権。「ずっと引っ張ってこられていて、世界を経験されてきた。まだ実感が湧きませんが、1種目、1種目焼き付けたいです」と思いを明かす。 2年ぶり5度目の優勝が懸かる今大会。前回Vのヘンプヒル恵(アトレ)が不在のなか「勝たないといけないと思っていますが、それを考えすぎると良くないので、(一つずつ)自己ベストを出すことに集中して、最後の800mに臨みたい」と意気込みを語った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.01.18

都道府県男子駅伝オーダー発表!3区に塩尻和也と鶴川正也 7区は鈴木健吾、黒田朝日 4連覇狙う長野は3区吉岡大翔

◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝前日の1月18日、オーダーリストが発表された。 エントリーされていた2人の日本記 […]

NEWS 西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録

2025.01.17

西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録

1月17日、西脇多可新人高校駅伝の実行委員会が、2月16日に行われる第17回大会の出場チームを発表した。 西脇多可新人高校駅伝は、兵庫県西脇市から多可町を結ぶ「北はりま田園ハーフマラソンコース(21.0795km)」で行 […]

NEWS 編集部コラム「年末年始の風物詩」

2025.01.17

編集部コラム「年末年始の風物詩」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

NEWS 中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

2025.01.17

中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝

◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる […]

NEWS 栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表

2025.01.17

栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表

日本陸連は2月1日から2日に行われる、日本選手権室内のエントリー状況と、併催の日本室内大阪のスタートリストを発表した。 日本選手権室内では12月にエントリーが発表されていた選手のうち、男子60mに出場予定だったパリ五輪代 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年2月号 (1月14日発売)

2025年2月号 (1月14日発売)

駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝

page top