2023.06.02
毎週金曜日更新!?
★月陸編集部★
攻め(?)のアンダーハンド
リレーコラム🔥
毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ!
陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。
編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!
第199回「百戦錬磨」(松永貴允)
早いもので、週替わりで回している当コラムも199回目! 自分のことなんて恥ずかしいから見てほしくない! という思いもありつつ、これも仕事だ……と割り切ってここまで継続してきました。
そういえば昨日、月陸Twitterのフォロワー数が80,000人を突破しました。いろんな方々に認知していただけることに感謝し、今後も情報発信を続けていきます。継続は力なり!
さて、今週は何を書こうかなと数日間考えていましたが、やはり現在開催中の日本選手権の話題は避けて通れませんよね。
思えば、3年前にも日本選手権期間中にコラム当番が回ってきて、大会にまつわるエピソードを書いていました。
今年も私は東京でお留守番。多くの陸上ファンと同様に、速報サイトやLive配信、テレビ放送とにらめっこして楽しんでおります。
(ちゃんと他の仕事もしています!)
さて2日目を終え、私が一番印象に残っているのは、ベテラン勢の活躍です。
初日には男子やり投が行われ、私と同じ1991年生まれのディーン元気選手(ミズノ)と新井涼平選手(スズキ)がワン・ツー。高校時代からしのぎを削ってきた同級生コンビが80mオーバーの投げ合いを見せてくれました!
これで2012年以降の日本選手権は、12大会で新井選手が7勝、ディーン選手が3勝。まさに一時代を牽引している2人です。
同じく初日は女子1500m予選があり、1991年生まれの薮下明音選手(豊田自動織機)が4分16秒95の1組2着。優勝した2011年の日本インカレ以来、なんと12年ぶりの自己新でした!
薮下選手といえば、中学時代から全国大会で活躍し、立命大時代には全日本大学女子駅伝で4年連続区間賞を達成。そこから長い距離に軸足を移した時期もありましたが、30代に入って再び1500mで実力を開花させています。
※今日の決勝は9位(4分21秒11)
女子3000m障害では30歳の森智香子選手(積水化学)が9分48秒70で2位に。惜しくも敗れてしまいましたが、優勝した2017年以来6年ぶりの表彰台にベテランの意地を感じました。
男子円盤投では33歳の堤雄司選手(ALSOK群馬)が5年連続10回目の優勝を達成。腰を痛めながらの快投に、「まだまだ若手には負けん!」という気迫を感じてしまいました。
ちなみに同種目の5位には昭和62年(1987年)生まれの蓬田和正選手(KAGOTANI)が5位。2005年の千葉インターハイを大会新で制した大器は、35歳(2週間後に36歳)になっても実力健在でした!
男子400mハードル予選では過去4度の世界選手権出場を誇る33歳の岸本鷹幸選手(富士通)が3組1着で決勝進出。雨が降る悪コンディションの中でもさすがの走りを披露し、明日の決勝にも注目です!
そして先ほど終わったばかりの男子200m決勝には1991年世代の代表格である飯塚翔太選手(ミズノ)が出場。優勝は逃しましたが、10歳ほど年下の選手と互角に戦い、5位(20秒83/-0.2)に入りました。
各種目で世代交代が進み、活躍の中心は田中希実選手や鵜澤飛羽選手など、2000年前後生まれの選手が多くなってきました。
競技レベル向上のためには、世代交代は必要不可欠だと思います。
ただ、イチ陸上ファンとしては、まだまだベテラン選手のがんばる姿を見ていたいなぁというのが本音です。
あと2日間、日本記録誕生やブダペスト世界選手権代表内定などの明るいニュースを待ちつつ、ひっそり同世代の奮闘にも注目してみようと思います。
(あくまでも心の中でひっそり!)
また、併催のU20日本選手権や、高校生のインターハイ都府県大会など、各地で大会が開催されています。月陸OnlineやSNSで情報発信していますので、毎日チェックをお忘れずに!
松永貴允(まつなが・たかよし) 月刊陸上競技編集部 1991年生まれ。171cm、★kg、東京都三鷹市出身。小学生時代はプロを夢見る野球少年だったものの、6年生の時に世界陸上パリ大会をテレビで観て陸上競技に興味を持ち、中学・高校と陸上部(長距離)に所属する。5000mの自己ベストは15分43秒67(2009年9月の日体大長距離競技会)。大学ではラクロス部の主将を務め、その後、紆余曲折を経て2015年からライターとして活動。2018年9月より月陸編集部員に転身した。飯塚翔太選手や大迫傑選手らと同い年の〝プラチナ世代〟でもある。 |
第199回「百戦錬磨」(松永貴允)
早いもので、週替わりで回している当コラムも199回目! 自分のことなんて恥ずかしいから見てほしくない! という思いもありつつ、これも仕事だ……と割り切ってここまで継続してきました。 そういえば昨日、月陸Twitterのフォロワー数が80,000人を突破しました。いろんな方々に認知していただけることに感謝し、今後も情報発信を続けていきます。継続は力なり! さて、今週は何を書こうかなと数日間考えていましたが、やはり現在開催中の日本選手権の話題は避けて通れませんよね。 思えば、3年前にも日本選手権期間中にコラム当番が回ってきて、大会にまつわるエピソードを書いていました。 https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/13488 今年も私は東京でお留守番。多くの陸上ファンと同様に、速報サイトやLive配信、テレビ放送とにらめっこして楽しんでおります。 (ちゃんと他の仕事もしています!) さて2日目を終え、私が一番印象に残っているのは、ベテラン勢の活躍です。 初日には男子やり投が行われ、私と同じ1991年生まれのディーン元気選手(ミズノ)と新井涼平選手(スズキ)がワン・ツー。高校時代からしのぎを削ってきた同級生コンビが80mオーバーの投げ合いを見せてくれました! これで2012年以降の日本選手権は、12大会で新井選手が7勝、ディーン選手が3勝。まさに一時代を牽引している2人です。 同じく初日は女子1500m予選があり、1991年生まれの薮下明音選手(豊田自動織機)が4分16秒95の1組2着。優勝した2011年の日本インカレ以来、なんと12年ぶりの自己新でした! 薮下選手といえば、中学時代から全国大会で活躍し、立命大時代には全日本大学女子駅伝で4年連続区間賞を達成。そこから長い距離に軸足を移した時期もありましたが、30代に入って再び1500mで実力を開花させています。 ※今日の決勝は9位(4分21秒11) 女子3000m障害では30歳の森智香子選手(積水化学)が9分48秒70で2位に。惜しくも敗れてしまいましたが、優勝した2017年以来6年ぶりの表彰台にベテランの意地を感じました。 男子円盤投では33歳の堤雄司選手(ALSOK群馬)が5年連続10回目の優勝を達成。腰を痛めながらの快投に、「まだまだ若手には負けん!」という気迫を感じてしまいました。 ちなみに同種目の5位には昭和62年(1987年)生まれの蓬田和正選手(KAGOTANI)が5位。2005年の千葉インターハイを大会新で制した大器は、35歳(2週間後に36歳)になっても実力健在でした! 男子400mハードル予選では過去4度の世界選手権出場を誇る33歳の岸本鷹幸選手(富士通)が3組1着で決勝進出。雨が降る悪コンディションの中でもさすがの走りを披露し、明日の決勝にも注目です! そして先ほど終わったばかりの男子200m決勝には1991年世代の代表格である飯塚翔太選手(ミズノ)が出場。優勝は逃しましたが、10歳ほど年下の選手と互角に戦い、5位(20秒83/-0.2)に入りました。 各種目で世代交代が進み、活躍の中心は田中希実選手や鵜澤飛羽選手など、2000年前後生まれの選手が多くなってきました。 競技レベル向上のためには、世代交代は必要不可欠だと思います。 ただ、イチ陸上ファンとしては、まだまだベテラン選手のがんばる姿を見ていたいなぁというのが本音です。 あと2日間、日本記録誕生やブダペスト世界選手権代表内定などの明るいニュースを待ちつつ、ひっそり同世代の奮闘にも注目してみようと思います。 (あくまでも心の中でひっそり!) また、併催のU20日本選手権や、高校生のインターハイ都府県大会など、各地で大会が開催されています。月陸OnlineやSNSで情報発信していますので、毎日チェックをお忘れずに!松永貴允(まつなが・たかよし) 月刊陸上競技編集部 1991年生まれ。171cm、★kg、東京都三鷹市出身。小学生時代はプロを夢見る野球少年だったものの、6年生の時に世界陸上パリ大会をテレビで観て陸上競技に興味を持ち、中学・高校と陸上部(長距離)に所属する。5000mの自己ベストは15分43秒67(2009年9月の日体大長距離競技会)。大学ではラクロス部の主将を務め、その後、紆余曲折を経て2015年からライターとして活動。2018年9月より月陸編集部員に転身した。飯塚翔太選手や大迫傑選手らと同い年の〝プラチナ世代〟でもある。 |
過去の編集部コラム
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