HOME 国内

2023.06.01

円盤投・齋藤真希がセカンドベストの56m63でV「成長感じた」/日本選手権
円盤投・齋藤真希がセカンドベストの56m63でV「成長感じた」/日本選手権

23年日本選手権女子円盤投に2年ぶり4回目の優勝を飾った齋藤真希

◇第107回日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)1日目

ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の1日目に女子円盤投が行われ、齋藤真希(東海大院)が56m63を投げて2年ぶり2度目4度目の優勝を果たした。

「タイトルを取れたのでとてもうれしいです」と王座奪還に笑顔を見せる齋藤。2回目に54m68、3回目に自己記録(57m43)に続くセカンドベストとなるV記録を投げた。

「雲行きも怪しかったので前半で優勝できる記録を狙っていました。3回目までに記録を出せたのは成長を感じます」と及第点を与える齋藤。それでも「身体のコンディションを考えると、後半3回で記録を伸ばせればよかったです」と反省も忘れない。

東女体大を卒業し、この春から東海大大学院へ進学。「ウエイトトレーニングも良い流れでこられています」と、課題としていた基礎体力アップに取り組んでいる。今年はワールドユニバーシティゲームズの代表にも選出。さらにこの結果でアジア選手権やアジア大会の代表入りにも近づいた。

「国際大会で自己ベストくらいを投げて上位入賞したいです」。世界選手権や五輪に向けて、一歩ずつ歩みを進めていく。

広告の下にコンテンツが続きます

59m03の日本記録を持つ郡菜々佳(新潟アルビレックスRC)は53m92で2位。2回目まで12位に沈むピンチからなんとか3回目に挽回し、「今までだったら落ちていたと思うので少しは成長できた」とホッと一息。「課題がいっぱいなので、あきらめずにやっていきます」と前を向いた。

◇第107回日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)1日目 ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の1日目に女子円盤投が行われ、齋藤真希(東海大院)が56m63を投げて2年ぶり2度目4度目の優勝を果たした。 「タイトルを取れたのでとてもうれしいです」と王座奪還に笑顔を見せる齋藤。2回目に54m68、3回目に自己記録(57m43)に続くセカンドベストとなるV記録を投げた。 「雲行きも怪しかったので前半で優勝できる記録を狙っていました。3回目までに記録を出せたのは成長を感じます」と及第点を与える齋藤。それでも「身体のコンディションを考えると、後半3回で記録を伸ばせればよかったです」と反省も忘れない。 東女体大を卒業し、この春から東海大大学院へ進学。「ウエイトトレーニングも良い流れでこられています」と、課題としていた基礎体力アップに取り組んでいる。今年はワールドユニバーシティゲームズの代表にも選出。さらにこの結果でアジア選手権やアジア大会の代表入りにも近づいた。 「国際大会で自己ベストくらいを投げて上位入賞したいです」。世界選手権や五輪に向けて、一歩ずつ歩みを進めていく。 59m03の日本記録を持つ郡菜々佳(新潟アルビレックスRC)は53m92で2位。2回目まで12位に沈むピンチからなんとか3回目に挽回し、「今までだったら落ちていたと思うので少しは成長できた」とホッと一息。「課題がいっぱいなので、あきらめずにやっていきます」と前を向いた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.29

齋藤みう3000m障害で9分41秒57 自己ベスト4秒以上更新して日本歴代6位、学生歴代2位

第319回日体大長距離競技会初日が3月29日、神奈川・横浜市の同大学健志台キャンパス競技場で行われ、女子3000m障害で齋藤みう(日体大4)が日本歴代6位、学生歴代2位の9分41秒57をマークした。 齋藤のこれまでのベス […]

NEWS 久保凛1000mで2分40秒23 U20&U18日本新記録!従来の記録を大幅更新、日本歴代でも4位

2025.03.29

久保凛1000mで2分40秒23 U20&U18日本新記録!従来の記録を大幅更新、日本歴代でも4位

奈良市サーキットが3月29日、奈良市の鴻ノ池陸上競技場で行われ、女子1000mで800m日本記録(1分59秒93)保持者の久保凛(東大阪大敬愛高2)が2分40秒23をマークした。 この記録は日本歴代4位で、U20とU18 […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ

2025.03.28

【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ

今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]

NEWS 【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦

2025.03.28

【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦

FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]

NEWS 3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定

2025.03.28

3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定

大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top