2023.05.30
8月の北海道インターハイに向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。
山形県大会は5月25日~28日の4日間、県総合運動公園陸上競技場(NDソフトスタジアム山形)で開催され、4種目で大会新記録が生まれた。
男子では、110mハードル予選で高橋大史(山形中央3)が14秒41(+0.3)で大会新記録を樹立すると、決勝でも14秒27(+0.5)とさらに短縮して優勝した。
ロングスプリントは白畑健太郎(米沢中央3)が200mを21秒55(+0.5)、400mを47秒94でそれぞれ優勝。米沢中央は4×100mリレーを41秒52、4×400mリレーも3分19秒17で制し、両リレーでアンカーを務めた白畑は4冠を達成した。
八種競技では大島克範(鶴岡工3)が5489点と大会記録(5490点)に1点と迫るパフォーマンスでV。男子砲丸投は昨年のU16大会6位の実績を持つ細谷大智(山形中央3)が14m12で制覇。円盤投でも42m58で勝ち、投てき2冠に輝いた。
走幅跳は早藤海音(酒田東3)が7m31(-0.9)で優勝。三段跳も14m16(+1.2)で制して跳躍2種目Vを遂げている。
女子では、昨年のU18大会300m2位の赤坂美結(山形中央3)が圧巻のレースを見せた。
初日の400mを54秒85で優勝。前年に姉の美玲がマークした大会記録(56秒57)を大きく更新すると、100mを12秒03(+1.6)、200mも24秒75(+0.6)でそれぞれ制し、3冠を達成した。なお、400mでは2位の松田陽和(山形市商2)も従来の大会記録を短縮する55秒74をマークしている。
このほか、1500mでは柏倉四季(山形中央2)が4分25秒07で優勝。2位にはチームメイトの本間香(2年)が4分25秒28で入り、そろって従来の大会記録(4分29秒58)を19年ぶりに更新した。800mでも柏倉が2分12秒53で制し、本間は2分13秒28で2位と、女子中距離2種目はいずれも山形中央の2年生コンビがワン・ツーフィニッシュした。
三段跳は中学最高記録(12m27)保持者で、昨年のU16大会覇者・菅野穂乃(山形市商1)が12m02(+0.5)の大会新Vで1年生優勝を遂げた。
男子総合は山形中央がトラックとフィールドで満べんなく得点を重ねて105.5点で優勝。一方の女子総合は1種目を残して山形市商、東海大山形、山形中央の3校が競り合う状況だったが、最終種目の4×400mリレーで1位となった山形市商が93.2点で総合Vを遂げた。
東北大会は6月15日から4日間、県大会と同じNDソフトスタジアム山形で行われ、全国大会の北海道インターハイは8月2日から6日に札幌市の厚別公園競技場で開催される。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2025.01.17
編集部コラム「年末年始の風物詩」
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.16
2025.01.12
【テキスト速報】第43回都道府県対抗女子駅伝
-
2025.01.14
-
2025.01.12
-
2025.01.15
2024.12.22
早大に鈴木琉胤、佐々木哲の都大路区間賞2人が来春入学!女子100mH谷中、松田ら推薦合格
-
2024.12.22
-
2024.12.30
-
2025.01.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.01.18
都道府県男子駅伝オーダー発表!3区に塩尻和也と鶴川正也 7区は鈴木健吾、黒田朝日 4連覇狙う長野は3区吉岡大翔
◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝前日の1月18日、オーダーリストが発表された。 エントリーされていた2人の日本記 […]
2025.01.17
西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録
1月17日、西脇多可新人高校駅伝の実行委員会が、2月16日に行われる第17回大会の出場チームを発表した。 西脇多可新人高校駅伝は、兵庫県西脇市から多可町を結ぶ「北はりま田園ハーフマラソンコース(21.0795km)」で行 […]
2025.01.17
編集部コラム「年末年始の風物詩」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
2025.01.17
中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝
◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる […]
2025.01.17
栁田大輝、坂井隆一郎らが日本選手権室内出場キャンセル 日本室内大阪はスタートリスト発表
日本陸連は2月1日から2日に行われる、日本選手権室内のエントリー状況と、併催の日本室内大阪のスタートリストを発表した。 日本選手権室内では12月にエントリーが発表されていた選手のうち、男子60mに出場予定だったパリ五輪代 […]
Latest Issue 最新号
2025年2月号 (1月14日発売)
駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝