HOME 高校

2023.05.29

男子100m・鶴巻陽太が10秒36の県高校新! 山内裕太は跳躍種目3冠 /IH新潟県大会
男子100m・鶴巻陽太が10秒36の県高校新! 山内裕太は跳躍種目3冠 /IH新潟県大会

男子100mで10秒36(+1.9)の県高校新記録をマークした鶴巻陽太(三条3)

8月の北海道インターハイに向けた都道府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。

新潟県大会は5月25日~28日の4日間、新潟市陸上競技場で行われ、男女ともに好記録が数多く生まれた。

男子100mは昨年の徳島インターハイ6位の鶴巻陽太(三条3)が準決勝で10秒36(+1.9)の県高校新記録をマーク。決勝でも10秒51で(+1.3)で快勝した。さらに、準決勝では栗林航(開志国際3)が10秒43、岩舩遙信(新潟明訓3)が10秒56と従来の大会記録を塗り替えている。

準決勝を21秒台で走った8名によって行われた男子200m決勝は、小杉宗獅(東京学館新潟3)が21秒39(-0.4)で制覇。この種目でも栗林が準決勝で21秒27(-0.4)の大会新をマークした。

男子110mハードルは、大久保然(長岡大手3)が14秒29(+1.7)で優勝。大久保は今年2月に行われた日本選手権室内U20の60mハードルで7位に入った実力者で、準決勝は大会新記録となる14秒14(+1.2)の快走を見せている。

徳島インターハイでは3校が決勝に進出している男子4×100mリレーを制したのは、インターハイ6位の新潟明訓。40秒48の大会新で、東京学館新潟や開志国際を退けた。

広告の下にコンテンツが続きます

男子跳躍種目は山内裕太(開志国際3)が躍動。初日の走幅跳を7m07(+2.1)で制すると、2日目の棒高跳でも大会新記録となる5m01を跳び優勝。三段跳も14m32(+1.4)で制して跳躍種目3冠を達成した。男子走高跳は2m00で昨年の福島全中チャンピオンの東隆臣(日本文理1)が自己タイで優勝を果たしている。

混成種目でも男女ともに大会記録を塗り替え、男子八種競技を5264点で神田大和(開志国際2)が連覇。女子七種競技は、松田若菜(新潟産大附3)が4544点で制した。

女子棒高跳では、14日の新潟実業団大会で19年ぶりに県高校記録を更新した釜田美久(開志国際3)が、自己記録をさらに5cm更新する3m55で快勝している。女子砲丸投でも県高校記録を14年ぶりに更新する13m80で水藻毯乃(新潟明訓3)がトップに輝いた。

そのほか、女子1500m 、3000mは4分17秒97と9分11秒11の大会国際記録でパウリン・ワンジク(帝京長岡1)が快勝。女子1500m2位のマーガレット・アロット・エカラレ(開志国際2)も4分21秒98とこれまでの大会国際記録を塗り替えている。

男子総合は178点を獲得した開志国際が3年連続5回目の制覇。女子総合は102点を積み上げた新潟明訓が初優勝を果たした。

北信越大会は6月15日から4日間、富山県総合運動公園競技場で行われ、全国大会の北海道インターハイは8月2日から6日に札幌市の厚別公園陸上競技場で開催される。

8月の北海道インターハイに向けた都道府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。 新潟県大会は5月25日~28日の4日間、新潟市陸上競技場で行われ、男女ともに好記録が数多く生まれた。 男子100mは昨年の徳島インターハイ6位の鶴巻陽太(三条3)が準決勝で10秒36(+1.9)の県高校新記録をマーク。決勝でも10秒51で(+1.3)で快勝した。さらに、準決勝では栗林航(開志国際3)が10秒43、岩舩遙信(新潟明訓3)が10秒56と従来の大会記録を塗り替えている。 準決勝を21秒台で走った8名によって行われた男子200m決勝は、小杉宗獅(東京学館新潟3)が21秒39(-0.4)で制覇。この種目でも栗林が準決勝で21秒27(-0.4)の大会新をマークした。 男子110mハードルは、大久保然(長岡大手3)が14秒29(+1.7)で優勝。大久保は今年2月に行われた日本選手権室内U20の60mハードルで7位に入った実力者で、準決勝は大会新記録となる14秒14(+1.2)の快走を見せている。 徳島インターハイでは3校が決勝に進出している男子4×100mリレーを制したのは、インターハイ6位の新潟明訓。40秒48の大会新で、東京学館新潟や開志国際を退けた。 男子跳躍種目は山内裕太(開志国際3)が躍動。初日の走幅跳を7m07(+2.1)で制すると、2日目の棒高跳でも大会新記録となる5m01を跳び優勝。三段跳も14m32(+1.4)で制して跳躍種目3冠を達成した。男子走高跳は2m00で昨年の福島全中チャンピオンの東隆臣(日本文理1)が自己タイで優勝を果たしている。 混成種目でも男女ともに大会記録を塗り替え、男子八種競技を5264点で神田大和(開志国際2)が連覇。女子七種競技は、松田若菜(新潟産大附3)が4544点で制した。 女子棒高跳では、14日の新潟実業団大会で19年ぶりに県高校記録を更新した釜田美久(開志国際3)が、自己記録をさらに5cm更新する3m55で快勝している。女子砲丸投でも県高校記録を14年ぶりに更新する13m80で水藻毯乃(新潟明訓3)がトップに輝いた。 そのほか、女子1500m 、3000mは4分17秒97と9分11秒11の大会国際記録でパウリン・ワンジク(帝京長岡1)が快勝。女子1500m2位のマーガレット・アロット・エカラレ(開志国際2)も4分21秒98とこれまでの大会国際記録を塗り替えている。 男子総合は178点を獲得した開志国際が3年連続5回目の制覇。女子総合は102点を積み上げた新潟明訓が初優勝を果たした。 北信越大会は6月15日から4日間、富山県総合運動公園競技場で行われ、全国大会の北海道インターハイは8月2日から6日に札幌市の厚別公園陸上競技場で開催される。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.19

クレイ・アーロン竜波が800m1分47秒82 石井優吉は1分49秒79/バージニアチャレンジ

バージニアチャレンジは4月18日、米国・バージニア州シャーロッツビルで行われ、男子招待800mでクレイ・アーロン竜波(ペンシルベニア大)が1分47秒82で全体3位に入った。石井優吉は1分49秒79で全体18位だった。 4 […]

NEWS 800m日本記録保持者・久保凛が400mで54秒68の自己新記録!

2025.04.19

800m日本記録保持者・久保凛が400mで54秒68の自己新記録!

大阪高校春季地区別記録会(3、4地区)は4月19日、大阪・ヤンマーフィールド長居で行われ、女子800mで日本記録(1分59秒93)を持つ久保凛(東大阪大敬愛高3)が女子400mで54秒68の自己新記録をマークした。 40 […]

NEWS 中国・韓麒庚が男子砲丸投、円盤投2冠 女子100mも中国の張倩が11秒80でV/U18アジア選手権

2025.04.19

中国・韓麒庚が男子砲丸投、円盤投2冠 女子100mも中国の張倩が11秒80でV/U18アジア選手権

4月15日から18日の4日間、サウジアラビア・ダンマームで第6回U18アジア選手権が行われ、男子円盤投(1.5kg)を63m33で制した韓麒庚(中国)が、砲丸投(5kg)も20m23の大会新で投てき2冠に輝いた。 韓は江 […]

NEWS 男子100m清水空跳、男子110mH髙城昊紀、女子400m今峰紗希が金! 大森恵偉音は走幅跳で7m72w/U18アジア選手権

2025.04.19

男子100m清水空跳、男子110mH髙城昊紀、女子400m今峰紗希が金! 大森恵偉音は走幅跳で7m72w/U18アジア選手権

4月15日から18日の4日間、サウジアラビア・ダンマームで第6回U18アジア選手権が行われ、日本勢は男子100mの清水空跳(星稜高2石川)、男子110mハードルの髙城昊紀(宮崎西高2)、女子400mの今峰紗希(済美高3岐 […]

NEWS 編集部コラム「20年とカツ丼」

2025.04.18

編集部コラム「20年とカツ丼」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top