2023.05.27
昨年の日本インカレ男子総合で30回目の優勝を飾った順大が、5月27日に同大本郷・お茶の水キャンパスで報告会および祝賀会を開催した。
小川秀興理事長ら大学関係者、室伏広治スポーツ庁長官ら来賓、帖佐寛章・名誉部長をはじめとした歴代監督や多くのOB・OGが出席。創部70周年の節目にメモリアルVを飾った陸上競技部の偉業を、盛大に祝った。
報告会では、青木和浩部長・監督が1952年の創部からの戦績を紹介。日本インカレでは1969年の第38回大会の初優勝から16連覇を達成。そして、2連覇した昨年でついに30回の節目へと到達した。箱根駅伝でも11度の総合優勝を誇る。
五輪には1964年東京大会の山田宏臣(男子走幅跳)から、卒業生を含めて必ず代表選手を送り出している。21年の東京五輪では当時2年の三浦龍司が3000m障害で7位に入賞、当時4年の泉谷駿介(現・住友電工)が110mハードルで準決勝に進出、OBの松枝博輝(富士通)が5000mに出場した。
小川理事長は、順大陸上部最初のオリンピアンだった山田と同期だったそうで、学生時代を懐かしみながら「陸上部の活躍が日本のスポーツ界をリードする存在になってほしい」と期待を込め、エールを送った。青木部長も、「今回を節目に新たなスタートを歩み、31回目の優勝、さらなる向上を」と誓う。
また、歴代監督を称えて花束贈呈が行われたあと、その基礎を築いた帖佐名誉部長が草創期を回顧。68年メキシコ、72年ミュンヘン両五輪5000m、10000m出場、後に監督として数々の名選手を育成した澤木啓祐・名誉総監督を勧誘した当時のエピソードなどを紹介し、「これからも、強いチームとしてあり続けてほしい」と語った。
その後に行われた祝賀会は鏡開きから始まり、母校の発展を願って大いに盛り上がった。
昨年度の主将を務めた佐田征義は、「これからの陸上部やスポーツの発展につなげてほしい。(優勝回数も)31回、32回と歴史をつないでいってほしい」と後輩たちに思いを託した。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.17
2025.01.12
【テキスト速報】第43回都道府県対抗女子駅伝
-
2025.01.14
-
2025.01.12
-
2025.01.15
2024.12.22
早大に鈴木琉胤、佐々木哲の都大路区間賞2人が来春入学!女子100mH谷中、松田ら推薦合格
-
2024.12.22
-
2024.12.30
-
2025.01.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.01.18
選抜女子駅伝オーダー発表 積水化学は1区松本明莉、パナソニック5区森田香織 高校3連覇狙う神村学園は5区瀬戸口凜
第36回選抜女子駅伝北九州大会(1月19日/福岡・北九州市の小倉城歴史の道発着)前日の1月18日、各チームのオーダーが発表された。 一般の部(5区間27.2km)は実業団チームと地元・北九州市一般選抜を含めた10チームが […]
2025.01.18
都道府県男子駅伝オーダー発表!3区に塩尻和也と鶴川正也 7区は鈴木健吾、黒田朝日 4連覇狙う長野は3区吉岡大翔
◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝前日の1月18日、オーダーリストが発表された。 エントリーされていた2人の日本記 […]
2025.01.17
西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録
1月17日、西脇多可新人高校駅伝の実行委員会が、2月16日に行われる第17回大会の出場チームを発表した。 西脇多可新人高校駅伝は、兵庫県西脇市から多可町を結ぶ「北はりま田園ハーフマラソンコース(21.0795km)」で行 […]
2025.01.17
編集部コラム「年末年始の風物詩」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
2025.01.17
中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝
◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる […]
Latest Issue 最新号
2025年2月号 (1月14日発売)
駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝