HOME 大学

2023.05.27

400mH・栗林隼正49秒45の大会新V!「スタンドの声援でアドレナリンが出た」/関西インカレ
400mH・栗林隼正49秒45の大会新V!「スタンドの声援でアドレナリンが出た」/関西インカレ

男子400mHの栗林隼正(立命大/23年関西インカレ)

◇第100回関西インカレ(T&Fの部、5月24日~27日/大阪・ヤンマースタジアム長居、ヤンマーフィールド長居)3日目

関西インカレの最終日が行われ、49秒台対決となった男子1部400mハードルは、得意の後半で抜け出した栗林隼正(立命大)が自身初の50秒切りとなる49秒45で快勝した。

この記録は、同校で現在コーチを務める同大OBの小西勇太が持つ大会記録を0秒18更新するとともに、同じく小西が保持する関西学生記録に0秒04と迫る好タイムだった。最後まで栗林と激闘を演じた岩堀剛己(同大)も49秒96と、昨年までのベストを一気に2秒以上更新して2位を占めた。

「勝ちにこだわっていたのでタイムは二の次だったと思っていました」と言いつつも、「今日はスタンドからの声援もあり、アドレナリンも出ていて前半から行っても最後まで持つ感覚があった」と栗林。積極的なレースを展開し、「最後はさすがに脚が上がりませんでした」。それでも、「最後まで自分の走りに集中できた」とそのまま逃げ切り、歓喜のVフィニッシュを果たした。

冬季に走力強化に取り組み、400mのタイムを高校時代の48秒49から47秒48まで短縮。「歩数は変わりませんが、走力がついたことで前半からリズムよく行けるようになり、持ち味の後半が生かせるようになった」と好調の要因を話す。

3年ぶりのチームの大声援もあり、「秋の日本インカレで狙っていた」という関西学生記録に肉薄。「これまで前半を抑えて、後半に脚を余すことが多かった。まだ応援頼りの部分もありますが、一発ではなく安定して49秒を出せるようにしたい。これで自信を持って日本の一線級と戦っていける」と目を輝かせる。関西インカレでつかんだ自信を胸に全国の強豪に挑む。

広告の下にコンテンツが続きます

400mHは男子2部、女子も好記録。男子2部は山科真之介(神戸大)が50秒03の大会新で、46秒62で制した400mとの2冠に輝いた。4月に49秒61の好タイムをマークしていた実力を発揮した。

女子は山本亜美(立命大)が57秒41で貫録勝ちを収め、3連覇を果たした。

◇第100回関西インカレ(T&Fの部、5月24日~27日/大阪・ヤンマースタジアム長居、ヤンマーフィールド長居)3日目 関西インカレの最終日が行われ、49秒台対決となった男子1部400mハードルは、得意の後半で抜け出した栗林隼正(立命大)が自身初の50秒切りとなる49秒45で快勝した。 この記録は、同校で現在コーチを務める同大OBの小西勇太が持つ大会記録を0秒18更新するとともに、同じく小西が保持する関西学生記録に0秒04と迫る好タイムだった。最後まで栗林と激闘を演じた岩堀剛己(同大)も49秒96と、昨年までのベストを一気に2秒以上更新して2位を占めた。 「勝ちにこだわっていたのでタイムは二の次だったと思っていました」と言いつつも、「今日はスタンドからの声援もあり、アドレナリンも出ていて前半から行っても最後まで持つ感覚があった」と栗林。積極的なレースを展開し、「最後はさすがに脚が上がりませんでした」。それでも、「最後まで自分の走りに集中できた」とそのまま逃げ切り、歓喜のVフィニッシュを果たした。 冬季に走力強化に取り組み、400mのタイムを高校時代の48秒49から47秒48まで短縮。「歩数は変わりませんが、走力がついたことで前半からリズムよく行けるようになり、持ち味の後半が生かせるようになった」と好調の要因を話す。 3年ぶりのチームの大声援もあり、「秋の日本インカレで狙っていた」という関西学生記録に肉薄。「これまで前半を抑えて、後半に脚を余すことが多かった。まだ応援頼りの部分もありますが、一発ではなく安定して49秒を出せるようにしたい。これで自信を持って日本の一線級と戦っていける」と目を輝かせる。関西インカレでつかんだ自信を胸に全国の強豪に挑む。 400mHは男子2部、女子も好記録。男子2部は山科真之介(神戸大)が50秒03の大会新で、46秒62で制した400mとの2冠に輝いた。4月に49秒61の好タイムをマークしていた実力を発揮した。 女子は山本亜美(立命大)が57秒41で貫録勝ちを収め、3連覇を果たした。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.02.22

JMCランキング暫定1位の西山雄介がコンディション不良により欠場/大阪マラソン

◇大阪マラソン2025(2月24日/大阪・大阪府庁前スタート・大阪城公園フィニッシュ) 大阪マラソンの主催者は2月22日、招待選手の西山雄介(トヨタ自動車)がコンディション不良により欠場することを発表した。 西山は22年 […]

NEWS 【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(花園高3) 61m59=一般規格高校歴代2位

2025.02.22

【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(花園高3) 61m59=一般規格高校歴代2位

2月22日、京都市の京産大総合グラウンド競技場で第11回京都陸協記録会が行われ、一般規格の男子ハンマー投でアツオビン・アンドリュウ(花園高3京都)が高校歴代2位となる61m59をマークした。 アツオビンは昨年のU20日本 […]

NEWS 円盤投・堤雄司が自己2番目の61m76でV 女子100mH青木益未は13秒04 福田翔太、郡菜々佳も優勝/WAコンチネンタルツアー

2025.02.22

円盤投・堤雄司が自己2番目の61m76でV 女子100mH青木益未は13秒04 福田翔太、郡菜々佳も優勝/WAコンチネンタルツアー

世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ブロンズラベルのインターナショナル・トラック・ミート2025が2月22日、ニュージーランドのクライストチャーチで行われ、男子円盤投で堤雄司(ALSOK群馬)が61m76のセカンドベス […]

NEWS 「インターハイでも勝ちたい」高校2年の栗村凌がU20男子を制す 女子は真柴愛里が貫禄/日本選手権クロカン

2025.02.22

「インターハイでも勝ちたい」高校2年の栗村凌がU20男子を制す 女子は真柴愛里が貫禄/日本選手権クロカン

◇第40回U20日本選手権クロスカントリー(2月22日/福岡・海の中道海浜公園) U20日本選手権クロスカントリーが行われ、男子(8km)では栗村凌(学法石川高2福島)が23分20秒で優勝を果たした。 今年も全国から有力 […]

NEWS 三浦龍司が圧巻スパートで優勝 井川龍人は2年連続2位/日本選手権クロカン

2025.02.22

三浦龍司が圧巻スパートで優勝 井川龍人は2年連続2位/日本選手権クロカン

◇第108回日本選手権クロスカントリー(2月22日/福岡・海の中道海浜公園) 来年1月の世界クロスカントリー選手権(米国・タラハシー)の代表選考を兼ねた第108回日本選手権クロスカントリーが行われ、男子(10km)はパリ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年3月号 (2月14日発売)

2025年3月号 (2月14日発売)

別府大分毎日マラソン
落合 晃×久保 凛
太田智樹、葛西潤
追跡箱根駅伝&高校駅伝

page top