2023.05.26
FOCUS! 高校生INTERVIEW
平川 慧 Hirakawa Kira
コザ高3沖縄
活躍中の高校アスリートをフォーカスして紹介! 男子短距離の平川慧選手(コザ高3沖縄)にインタビューしました。中学時代から全国中学生大会400m優勝などロングスプリントで活躍。高校でも1年時からインターハイ400m3位といった実績を残し、2年時の昨年はU18大会300mで高校最高記録(32秒85)を打ち立てて2連覇を達成しています。北海道インターハイへ続く沖縄県大会を前に、高校ラストシーズンに向けた意気込みをうかがいました。
200mで20秒6~7台を
――いよいよインターハイ沖縄県大会(5月27日~30日/沖縄総合)が始まります。
平川 個人種目は今季初戦になります。全国大会(インターハイ)を目指して、まずは自分の状態や調子をしっかり見ていきたいです。
――高校ラストシーズンに向けた今の思いは。
平川 1年生のインターハイ400mで3位に入っているので、今年は優勝したい気持ちはあります。ただ、卒業後も競技を続けて世界大会に出たいという目標があるので、今後を見据えながら、最後のインターハイに出て、次につなげられるような大会にしたいと思います。
――ロングスプリントで実績を残していますが、今季はどの種目がメインになりそうですか。
平川 インターハイ路線は200mをメインと考えています。元々200mが好きなんです。目標タイムは20秒6~7台で、できれば20秒台中盤まで出したいです。県大会、地区大会を突破してインターハイあたりで出せれば良いなと思います。
――400mはどのような位置づけですか。
平川 400mは沖縄県大会の後に行われる日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)にしっかりと調子を合わせていきたいです。昨年の300mで高校最高を出しましたが、そのぐらいの力があれば、400mでは46秒台前半も狙える可能性があると聞きました。今季中に出せるか楽しみです。もちろん、400mでもインターハイを優勝したい気持ちはあります。
――昨シーズンを振り返ってください。
平川 6月のU20日本選手権400m予選で自己ベスト(47秒05)を出せたのは良かったですが、インターハイは予選落ち。原因は今でもわかりませんが、結果に自分自身も驚きましたし、悔しかったです。秋に向けて切り替えるしかありませんでした。
――昨年のインターハイ後に変えたものはありますか。
平川 結果が出なかったから、新たなことに取り組むのではなく、今までと同じウォーミングアップや動き作りなどを通じて、自分の状態をしっかりと把握するようにしました。日頃の調子を見るようになりました。
――昨年秋は200mや300mで自己新をマークしています。
平川 200mはあともう少しで目標の20秒台(10月の九州新人で21秒06/-0.6)だったので悔しかったのですが、300mはうれしかったです。
――300mでは栃木国体(少年A)で2位、U18大会は高校最高記録で優勝しました。
平川 国体はその時の自己ベスト(33秒18)で2位に入りましたが、満足せず、「もっと行けるぞ」という気持ちがありました。だから、レース後には高校最高記録(当時/32秒86)を出して優勝したエケ・ジュニア瑠音選手(北海道栄高3/現・中大)に「次のU18大会で記録を塗り替えます」と言っています。その中で0.01秒でしたが更新できたのはうれしくて、有言実行できたのは良かったです。
200mで20秒6~7台を
――いよいよインターハイ沖縄県大会(5月27日~30日/沖縄総合)が始まります。 平川 個人種目は今季初戦になります。全国大会(インターハイ)を目指して、まずは自分の状態や調子をしっかり見ていきたいです。 ――高校ラストシーズンに向けた今の思いは。 平川 1年生のインターハイ400mで3位に入っているので、今年は優勝したい気持ちはあります。ただ、卒業後も競技を続けて世界大会に出たいという目標があるので、今後を見据えながら、最後のインターハイに出て、次につなげられるような大会にしたいと思います。 ――ロングスプリントで実績を残していますが、今季はどの種目がメインになりそうですか。 平川 インターハイ路線は200mをメインと考えています。元々200mが好きなんです。目標タイムは20秒6~7台で、できれば20秒台中盤まで出したいです。県大会、地区大会を突破してインターハイあたりで出せれば良いなと思います。 ――400mはどのような位置づけですか。 平川 400mは沖縄県大会の後に行われる日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)にしっかりと調子を合わせていきたいです。昨年の300mで高校最高を出しましたが、そのぐらいの力があれば、400mでは46秒台前半も狙える可能性があると聞きました。今季中に出せるか楽しみです。もちろん、400mでもインターハイを優勝したい気持ちはあります。 ――昨シーズンを振り返ってください。 平川 6月のU20日本選手権400m予選で自己ベスト(47秒05)を出せたのは良かったですが、インターハイは予選落ち。原因は今でもわかりませんが、結果に自分自身も驚きましたし、悔しかったです。秋に向けて切り替えるしかありませんでした。 ――昨年のインターハイ後に変えたものはありますか。 平川 結果が出なかったから、新たなことに取り組むのではなく、今までと同じウォーミングアップや動き作りなどを通じて、自分の状態をしっかりと把握するようにしました。日頃の調子を見るようになりました。 ――昨年秋は200mや300mで自己新をマークしています。 平川 200mはあともう少しで目標の20秒台(10月の九州新人で21秒06/-0.6)だったので悔しかったのですが、300mはうれしかったです。 ――300mでは栃木国体(少年A)で2位、U18大会は高校最高記録で優勝しました。 平川 国体はその時の自己ベスト(33秒18)で2位に入りましたが、満足せず、「もっと行けるぞ」という気持ちがありました。だから、レース後には高校最高記録(当時/32秒86)を出して優勝したエケ・ジュニア瑠音選手(北海道栄高3/現・中大)に「次のU18大会で記録を塗り替えます」と言っています。その中で0.01秒でしたが更新できたのはうれしくて、有言実行できたのは良かったです。部員みんなで北海道へ
――陸上を始めた時期を教えてください。 平川 小学3年生です。それまでは兄の影響で、小1からサッカーをやっていたのですが、陸上経験者の母から勧められて始めました。母が通っていたクラブ(沖縄アンテロープ陸上クラブ)に入りました。 ――足が早いのはお母さん譲りですか。 平川 母はリレーで全国大会に出たことがあると聞きました。母方の祖父は100mで沖縄県記録を持っていたそうです。また叔母(母の妹)は、100mの沖縄県現中学記録保持者です。 ――当時の目標を覚えていますか。 平川 陸上を始めた頃から、いずれはオリンピックや世界選手権に出たいという気持ちがありました。当時は特に目標とする選手はいませんでしたけど、日本代表のユニフォームを着て金メダルを取りたい気持ちはありました。オリンピックに出るという目標は今も変わりません。 ――中3で全国中学生大会400mで優勝しました。 平川 大会前の自己ベストは50秒台でしたが、一気に48秒48まで記録を短縮しました。小さい頃からの目標に一歩近づいたと思いました。 ――現在、あこがれの選手はいますか。 平川 東京五輪男子走幅跳に出場した津波響樹選手(大塚製薬)です。地元出身の日本代表選手で、かっこいいと思います。 [caption id="attachment_103028" align="alignnone" width="800"]
平川慧のプロフィール
◎ひらかわ・きら/2005年8月25日生まれ。沖縄・あげな中―コザ高。小学3年生で陸上を始め、さまざまな種目を経験。中学3年時の20年全国中学生大会400mでは、大会前の自己ベストを1秒69更新する48秒48(当時中学歴代5位、現・歴代5位タイ)をマークして優勝する。高校入学後、1年時には南九州大会で400m47秒77(高1歴代10位)をマークすると、福井インターハイでは3位に食い込んだ。U18大会300mでは優勝している。2年時の昨年は、インターハイこそ入賞を逃したが、400mでU20日本選手権6位や、300mでは栃木国体少年A2位、U18大会優勝などの成績を残した。自己ベストは100m10秒74(22年)、200m21秒06(22年)、300m32秒85(高校最高、22年)、400m47秒05(22年) [caption id="attachment_103029" align="alignnone" width="800"]
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.02.22
【大会結果】第108回日本選手権クロスカントリー(2025年2月22日)
2025.02.21
編集部コラム「奥が深い」
-
2025.02.21
-
2025.02.21
-
2025.02.21
2025.02.17
日本郵政グループ女子陸上部 「駅伝日本一」へのチームづくりとコンディショニング
2025.02.16
男子は須磨学園が逆転勝ち! 女子は全国Vの長野東が強さ見せる/西脇多可高校新人駅伝
-
2025.02.16
-
2025.02.16
-
2025.02.16
-
2025.02.16
2025.02.02
【大会結果】第77回香川丸亀国際ハーフマラソン(2025年2月2日)
2025.02.02
大迫傑は1時間1分28秒でフィニッシュ 3月2日の東京マラソンに出場予定/丸亀ハーフ
-
2025.02.14
-
2025.02.09
-
2025.02.02
-
2025.01.26
-
2025.01.31
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.02.22
【大会結果】第108回日本選手権クロスカントリー(2025年2月22日)
【大会結果】第108回日本選手権クロスカントリー(2025年2月22日/福岡・海の中道海浜公園) ●男子10km 1位 三浦龍司(SUBARU) 28分24秒 2位 井川龍人(旭化成) 28分25秒 3位 塩尻和也 […]
2025.02.22
今年も福岡でクロカン日本一決定戦! 日本選手権&U20日本選手権クロカンに有力選手が多数出場
第108回日本選手権クロスカントリー、第40回U20日本選手権クロスカントリーは今日2月22日、福岡・海の中道海浜公園の1周2kmのコースを舞台に行われる。 日本選手権は男子が10km、女子が8kmで争われ、男子にはパリ […]
2025.02.21
編集部コラム「奥が深い」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
2025.02.21
ひらまつ病院にニューイヤー駅伝3年連続出走の三田眞司が加入 「チームの最高順位に貢献」
ひらまつ病院は2月16日付で、サンベルクスに所属していた三田眞司が加入したと発表した。 29歳の三田は神奈川県出身。光明学園相模原高では3年時に全国都道府県対抗男子駅伝4区9位と力走。国士大では3年時に全日本大学駅伝で3 […]
2025.02.21
斎藤将也、不破聖衣来、菖蒲敦司らが欠場を発表/日本選手権クロカン
福岡クロカン事務局は第108回日本選手権クロスカントリーの2月21日時点での欠場者リストを公開した。 男子では斎藤将也(城西大)や谷本昂士郎(順大)ら5人が新たに欠場を発表。女子は不破聖衣来、新井沙希(ともに拓大)、板井 […]
Latest Issue
最新号

2025年3月号 (2月14日発売)
別府大分毎日マラソン
落合 晃×久保 凛
太田智樹、葛西潤
追跡箱根駅伝&高校駅伝