2023.05.22
◇セイコーゴールデングランプリ2023(5月21日/神奈川・日産スタジアム)
世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが行われた。
最初の種目となった男子やり投はディーン元気(ミズノ)が82m03とただ1人80mを超えて優勝。同時間帯だった女子走幅跳はルゾロ・マセリ(ドイツ)が6m79(+2.5)で優勝した。日本人トップの4位にオレゴン世界選手権代表の秦澄美鈴(シバタ工業)が6m48(+0.7)。5位の髙良彩花(JAL)はセカンドベストの6m46(+2.0)だった。
圧巻だったのが男子100mの世界王者フレッド・カーリー(米国)。予選で今季世界リスト2位となる9秒88(+1.5)をマークすると、決勝では9秒91(+0.4)で完勝した。「ブダペスト世界選手権は楽勝になる」と高らかに宣言。「素晴らしい大会だった」と笑顔を見せた。
男子110mハードルは日本記録保持者の泉谷駿介(住友電工)が、自身の日本記録に0.01秒に迫る13秒07(+0.8)を叩き出して優勝。この記録は今季世界リスト2位に入る。高山峻野(ゼンリン)も13秒25とブダペスト世界選手権の参加標準記録(13秒28)を再び突破している。
女子100mハードルも快記録が連発。寺田明日香(ジャパンクリエイト)が自己タイの12秒86(+0.4)で制すと、2位に田中佑美(富士通)が自己新の12秒89で続き、日本記録保持者の福部真子(日本建設工業)が3位。5位の青木益未(七十七銀行)、6位の清山ちさと(いちご)と5人の日本人が12秒台となり、これは日本初のことだった。
男子走幅跳は吉田弘道(神崎郡陸協)が6回目に8m26(+1.0)という日本歴代3位のビッグジャンプで逆転V。ブダペスト世界選手権の参加標準記録8m25を突破し、昨年のオレゴン世界選手権金メダリスト王嘉男(中国)相手に大金星を上げた。6月の日本選手権で3位以内に入れば初の世界選手権代表に内定する。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.17
駅伝王者に復権した旭化成 選手たちがパフォーマンスを最大限に発揮できた要因とは?
2025.04.17
フレイザー・プライスが愛息子の前で激走!運動会の保護者レースで他を圧倒
-
2025.04.16
-
2025.04.15
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.12
-
2025.04.12
-
2025.04.12
-
2025.04.12
-
2025.04.13
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.03.23
-
2025.04.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.17
【世界陸上プレイバック】―93年シュツットガルト―男子マイルリレーで米国が驚異的な世界新!マラソン浅利純子が日本女子初の金
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.04.17
駅伝王者に復権した旭化成 選手たちがパフォーマンスを最大限に発揮できた要因とは?
1月1日に群馬県で開催された第69回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)で、旭化成は5年ぶりに優勝。最多優勝回数を1つ上積みして「26」とした。7人全員がミスなく走り切り、区間賞2つ、区間2位も2つ。同日付で旭化成陸 […]
2025.04.17
フレイザー・プライスが愛息子の前で激走!運動会の保護者レースで他を圧倒
女子短距離のレジェンド、シェリー・アン・フレイザー・プライス(ジャマイカ)が愛する息子の前で激走した。 元世界女王であり五輪金メダリストのフレイザー・プライスが、17年に出産したジオン君の学校で行われた運動会での保護者レ […]
2025.04.16
上海ハーフに前回8位の太田蒼生、國學院大・上原琉翔、青学大の黒田然らエントリー
4月20日に行われる上海ハーフマラソン(4月20日)のエントリーが発表されており、プロランナーとなった青学大卒の太田蒼生(GMOインターネットグループ)が登録した。太田は青学大時代、4年連続で箱根駅伝に出走。3年時は3区 […]
2025.04.16
ダイヤモンドリーグ第1戦厦門に110mH泉谷駿介と村竹ラシッドが登録!サニブラウン、三浦龍司、豊田兼もエントリー
世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)第1戦となる厦門大会(中国/4月26日)のエントリーリストが発表された。 男子110mハードルには、ブダペスト世界選手権5位の泉谷駿介(住友電工)と、パリ五輪5位の村竹ラシッド(JA […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)