意識の変化で成長を遂げた東洋大の中村彰太
もう一人、忘れてはならないのが3位の中村彰太(東洋大)。予選10秒12(+3.4)、準決勝10秒23(+1.6)と快走を見せていた。
決勝は「モニターに自分が映ったのでもしかして優勝できたかなと思った」と笑ったが、惜しくも3位。ただ、「格上だった後輩の栁田との差を縮められました」と胸を張った。
静岡・浜松の名門クラブチーム「河輪AC」出身で、浜松工高時代には2年でインターハイ4位。3年時も100m5位、200m7位と2種目で入賞した。大学2年時に腰のケガなどあったが、昨年は日本インカレ4位。準決勝では10秒24と自己記録を短縮している。
3年目になる時にも順調にトレーニングを積めたが、さらに昨秋以降は「最上級生としてチームを引っ張っていこう」と気持ちに変化が。「練習でも手を抜かずに、後輩たちにも気を配るようになって、自分にも集中できました」。意識の変化から、同じ練習でも成長度合いが格段に上がった。
今年は日本学生個人選手権で井上に次ぐ10秒23の2位。井上とともにワールドユニバーシティゲームズ代表にもなった。
この日の快走で「10秒1台は見えてきました。日本選手権決勝を目指していきます」と手応えをつかんだ中村。豪華な東洋大スプリントをまとめる頼れる兄貴分として、学生ラストシーズンでさらなる飛躍を見せそうだ。
にわかにハイレベルな様相を呈してきた学生スプリント陣。その中心に栁田がいるのは間違いないが、刺激を受けるように選手層に厚みが出てきた。ブダペスト世界選手権、パリ五輪、そして東京世界選手権へ。シニアを相手にどんどんと突き上げていきそうだ。
意識の変化で成長を遂げた東洋大の中村彰太
[caption id="attachment_101848" align="alignnone" width="2508"] 100mで1位・栁田と3位・中村。2人を擁した東洋大が4×100mR優勝[/caption] もう一人、忘れてはならないのが3位の中村彰太(東洋大)。予選10秒12(+3.4)、準決勝10秒23(+1.6)と快走を見せていた。 決勝は「モニターに自分が映ったのでもしかして優勝できたかなと思った」と笑ったが、惜しくも3位。ただ、「格上だった後輩の栁田との差を縮められました」と胸を張った。 静岡・浜松の名門クラブチーム「河輪AC」出身で、浜松工高時代には2年でインターハイ4位。3年時も100m5位、200m7位と2種目で入賞した。大学2年時に腰のケガなどあったが、昨年は日本インカレ4位。準決勝では10秒24と自己記録を短縮している。 3年目になる時にも順調にトレーニングを積めたが、さらに昨秋以降は「最上級生としてチームを引っ張っていこう」と気持ちに変化が。「練習でも手を抜かずに、後輩たちにも気を配るようになって、自分にも集中できました」。意識の変化から、同じ練習でも成長度合いが格段に上がった。 今年は日本学生個人選手権で井上に次ぐ10秒23の2位。井上とともにワールドユニバーシティゲームズ代表にもなった。 この日の快走で「10秒1台は見えてきました。日本選手権決勝を目指していきます」と手応えをつかんだ中村。豪華な東洋大スプリントをまとめる頼れる兄貴分として、学生ラストシーズンでさらなる飛躍を見せそうだ。 にわかにハイレベルな様相を呈してきた学生スプリント陣。その中心に栁田がいるのは間違いないが、刺激を受けるように選手層に厚みが出てきた。ブダペスト世界選手権、パリ五輪、そして東京世界選手権へ。シニアを相手にどんどんと突き上げていきそうだ。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.17
2025.01.12
【テキスト速報】第43回都道府県対抗女子駅伝
2025.01.14
創価大が来春入学の長距離10人を発表! 西脇工・衣川勇太、倉敷・大倉凰來ら
-
2025.01.12
-
2025.01.15
2024.12.22
早大に鈴木琉胤、佐々木哲の都大路区間賞2人が来春入学!女子100mH谷中、松田ら推薦合格
-
2024.12.22
-
2024.12.30
-
2025.01.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.01.18
選抜女子駅伝オーダー発表 積水化学は1区松本明莉、パナソニック5区森田香織 高校3連覇狙う神村学園は5区瀬戸口凜
選抜女子駅伝 各チームのオーダーと区間距離をチェック! ■一般の部(5区間27.2km) 【1区5.3km―2区3.8km―3区3.9km―4区3.8km―5区10.4km】 肥後銀行▼ 堤好伽―多田妃奈―南雲栞理―高江 […]
2025.01.18
都道府県男子駅伝オーダー発表!3区に塩尻和也と鶴川正也 7区は鈴木健吾、黒田朝日 4連覇狙う長野は3区吉岡大翔
47チームのオーダーをチェック! ■第30回全国都道府県対抗男子駅伝オーダー (左から1区―2区―3区―4区―5区―6区―7区 ※[F]はふるさと選手) 北海道▼ 吉田星―杉田來翔―岩崎大洋 [F]―三浦清史―林柚杏―泉 […]
2025.01.17
西脇多可新人高校駅伝の出場校決定!男子は佐久長聖、大牟田、九州学院、洛南 女子は長野東、薫英女学院など有力校が登録
第17回西脇多可新人高校駅伝の出場チーム 男子 ※総合の部 桐生(群馬) 埼玉栄(埼玉) 中越(新潟) 高岡向陵・高岡商(富山) 遊学館(石川) 敦賀気比(福井) 鯖江(福井) 佐久長聖A(長野) 佐久長聖B(長野) 大 […]
2025.01.17
編集部コラム「年末年始の風物詩」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
2025.01.17
中・高校生充実の長野“4連覇”なるか 実力者ぞろいの熊本や千葉、岡山、京都、福岡も注目/都道府県男子駅伝
◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km) 中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる […]
Latest Issue 最新号
2025年2月号 (1月14日発売)
駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝