HOME 国内

2023.04.29

多田修平10秒68でグランプリに届かず「試合を楽しめない」東京五輪後の苦悩明かす/織田記念
多田修平10秒68でグランプリに届かず「試合を楽しめない」東京五輪後の苦悩明かす/織田記念

23年織田記念100mは10秒68だった多田修平

◇第57回織田幹雄記念(4月29日/広島・エディオンスタジアム広島)

日本グランプリシリーズG1の織田記念が行われ、セイコーチャレンジの男子100mの3組に東京五輪代表の多田修平(住友電工)が出場。10秒68(+0.3)の組6着でフィニッシュして、上位3人が得られるグランプリ予選出場は得られなかった。

苦しい胸を内を吐露した。「腸腰筋の張りはあった」というものの、それ以上に「気持ちの面。集中できていなかった」と言う。

「東京五輪が終わってからどうしても気持ち的に試合を楽しめない気持ちが続いています。ずっと目指してきた中で失敗レースもした。切り替えらていない。去年は前向きに頑張っているようで中身がついてこなかった」

情熱を傾けて挑んだ東京五輪。だからこそ反動は大きい。桐生祥秀(日本生命)もまた昨年の日本選手権の後に「何のために走っているのか」と自問自答して休養をとった。「僕は長く活躍してきたわけではないですが、その気持ちはすごくわかります」と話す。

「少し時間はかかるかもしれませんが、何とかしていい走りをしたて、また返り咲きたい」

広告の下にコンテンツが続きます

世界を驚かせたロケットダッシュ。そのスピードを日本中が待っている。

◇第57回織田幹雄記念(4月29日/広島・エディオンスタジアム広島) 日本グランプリシリーズG1の織田記念が行われ、セイコーチャレンジの男子100mの3組に東京五輪代表の多田修平(住友電工)が出場。10秒68(+0.3)の組6着でフィニッシュして、上位3人が得られるグランプリ予選出場は得られなかった。 苦しい胸を内を吐露した。「腸腰筋の張りはあった」というものの、それ以上に「気持ちの面。集中できていなかった」と言う。 「東京五輪が終わってからどうしても気持ち的に試合を楽しめない気持ちが続いています。ずっと目指してきた中で失敗レースもした。切り替えらていない。去年は前向きに頑張っているようで中身がついてこなかった」 情熱を傾けて挑んだ東京五輪。だからこそ反動は大きい。桐生祥秀(日本生命)もまた昨年の日本選手権の後に「何のために走っているのか」と自問自答して休養をとった。「僕は長く活躍してきたわけではないですが、その気持ちはすごくわかります」と話す。 「少し時間はかかるかもしれませんが、何とかしていい走りをしたて、また返り咲きたい」 世界を驚かせたロケットダッシュ。そのスピードを日本中が待っている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.16

上海ハーフに前回8位の太田蒼生、國學院大・上原琉翔、青学大の黒田然らエントリー

4月20日に行われる上海ハーフマラソン(4月20日)のエントリーが発表されており、プロランナーとなった青学大卒の太田蒼生(GMOインターネットグループ)が登録した。太田は青学大時代、4年連続で箱根駅伝に出走。3年時は3区 […]

NEWS ダイヤモンドリーグ第1戦厦門に110mH泉谷駿介と村竹ラシッドが登録!サニブラウン、三浦龍司、豊田兼もエントリー

2025.04.16

ダイヤモンドリーグ第1戦厦門に110mH泉谷駿介と村竹ラシッドが登録!サニブラウン、三浦龍司、豊田兼もエントリー

世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)第1戦となる厦門大会(中国/4月26日)のエントリーリストが発表された。 男子110mハードルには、ブダペスト世界選手権5位の泉谷駿介(住友電工)と、パリ五輪5位の村竹ラシッド(JA […]

NEWS 人間スポーツ科学科を持つ公立高校が「O2Room®」を導入、スポーツコンディショニングの授業に活用
PR

2025.04.16

人間スポーツ科学科を持つ公立高校が「O2Room®」を導入、スポーツコンディショニングの授業に活用

全国区で活躍する部活動もサポート 2016年に創立100周年を迎えた大阪の伝統校でもある府立桜宮高等学校。1980年にこれまでの普通科に加え大阪府内では初めてとなる体育科を新設し、さらに1999年にはスポーツ健康科学科を […]

NEWS 東京世界陸上競歩代表を発表!20km世界記録の山西利和、35km・川野将虎、女子は藤井菜々子、最多6度目の岡田ら

2025.04.16

東京世界陸上競歩代表を発表!20km世界記録の山西利和、35km・川野将虎、女子は藤井菜々子、最多6度目の岡田ら

日本陸連は4月16日、東京世界選手権の競歩代表9名を発表した。 男子20kmは2月の日本選手権を1時間16分10秒の世界新で制した山西利和(愛知製鋼)が4大会連続の代表に内定済みで、同2、3位の丸尾知司(愛知製鋼)、吉川 […]

NEWS 「Tokyo:Speed:Race」に太田智樹、近藤亮太、前田穂南、小林香菜らがエントリー! 海外トップ選手も参加 5月3日に神宮外苑で開催

2025.04.16

「Tokyo:Speed:Race」に太田智樹、近藤亮太、前田穂南、小林香菜らがエントリー! 海外トップ選手も参加 5月3日に神宮外苑で開催

アシックスは4月16日、さまざまなレベルのランナーが自己ベスト更新に挑戦できるレースイベント「Tokyo:Speed:Race」(5月3日)に出場するエリート選手のメンバーを発表した。 同大会はロードレースでは初となるペ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top